7-8小児の難聴・聴覚評価
なんちょう・きこえ・ABR・ASSR
β版 · 紙面の最終確認 2026-10-30
日付は紙面の確認日です。院内承認を示すものではありません。処方・運用は、本文の適用条件と出典、院内の採用薬・手順を確認してください。
このページの目次8項目
1ポイント
- 呼びかけへの反応、音量、言語経過、家庭/保育/学校での聞き取り、片側の懸念、中耳疾患や既往を確認する。[1][2]
- 呼びかけへの反応低下や言語の遅れ:次の健診を待たず小児難聴を扱う耳鼻科へ。[2]
- 急な片側/両側の聴力低下は、耳鳴り・耳閉感・めまいの訴えも確認して速やかな耳鼻科評価につなぐ。通常の発達評価予約を待たない。[4] 慢性の難聴は原因と程度に応じ治療、補聴、人工内耳の適否、手話を含むコミュニケーション保障と療育を連携して考える。[1][2]
2鑑別のながれ
- 言語が遅い→音への反応があっても語音理解が不十分→発達性言語障害等と並行して難聴を確認。[1]
- 学童の聞き取りづらさ→場面差、片側性、中耳所見→聴力と学習・注意の両面を評価する。[1][2]
3検査
- 耳鏡と発達に応じた聴力評価を行い、ABR/ASSRや行動反応の検査を専門耳鼻科で組み合わせる。見た目や家庭での音反応だけで判断しない。[1]
4対応の注意
避けること・注意:発語がある、新生児検査pass、家では聞こえるとの説明だけで精査を終えない。[1][2]。
↑ このページの入口へ5初期対応と継続管理
初期対応
- 急な片側/両側の聴力低下は、耳鳴り・耳閉感・めまいの訴えも確認して速やかな耳鼻科評価につなぐ。通常の発達評価予約を待たない。[4] 慢性の難聴は原因と程度に応じ治療、補聴、人工内耳の適否、手話を含むコミュニケーション保障と療育を連携して考える。[1][2]
フォローと再評価
- 検査完遂、結果説明とコミュニケーション支援が始まったか確認し、健診後も聞こえを追跡する。[1][2]
根拠と適用範囲
- 日耳鼻 乳幼児健診で難聴:乳幼児の聴覚評価、ABR/ASSR、専門紹介と手話を含む支援。
- 日耳鼻 見逃さないで!子どもの難聴:新生児検査後の遅発性難聴、反応/発語で否定しない、早期紹介。
- 日耳鼻 新生児聴覚スクリーニングマニュアル第2版案内:2026年9月第2版の存在と簡易版公開案内。本文全冊は未読のため本文確認済みとはしない。
- 日耳鼻 耳の病気・突発性難聴:急な難聴の早期受診・検査と治療への接続。小児では発達段階に適した評価を要する。
6帰宅・入院の目安
- 帰宅緊急の全身・神経症状がなく、聴覚検査と支援の予約を確保。[1][2]
- 入院難聴単独では通常外来。急性の感染/神経症状などは病態に応じ評価。[1]
- 搬送・紹介小児難聴の精密検査機関、言語聴覚士、地域の療育・教育支援へ。[1][3]
7診療中の疑問と回答
- 新生児聴覚検査が正常なら、言葉の遅れで再検は不要?
- 出生後に生じる難聴や進行性難聴はある。呼びかけへの反応低下、音量増加、言語の遅れがあれば、過去の合格結果だけで除外せず精密聴力検査へつなぐ。発達評価と聴覚評価を並行し、次の健診まで待たない。
根拠:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 乳幼児健診で難聴 / 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 子どもの難聴 / 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 耳の病気・突発性難聴 - 片耳は聞こえているなら治療・支援を待てる?
- 片側難聴でも騒がしい場所での聞き取りや音の方向の把握に支障がある。左右別の評価と原因検索を耳鼻科へ依頼し、家庭・園学校での困りごとを聞く。席位置や話し掛け方などの支援を、両側難聴になるまで先送りしない。
根拠:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 乳幼児健診で難聴 / 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 子どもの難聴 / 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 耳の病気・突発性難聴 - 急に聞こえないという訴えも通常の検査予約でよい?
- 急性の片側・両側難聴は耳鳴り、耳閉感、めまいと耳所見を確認し、速やかに耳鼻科へ連絡する。耳垢や滲出性中耳炎と思い込まず、感音難聴などを評価する。顔面麻痺や神経症状を伴えば緊急度を上げる。
根拠:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 乳幼児健診で難聴 / 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 子どもの難聴 / 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 耳の病気・突発性難聴
8家族への説明
聞こえにくさは外から分からないことがある。子どもに合う方法で会話を続け、検査と並行して伝わる環境を整える。[1][2]
一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。