10-15 睡眠の問題(夜泣き・眠れない・寝ぼけ)

緊急

10-15睡眠の問題(夜泣き・眠れない・寝ぼけ)

見逃してはいけないものを外して振り分ける
β版 · 紙面の最終確認 2026-10-30

日付は紙面の確認日です。院内承認を示すものではありません。処方・運用は、本文の適用条件と出典、院内の採用薬・手順を確認してください。

このページの目次8項目

ページ内目次

1ポイント

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2鑑別のながれ

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3検査

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4対応の注意

避けること・注意:いびきを『体質』で流すこと、夜間の異常な動きを『寝ぼけ』『夜驚症』と即断して帰すこと、夜泣きの相談として子どもだけを診て養育者の状態を聞かないこと、睡眠不足による症状をそのままADHD疑いとして紹介すること。
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5送る・持つの目安

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6診療中の疑問と回答

寝つきが悪いので、まず睡眠薬を処方してよい?
就床と起床の時刻、昼寝、画面、カフェイン、不安を確認し、一定の就寝前の習慣を家族と決める。必要な睡眠時間には個人差があるため時刻だけで病気としない。生活への影響が続く場合は身体疾患や心理的問題を再評価し、薬はその代わりにしない。
根拠:RCH 小児の睡眠の問題
生活指導を守っても改善しないとき、何を聞き直す?
実際の睡眠日誌で、床にいる時間と眠っている時間、休日のずれ、日中の眠気を区別する。いびき、呼吸停止、痛み、かゆみ、不安など睡眠を妨げる原因も確認する。強い不安が持続する場合は家族の対応だけに任せず、心理・精神保健の支援へつなぐ。
根拠:RCH 小児の睡眠の問題
就寝時の抵抗に家族が疲弊しているときは?
毎晩の交渉や叱責を増やすのではなく、短く一定の就床手順と、翌朝にできた行動を褒める方法を決める。保護者が実行できる小さな変更から始め、経過を再確認する。日中の機能低下や家族の負担が大きい場合は、睡眠専門への相談も検討する。
根拠:RCH 小児の睡眠の問題
寝ぼけ・夜泣きは心配ない?
多くは自然経過で年齢とともに消失する。ただし動きが毎回そっくり同じ・覚醒後の意識障害が長ければけいれんの枠組みで見る。
いびきは体質でいい?
流さない。小児の数%に閉塞性睡眠時無呼吸があり、重度なら日中の集中困難や学習能力低下につながる。
夜ふかしで朝起きられない子はどうする?
睡眠・覚醒相後退障害の6割近くに起立性調節障害を合併する。二次的に学業の遅れが進みやすいため早めに専門紹介。
夜泣きはすぐあやすべき?
一律に正解が決まっているわけではない。家庭の状況・保護者の意向を聞いたうえで、すぐあやす・一呼吸おいて様子を見る両方の選択肢を伝える。
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8家族への説明

お子さんの睡眠でご心配な点をうかがいました。寝ぼけ・寝言・夜中に歩き回るといった症状の多くは、年齢とともに自然になくなっていきます。心配しすぎなくて大丈夫です。いびきに無呼吸が伴う場合や日中とても眠そうにしている場合は耳鼻科へ、赤ちゃんは窒息や乳幼児突然死症候群を防ぐため1歳頃までは仰向けで柔らかすぎない寝具に寝かせてください。症状が続く・悪化する、体の動きが毎回そっくり同じで繰り返す場合は再度受診してください。

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