心停止対応の流れ AHA 2025 · 医療者向け 生後28日以降〜思春期前。
院内承認前の参照資料
表示中:心停止を疑ったとき
心停止を疑ったとき 反応がなく、正常な呼吸がない場合(死戦期呼吸を含む)に、脈を10秒以内で確認します。
上の状態で明確な脈がない、または脈の有無を判断できない場合は、胸骨圧迫と換気を開始する。 明確な脈がある場合は呼吸・循環を評価する。呼吸が不十分なら換気を支援する。 応援と救急カートを要請する。体重入力や画面操作を待ってCPRを遅らせない。 脈なし・判断できない:初動の説明
初動を並行して進める 胸骨圧迫、換気、モニター装着を同時に進めます。
胸骨圧迫とバッグマスク換気を開始し、酸素を投与する。 モニター・除細動器を装着する。血管路の確保と薬剤準備は並行する。 胸骨圧迫の速さ・深さ・換気方法は「CPRの質」で確認する。 リズムの分岐を見る
リズムと脈を評価する 医療者が確認したリズムに応じて、対応を選びます。
VF/無脈性VTはショック適応。心静止/PEAはショック非適応。 規則的なリズムが見えたら脈を確認する。心電図だけで循環回復と判断しない。 リズム確認による胸骨圧迫の中断を短くする。 VF/無脈性VTの説明 心静止/PEAの説明 脈・循環の回復を確認:心停止後管理
VF/無脈性VT 除細動を優先し、ショック直後にCPRを再開します。
薬剤や血管路の準備を理由に、除細動を遅らせない。 初回2J/kg、2回目4J/kg。以降は4J/kg以上とし、10J/kgまたは成人最大量を超えない。実際の回数・機器の上限を確認する。 1回のショック直後にCPRを再開し、2分間続ける。IV/IO確保と可逆的原因の検索を並行する。 アドレナリンは原則2回の除細動後に投与する。迅速な除細動ができない場合は、それより早い投与を検討する。 難治性VF/無脈性VTでは、3回目除細動後のCPR中にアミオダロンまたはリドカインを検討する。投与量は「血管路・薬剤」を参照する。 この説明を開いた回数は、実施したショック回数ではない。初回・追加の量は処置歴を確認して選ぶ。 CPR中に確認すること
心静止/PEA ショックは行わずCPRを続け、アドレナリンを早期に投与します。
IV/IOを確保し、アドレナリンをできるだけ早く投与する。最初の2分が終わるまで待たない。 胸骨圧迫と換気を続ける。可逆的原因の検索と治療を並行する。 アドレナリンはIV/IO 0.01mg/kg、1回最大1mg。ROSCまで3〜5分間隔の反復を検討する。実際の投与時刻を確認する。 CPR中に確認すること
CPRを2分間続ける 圧迫の質を保ち、原因検索と薬剤の確認を並行します。
圧迫担当は約2分で交代する。疲労があれば早めに交代し、中断を短くする。 血管路を確保し、必要な薬剤を準備する。アドレナリンの反復は実際の投与時刻と3〜5分間隔を確認する。 ショック適応・非適応のどちらでも、可逆的原因を探して治療する。 高度な気道を確保した場合は挿管位置を呼気CO₂などで確認し、過換気を避ける。 約2分ごとの再評価へ
リズムを再評価する リズムが変わったら、現在の所見に合わせて対応を切り替えます。
約2分ごとにリズムを確認する。圧迫の中断を短くする。 規則的なリズムでは脈を確認する。脈・循環の回復を確認できた場合は心停止後管理へ進む。 VF/無脈性VTに変わった場合はショック適応へ。心静止/PEAに変わった場合はショック非適応へ進む。 経路を切り替えても、過去のショック回数・投与時刻を確認する。画面から処置歴は推定しない。 VF/無脈性VT:ショック適応の説明 心静止/PEA:ショック非適応の説明 脈・循環の回復を確認:心停止後管理
循環回復後の管理 脈・循環の回復を医療者が確認したら、心停止後管理へ移ります。
酸素化・換気、血圧、体温、けいれん、血糖・電解質を評価する。 集中治療チーム・搬送先と連携する。詳細は「心停止後管理」を参照する。 再び脈がなくなった、または判断できない場合はCPRを開始し、リズムを再評価する。 再心停止:リズムの評価へ
初動の説明に戻る 参照画面です。閲覧で処置の実施記録や投与回数は更新しません。
CPRの質 胸骨圧迫は100〜120回/分。深さは胸郭の前後径の少なくとも1/3(乳児約4cm、小児約5cm)。胸郭を十分に戻す。 高度な気道がない場合は、救助者1人で30:2、2人以上で15:2。思春期前の対象に適用する。 高度な気道がある場合は圧迫を連続し、換気は20〜30回/分を目安に年齢と臨床状態で調節する。過換気を避ける。 圧迫担当は約2分で交代する。リズム確認と交代による中断を短くする。 可逆的原因 循環血液量減少、低酸素、アシドーシス、低血糖、低/高カリウム、低体温。 緊張性気胸、心タンポナーデ、中毒、肺/冠動脈血栓。 ショック適応・非適応の両経路で、CPRを続けながら検索し、原因に応じて治療する。 血管路・薬剤 IV(静脈内)またはIO(骨髄内)を確保する。除細動とCPRを遅らせない。 アドレナリンは0.01mg/kg、1回最大1mg。0.1mg/mLの調製液なら0.1mL/kg。原液と調製液を混同しない。 非適応リズムでは早期投与。適応リズムでは原則2回除細動後に投与し、迅速な除細動ができない場合は早い投与を検討する。ROSCまで3〜5分間隔の反復を検討する。 難治性VF/無脈性VTに、アミオダロン5mg/kgボーラス(初回最大300mg、追加の1回最大150mg)またはリドカイン1mg/kgを検討する。反復方法は原典と院内手順を確認する。 投与前に、採用製剤・調製濃度・投与方法・実際の投与時刻を確認する。 心停止後管理 酸素化・換気は基礎疾患と臨床状態に合わせて調節する。SpO₂は94〜99%を目安にする。 収縮期血圧と平均血圧は年齢別10パーセンタイルを超えるよう管理する。低血圧の診断閾値をそのまま管理目標にしない。 昏睡例では中枢体温を継続監視し、37.5℃を超える発熱を避ける。体温管理療法の方法は集中治療チームと決める。 持続する意識障害では、資源があれば脳波を評価する。けいれんを治療し、血糖と電解質を評価する。 根拠・対象・確認日 体重未入力でも、初動と次の判断を確認できます。
生後28日以降〜思春期前。出生直後の新生児蘇生は対象外。
院内採用手順・製剤・機器の確認前。院内承認済みの手順ではありません。
AHA 2025の原典を基にした説明です。院内採用基準を確認して使用してください。
説明の更新日:2026-10-14
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