6-16 蜂窩織炎・眼窩周囲蜂窩織炎

緊急

6-16蜂窩織炎・眼窩周囲蜂窩織炎

皮膚の発赤・腫脹・熱感、目のまわりの腫れ
β版 · 紙面の最終確認 2026-10-30

日付は紙面の確認日です。院内承認を示すものではありません。処方・運用は、本文の適用条件と出典、院内の採用薬・手順を確認してください。

このページの目次9項目

ページ内目次

1ポイント

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2鑑別のながれ

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3検査

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4対応の注意

治療期間の目安は局所所見が消失するまで、経過に応じて7〜14日程度。抗菌薬の具体的な薬剤・用量の院内レジメンは現時点で未整備(作成中)。
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5膿瘍を疑うときの専門接続

  1. 痛み・範囲・全身状態を評価し、壊死性病変や敗血症なら緊急対応する
  2. 排膿・培養の要否を処置可能な外科と相談する。当院で盲目的に穿刺・切開しない
  3. 自然排液があれば安全に採取可能な検体の培養を検討し、抗菌薬投与歴を伝える
やってはいけない・落とし穴
  • 皮膚の発赤だけで膿瘍と決めない。深部感染が疑わしければ画像/外科相談を遅らせない
  • 手技書の試験穿刺の記載を、そのまま当院での実施許可としない
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6帰宅・入院の目安

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7診療中の疑問と回答

抗菌薬開始翌日に赤みが少し広がった。直ちに変更する?
開始直後は見かけ上悪化することもある。範囲を記録し、疼痛、発熱、全身状態と服薬状況を合わせて評価する。ただし不釣り合いな強い痛み、急速な進行、壊死・水疱、循環不良は待たず外科・上位施設へ相談する。安定例でも24〜48時間で再評価する。
根拠:RCH 小児皮膚軟部組織感染(海外指針) / RCH 眼窩・眼窩周囲蜂窩織炎(海外指針)
眼瞼が腫れているが、内服して明日まで待てる?
視力・複視・眼球運動時痛、眼球突出、強い頭痛を確認する。評価困難な乳幼児や腫脹で眼を診られない例も慎重に扱う。当院当直帯は造影CTができないため、眼窩内感染を否定できず迷う場合は検査可能な施設へ同日相談する。
根拠:RCH 小児皮膚軟部組織感染(海外指針) / RCH 眼窩・眼窩周囲蜂窩織炎(海外指針)
膿瘍を伴う蜂窩織炎は抗菌薬増量だけで治る?
波動や限局した腫脹、改善しない疼痛があれば膿瘍・異物を再評価し、超音波などと排膿の要否を相談する。感染源の処置が必要なら薬の変更だけでは不十分。当院で独自に穿刺・切開せず、処置可能な外科へつなぐ。
根拠:RCH 小児皮膚軟部組織感染(海外指針) / RCH 眼窩・眼窩周囲蜂窩織炎(海外指針)
蜂窩織炎でショック様所見があれば?
重症の皮膚軟部組織感染では敗血症・ショックを伴いうる。壊死性筋膜炎・敗血症を考える。
目の所見がなければ眼窩蜂窩織炎は否定できる?
できない。眼科的症状が全くみられないOC症例が報告されている。
膿瘍が疑われたらどうする?
当院で独自に穿刺・切開せず、排膿と培養の要否を外科へ相談する。自然排液が得られる場合は培養を検討する。
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9家族への説明

皮膚の深いところに細菌が入って炎症を起こしています。赤みの範囲に印をつけました。これが広がるかどうかが、薬が効いているかの目安になります。印を超えて広がる・熱が上がる・ぐったりするときは、時間を待たずに来てください。目のまわりの場合は、奥まで炎症が及んでいないかを確かめることがあります。奥に及んでいると、目や脳に影響することがあるためです。

一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。

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