11-17 低身長・思春期早発(当直での緊急性判断)

緊急

11-17低身長・思春期早発(当直での緊急性判断)

成長曲線・思春期発来・神経症状の有無
β版 · 紙面の最終確認 2026-10-30

日付は紙面の確認日です。院内承認を示すものではありません。処方・運用は、本文の適用条件と出典、院内の採用薬・手順を確認してください。

このページの目次8項目

ページ内目次

1ポイント

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2鑑別のながれ

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3検査

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4対応の注意

避けること・注意:低身長・思春期早発を当直で確定診断しようとすること、思春期前の性器出血を様子見にすること、神経症状のない思春期早発を緊急搬送すること(外来紹介でよい)。
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5帰宅・入院の目安

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6診療中の疑問と回答

身長が−2SD以内なら紹介は不要?
単回の身長だけでなく成長曲線の傾きと成長速度を確認する。以前の曲線から下へ外れる、体重増加不良や慢性症状を伴う場合は基準範囲内でも評価が必要。両親の身長、出生歴、薬剤、思春期の進み方をそろえて小児内分泌へ相談する。
根拠:日本小児内分泌学会 低身長 / 日本小児内分泌学会 思春期早発症
背を伸ばすサプリや成長ホルモンを先に試す?
病的な低身長の有無を確認せず開始しない。食事・睡眠と慢性疾患を評価し、成長ホルモン治療は適応疾患と専門検査に基づいて判断する。効果が証明されていないサプリで紹介を遅らせず、成長曲線と再評価の時期を共有する。
根拠:日本小児内分泌学会 低身長 / 日本小児内分泌学会 思春期早発症
早い乳房発育にすぐ思春期抑制治療が必要?
発症年齢、進行速度、身長の伸びと他の二次性徴を確認し、単独の乳房発育と進行する思春期を区別する。骨年齢・ホルモン検査や画像の要否は専門科と決める。頭痛、視野異常、嘔吐などの神経症状を伴う場合は通常の外来紹介を待たない。
根拠:日本小児内分泌学会 低身長 / 日本小児内分泌学会 思春期早発症
思春期早発は全部緊急?
いいえ。神経症状(頭痛・嘔吐・視野障害・けいれん)を伴う早発だけが当直の緊急対応。神経症状がなければ外来紹介でよい。
低身長は当直で検査する?
しない。成長曲線に乗せて基準範囲かどうかを見て、逸脱があれば小児内分泌へ紹介する。
乳児の原因不明の低血糖で何を考える?
下垂体機能低下症(GH・コルチゾール分泌不全)を考える。意識障害・けいれんがあれば検査より先にブドウ糖投与を優先し、クリティカルサンプルは可能な範囲で確保する(院内方針院内)。
思春期前の性器出血は様子見していい?
しない。異物・外傷・性的虐待の鑑別も含め、その場で評価する。
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8家族への説明

身長や思春期の始まる時期には、お子さんごとの個性があります。基準範囲(標準範囲)とされる-2.0SDから+2.0SDの間に約95%の子どもが含まれますので、そこから大きく外れていなければ、通常はあまり心配いりません。今日1回の測定だけでは決められないことも多いので、母子健康手帳の成長曲線に記録をつけながら、小児科でフォローすることをお勧めします。頭痛や吐き気、目の見え方の変化を伴う場合、急に体つきが変わってきた場合、思春期が始まる前に出血があった場合は、そのままにせず早めに受診してください。

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