7-8 小児の難聴・聴覚評価

緊急

7-8小児の難聴・聴覚評価

病態・根拠
このページの目次13項目

1病態と認識

難聴は程度・型・発症時期がさまざまで、音への反応や発語があっても除外できない。新生児検査を通過してから生じる難聴もある。[1][2]

  • 呼びかけへの反応、音量、言語経過、家庭/保育/学校での聞き取り、片側の懸念、中耳疾患や既往を確認する。[1][2]

2鑑別と見逃しを避ける所見

起点手がかり考える病態・行動
言語が遅い音への反応があっても語音理解が不十分発達性言語障害等と並行して難聴を確認。[1]
学童の聞き取りづらさ場面差、片側性、中耳所見聴力と学習・注意の両面を評価する。[1][2]

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3検査の使い方と限界

  • 耳鏡と発達に応じた聴力評価を行い、ABR/ASSRや行動反応の検査を専門耳鼻科で組み合わせる。見た目や家庭での音反応だけで判断しない。[1]

4初期対応・経過と専門診療への境界

  • 急な片側/両側の聴力低下は、耳鳴り・耳閉感・めまいの訴えも確認して速やかな耳鼻科評価につなぐ。通常の発達評価予約を待たない。[4] 慢性の難聴は原因と程度に応じ治療、補聴、人工内耳の適否、手話を含むコミュニケーション保障と療育を連携して考える。[1][2]
  • 検査完遂、結果説明とコミュニケーション支援が始まったか確認し、健診後も聞こえを追跡する。[1][2]

5帰宅・外来フォロー

  • 緊急の全身・神経症状がなく、聴覚検査と支援の予約を確保。[1][2]

6入院・継続観察

  • 難聴単独では通常外来。急性の感染/神経症状などは病態に応じ評価。[1]

7専門相談・搬送

  • 小児難聴の精密検査機関、言語聴覚士、地域の療育・教育支援へ。[1][3]

8避けること・適用上の注意

  • 発語がある、新生児検査pass、家では聞こえるとの説明だけで精査を終えない。[1][2]
  • 第2版の具体的な精査時期や先天性CMV評価は本文簡易版・地域手順の再確認が必要。急な難聴の緊急紹介は別の急性耳科経路で扱う。

専門治療の固定オーダーや院内の採用薬・連絡先は、この原稿の作成だけで確定しない。病態の悪化は検査や通常の紹介予約を待たず再評価する。

9出典と適用範囲

根拠調査日: 2026-10-23。医師による逐条確認と院内適合性の確認は未完了。

10臨床医が迷う場面

11新生児聴覚検査が正常なら、言葉の遅れで再検は不要?

出生後に生じる難聴や進行性難聴はある。呼びかけへの反応低下、音量増加、言語の遅れがあれば、過去の合格結果だけで除外せず精密聴力検査へつなぐ。発達評価と聴覚評価を並行し、次の健診まで待たない。

根拠:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 乳幼児健診で難聴 / 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 子どもの難聴 / 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 耳の病気・突発性難聴

12片耳は聞こえているなら治療・支援を待てる?

片側難聴でも騒がしい場所での聞き取りや音の方向の把握に支障がある。左右別の評価と原因検索を耳鼻科へ依頼し、家庭・園学校での困りごとを聞く。席位置や話し掛け方などの支援を、両側難聴になるまで先送りしない。

根拠:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 乳幼児健診で難聴 / 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 子どもの難聴 / 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 耳の病気・突発性難聴

13急に聞こえないという訴えも通常の検査予約でよい?

急性の片側・両側難聴は耳鳴り、耳閉感、めまいと耳所見を確認し、速やかに耳鼻科へ連絡する。耳垢や滲出性中耳炎と思い込まず、感音難聴などを評価する。顔面麻痺や神経症状を伴えば緊急度を上げる。

根拠:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 乳幼児健診で難聴 / 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 子どもの難聴 / 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 耳の病気・突発性難聴

一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。

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