6-13 多形紅斑

緊急

6-13多形紅斑

境界明瞭な標的状紅斑
β版 · 紙面の最終確認 2026-10-30

日付は紙面の確認日です。院内承認を示すものではありません。処方・運用は、本文の適用条件と出典、院内の採用薬・手順を確認してください。

このページの目次8項目

ページ内目次

1ポイント

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2鑑別のながれ

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3検査

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4処置・処方例

Rp. 1ステロイド外用薬(strongクラス、体幹・四肢=メサデルム軟膏0.1%またはリンデロンV軟膏0.12%) 1日2回塗布 外用
被疑薬中止後、粘膜症状なし・全身状態良好な例に塗布する。全身投与は専門医紹介まで当院では開始しない。院内採用の同クラス外用薬があればそちらに置き換える
  1. 被疑薬をまず中止する
  2. 皮疹部にstrongクラスのステロイド外用薬(メサデルム軟膏0.1%またはリンデロンV軟膏0.12%など。院内採用薬に置き換え可)を1日2回塗布する
  3. 全身投与(プレドニゾロン等)は専門医紹介まで当院では開始しない
粘膜症状がなく全身状態良好ならステロイド外用など保存的対応を行い、進行例は専門医へ。当院では専門医紹介まで全身ステロイドを開始しない。併存する単純ヘルペスの治療は多形紅斑自体の治療と分け、国内添付文書の適応・体重区分・腎機能を確認する。 PMDA電子添文も参照。 避けること・注意:急激な拡大・全身症状・粘膜症状がある例を通常の多形紅斑として外用のみで様子を見ること。
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5帰宅・入院の目安

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6診療中の疑問と回答

標的状皮疹があれば、そのまま外来治療でよい?
口腔・眼・外陰部の粘膜、皮膚痛、水疱・剥離、発熱と飲水を確認する。皮疹が安定し全身状態良好なら外用と経過観察を検討するが、急速な拡大や粘膜障害はSJS/TENなどの鑑別が必要で、早急に専門施設へ相談する。
根拠:厚労省 多形紅斑対応マニュアル
薬疹か感染後の反応か不明なとき、どう薬を整理する?
発疹前の新規薬・頓用薬と開始日、感染症状、口唇ヘルペスを時系列で確認する。疑わしい薬の中止を処方医と調整し、重要薬も含め自己判断で全薬を一斉中止させない。再投与で確かめず、被疑薬と反応内容を記録する。
根拠:厚労省 多形紅斑対応マニュアル
外用後も広がる場合に内服ステロイドを開始する?
まず粘膜症状、皮膚痛、水疱、全身状態を再診察する。当院では専門医相談前に全身ステロイドを開始せず、進行例を早急に紹介する。単に紅斑の数だけで増薬せず、飲水できない、眼が痛い、剥離がある場合は入院を含めて判断する。
根拠:厚労省 多形紅斑対応マニュアル
EM majorとSJSは同じもの?
別疾患。粘膜病変だけでSJSと決めず、典型的標的病変、皮膚痛・剥離、全身状態と感染/薬剤歴を組み合わせる。RIME等も鑑別し、SJS/TENを除外できなければ早急に専門科へつなぐ。
原因は薬だけ?
違う。感染(マイコプラズマ・連鎖球菌)や単純ヘルペスウイルス感染も原因になる。
単純ヘルペスの再燃を伴う多形紅斑に抗ヘルペス薬を使う?
明らかな口唇ヘルペスの再燃を伴う場合のみ内服を検討する。粘膜症状がなければステロイド外用が基本。
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8家族への説明

赤い発疹が皮ふに広がっていて、多形紅斑という状態が考えられます。多くは、原因と考えられるお薬をやめて、塗り薬で良くなります。ただ、熱が続く、目・口・陰部の粘膜にも症状が出る、発疹がどんどん広がる、という場合は、もっと注意が必要な状態(スティーヴンス・ジョンソン症候群)のことがあるので、皮膚科のある病院で診てもらう必要があります。

一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。

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