13-4 予防接種のスケジュール

緊急

13-4予防接種のスケジュール

定期接種の標準スケジュールと2025〜2026年の制度変更
β版 · 紙面の最終確認 2026-09-28

日付は紙面の確認日です。院内承認を示すものではありません。処方・運用は、本文の適用条件と出典、院内の採用薬・手順を確認してください。

このページの目次5項目

ページ内目次

1ポイント

2検査

3対応の注意

避けること・注意:免疫不全・免疫抑制治療中(ステロイド全身投与・免疫抑制薬・抗がん剤治療等)の児に生ワクチン(BCG・MR・水痘)を一律に接種すること。ロタウイルスワクチンの生後15週0日以降の初回接種開始。四種混合が「まだ使える」という前提での予診票作成。小児インフルエンザワクチンを定期接種と誤って案内すること。PCV15開始児をPCV20へ安易に切り替えること。HPV男性への接種を「定期接種で無料」と案内すること(2026年7月時点で自費・自治体助成の任意接種にとどまる)。

4Q&A

免疫不全が疑われる子に生ワクチンを打ってよい?
禁忌。BCG・MR・水痘は生ワクチンであり、原発性免疫不全や免疫抑制治療中の児(ステロイド全身投与・免疫抑制薬内服・抗がん剤治療等)は接種不適当者にあたり、接種しない。
予診票で「近親者に先天性免疫不全症の疑い」に該当したら、BCGは予定通り打ってよい?
接種要注意者に該当する(禁忌ではない)。児本人でなく近親者の申告であっても、予診時の健康状態を勘案し、インフォームド・コンセントが成立したうえで慎重に接種可否を判断する。
けいれんの既往や重い喘息のある子に、五種混合やフルミストを打ってよい?
明らかなリスク因子がなければ外来担当医が判断してよい。判断に迷う場合のみ小児神経科・免疫科・アレルギー科へ相談する(院内方針院内)。けいれんの既往のみを理由に一律延期しない。
ロタウイルスの初回接種はいつまでにすればよい?
生後14週6日までに完了が必須。生後15週0日以降の初回接種開始は腸重積リスクの観点から推奨されない。
途中までPCV13で打った子は残りをPCV20に変えてよい?
変えてよい。PCV13で1〜3回接種済みの児は残りをPCV20(またはPCV15)で継続できる。ただしPCV15で開始した児は原則PCV15で完遂する。
HPVの2価・4価はもう打てない?
2026年4月改訂で2価・4価が定期接種対象から除外され、女性は9価(シルガード9)のみが定期接種になっている。
MR(または水痘・BCG)を打った後、次のワクチンはいつから打てる?
注射生ワクチン(MR・水痘・BCG等)同士なら27日以上あける。それ以外の組み合わせ(不活化同士、不活化↔生、経口生のロタ↔何でも)は間隔制限なし。

5家族への説明

五種混合になって、これまで2本だった注射が1本にまとまりました。ワクチンの中身は変わりません。肺炎球菌のワクチンは種類が新しくなりましたが、これまで受けていた回数分はそのまま活かせることがほとんどです。ただし途中から種類が変わる場合は、念のため打ち直しが必要かどうかを確認させてください。ロタウイルスのワクチンだけは、最初の1回目を生後14週6日(生後3か月半ば)までに済ませる必要があります。体調不良で予定が延びそうなときは早めにご相談ください。おなかの手術を受けたことがある、免疫の病気があると言われている場合は、先に必ず教えてください。子宮頸がんワクチンは、2026年4月から女の子は9価タイプ1本に統一されました。男の子への接種はまだ国の定期接種にはなっていませんが、自費や自治体の助成で受けられる場合があります。

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