10-24 物質使用・ゲーム利用の問題

緊急

10-24物質使用・ゲーム利用の問題

病態・根拠
このページの目次13項目

1病態と認識

ゲーム障害では制御困難、生活上の優先順位の変化、悪影響があっても継続する行動と機能障害が重要。利用時間だけで診断しない。[1]

  • 本人の視点で利用・使用目的、睡眠、食事、学習/対人関係、費用、制御の難しさを確認。抑うつ、不安、発達特性、他の依存も評価する。[1][2]

2鑑別と見逃しを避ける所見

起点手がかり考える病態・行動
ゲームが長い制御困難と生活機能低下の有無長時間の趣味とゲーム障害を分ける。[1]
急な行動変化意識変動・物質曝露・身体所見急性中毒やせん妄を先に評価。[3]

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3検査の使い方と限界

  • 本人と話す時間を確保し、物質/処方薬使用、家庭・学校・ネット上の危険、栄養・睡眠・身体機能を総合評価。[2][3]

4初期対応・経過と専門診療への境界

  • 本人と家族が納得する生活の回復目標を作り、定期通院と心理社会的支援を調整する。ゲーム時間減少だけを唯一の成果にしない。[2]
  • 利用時間だけでなく睡眠、栄養、対人関係と合併症、家族の負担を確認。[2]

5帰宅・外来フォロー

  • 身体・安全上の急迫性がなく、家族支援と再診を確保できる。[2]

6入院・継続観察

  • 重症の身体/精神合併症や安全を保てない場合は専門医と入院を検討。[2][3]

7専門相談・搬送

  • 依存症専門、小児心身/児童精神科、心理・家族支援へ連携。[2]

8避けること・適用上の注意

  • 長時間利用だけで依存と断定しない。家族を責めたり、併存する精神疾患を見落としたりしない。[1][2]
  • 物質使用障害とゲーム障害は別疾患。個別物質の離脱・薬物治療はこのカードに含めず専門評価へ。

専門治療の固定オーダーや院内の採用薬・連絡先は、この原稿の作成だけで確定しない。病態の悪化は検査や通常の紹介予約を待たず再評価する。

9出典と適用範囲

根拠調査日: 2026-10-23。医師による逐条確認と院内適合性の確認は未完了。

10臨床医が迷う場面

11ゲーム時間が長いだけで依存症と診断する?

時間だけで決めず、使用を制御できるか、睡眠・食事・学業・対人関係への支障と経過を確認する。本人が利用する理由を聞き、抑うつ、不安や発達特性も評価する。家族の困りごとと本人の認識を分け、共通の改善目標を作る。

根拠:国立病院機構久里浜 依存症対策全国センター ゲーム障害治療 / RCH 急性中毒の初期対応

12治療の最初に端末を完全没収すればよい?

罰として一律に取り上げることを唯一の治療にしない。本人・家族と睡眠、食事、活動を戻す目標と使用ルールを相談し、家庭内の衝突も評価する。心理社会的支援と定期通院を基本に、身体・精神状態や安全が悪い場合は専門治療を強める。

根拠:国立病院機構久里浜 依存症対策全国センター ゲーム障害治療 / RCH 急性中毒の初期対応

13通院中にぼんやりしている。寝不足としてよい?

服薬・市販薬、アルコールや他の物質使用を本人が話せる環境で確認する。呼吸低下、意識障害、けいれんなどは相談外来の経過観察ではなく急性中毒として救急評価する。安定化後に背景の依存や自傷リスクと家族支援を見直す。

根拠:国立病院機構久里浜 依存症対策全国センター ゲーム障害治療 / RCH 急性中毒の初期対応

一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。

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