2-15 長引く咳(3週以上)

緊急

2-15長引く咳(3週以上)

遷延性・慢性咳嗽の鑑別
β版 · 紙面の最終確認 2026-10-30

日付は紙面の確認日です。院内承認を示すものではありません。処方・運用は、本文の適用条件と出典、院内の採用薬・手順を確認してください。

このページの目次7項目

ページ内目次

1ポイント

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2鑑別のながれ

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3検査

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4送る/持つの目安

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5診療中の疑問と回答

咳の期間だけで喘息治療を試してよい?
乾性・湿性、毎日あるか、夜間・運動・食事との関係と喘鳴を確認する。突然始まった咳は異物、食事中の咳は誤嚥も考える。喘息を支持しない孤立性の咳に漫然と薬を追加せず、持続する毎日の咳は胸部所見と必要な検査を再評価する。
根拠:RCH Cough:小児の持続咳嗽の評価
湿った咳が長引くが元気。抗菌薬を続ければよい?
持続する細菌性気管支炎などを考えるが、異物、誤嚥、気管支拡張症や基礎疾患の徴候も確認する。必要な治療を選んだ場合は終了時の反応を評価し、不応・反復例で漫然と延長しない。体重増加不良や喀血、反復肺炎があれば呼吸器専門へ紹介する。
根拠:RCH Cough:小児の持続咳嗽の評価
睡眠中に咳が消えるなら心因性で確定?
睡眠中の消失だけで診断しない。喘息、感染、異物などを経過・診察で評価し、機能性の咳と判断する場合も陽性所見と生活への影響を共有する。新しい発熱、呼吸苦、血痰や進行する湿性咳があれば、既診断にかかわらず再評価する。
根拠:RCH Cough:小児の持続咳嗽の評価
咳がいつから「長い」と考える?
3週未満は急性咳嗽、3週以上8週未満は遷延性咳嗽、8週以上は慢性咳嗽と分類する。
結核はどう疑う?
2週間以上継続的な咳、または最近結核に罹患した家族・親族・同居人がいれば、一般待合から隔離しN95マスクを着用して優先的にスクリーニングする。
8週以上続く咳は必ず精査が要る?
結核など見逃してはいけないものを外したあとで、ほかに症状がなければ1〜2週間の経過観察でフォローを中止することもある。
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7家族への説明

咳が3週間以上続くときは、原因を順番に外していく必要があります。多くはかぜの後の咳や、気管支喘息、鼻や副鼻腔の炎症が原因ですが、まれに結核や気道の異物など、見逃してはいけない原因も含まれるため、いつから咳が始まったか、何かを誤って飲み込んだり吸い込んだりした覚えがないか、家族や身近な人に結核にかかった方がいないかをうかがいます。今日はまず、レントゲンや診察で緊急性のあるものを外し、必要に応じて専門の外来につなぎます。咳が夜になると止まる、勉強や遊びに集中しているときは出ない、というときは、体だけでなく心の負担が関係していることもあります。診断がつかなくても、生活に大きな支障がなければ、しばらく様子を見て自然に良くなることもあります。

一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。

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