10-25 慢性疾患の成人移行支援

緊急

10-25慢性疾患の成人移行支援

病態・根拠
このページの目次13項目

1病態と認識

成人移行は本人の能力を活かし、その人らしい生活と切れ目ない医療を支える継続的な過程。疾患管理、意思決定、生活・福祉の支援を含む。[1][2]

  • 本人の理解、服薬/受診の支援、意思表示、保護者の役割、学校/仕事、性と妊娠、制度の課題を年齢と能力に応じ確認する。[1][2]

2鑑別と見逃しを避ける所見

起点手がかり考える病態・行動
成人年齢を迎える本人の準備と医療・生活ニーズ年齢による転科と包括的な成人移行支援を分ける。[1]
自己管理が難しい認知/意思疎通/環境と支援の不足能力不足と決めず意思決定・生活支援を調整する。[1][2]

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3検査の使い方と限界

  • 準備状況を繰り返し評価し、疾患の要約、薬剤、重要な既往・禁忌、急変時対応を含む医療サマリーを共有する。[1]

4初期対応・経過と専門診療への境界

  • 早期から本人を意思決定に参加させ、多職種と調整役を決める。小児科と成人科の併診や面会など、本人が新しい担当を知る機会を作る。[1][2]
  • 転科後も受診が続くか確認し、本人の意思を表しやすい方法や保護者への支援を整える。[1][2]
  • 転科先の初回受診・継続、治療と制度の切れ目、本人と家族の負担を確認する。[1][2]

5帰宅・外来フォロー

  • 急性問題がなく、継続受診と支援の担当を確保。[1]

6入院・継続観察

  • 入院の要否は基礎疾患の急変・治療中断等により判断し、移行そのものを理由に固定しない。[1]

7専門相談・搬送

  • 成人診療科、総合診療、移行期支援センター、看護/心理/MSW等と連携。[1][2]

8避けること・適用上の注意

  • 一定年齢で小児科を終了するだけの移行にしない。知的/発達上の課題を理由に本人の意思決定支援を省かない。[1][2]
  • 自律的意思決定困難者について2025年追加提言が存在するが、本メモでは本文未確認。具体的な代理/支援意思決定手順は追加確認を要する。

専門治療の固定オーダーや院内の採用薬・連絡先は、この原稿の作成だけで確定しない。病態の悪化は検査や通常の紹介予約を待たず再評価する。

9出典と適用範囲

根拠調査日: 2026-10-23。医師による逐条確認と院内適合性の確認は未完了。

10臨床医が迷う場面

1118歳になったら成人科へ紹介して小児科は終了する?

年齢だけで区切らず、病態、本人の理解・意思決定、治療管理の力と成人側の受入体制を確認する。移行先の初診が実際に完了したかを確かめ、処方や緊急連絡の空白を作らない。必要なら併診し、担当の役割と切替時期を共有する。

根拠:日本小児科学会 成人移行支援の提言2023

12服薬を親任せにしている場合、移行を延期するしかない?

本人が説明できる病名・薬、受診や服薬でできることを段階的に増やす。支援が必要な能力を把握し、親の役割も急に切らない。認知・発達や身体機能に合う意思決定支援を整え、家族・多職種と継続できる方法を作る。

根拠:日本小児科学会 成人移行支援の提言2023

13成人科の予約を取ったが受診しなかった。本人の責任?

受診しにくい理由、費用・制度、学校仕事、病状理解や不安を確認する。必須薬の中断と急変リスクを先に評価し、現担当が治療継続を確保して成人側と再調整する。紹介状を出したことだけで引継ぎ完了としない。

根拠:日本小児科学会 成人移行支援の提言2023

一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。

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