4-2けいれん重積・無熱性けいれん
病態・根拠
このページの目次10項目
1発作を早く止める理由
2発作の制御と原因評価を並行する
3段階的治療と薬剤の重複防止
4検査の順序と限界
5安定後の引継ぎ
6出典・適用範囲
- [1] 日本小児神経学会 小児けいれん重積GL2023。
- [2] Sydney Childrens Hospitals Network Seizures and Status Epilepticus Acute Management。
[1]は国内小児神経学会GL2023総論、[2]は豪州小児専門施設の急性管理GL。病院前薬を含む用量・投与上限と国内承認は院内手順・最新添付文書に従う。本詳細に新たな固定用量を追加しない。 確認日:2026-10-23。
7臨床医が迷う場面
8救急隊や家庭で薬を使っている。院内で初回量からやり直す?
すでに投与した薬名・経路・量・時刻を必ず確認する。院外投与も累積量と呼吸抑制の評価に含め、投与歴不明のままベンゾジアゼピンを重ねない。発作が続けば気道管理の準備と第二選択薬・搬送相談を並行し、治療の時計を来院時にリセットしない。
9けいれんの動きが止まったのに反応が戻らない。薬が効いたと判断する?
呼吸・血糖・循環を再確認し、投与薬の鎮静に加えて非けいれん性重積を疑う。眼球偏倚や微細な反復運動の有無も見て、脳波と原因評価が可能な施設へ相談する。外見上の停止だけで治療終了とせず、意識が回復する方向かを経時的に記録する。
10第二選択薬を使い切ってから搬送を探せばよい?
当院は持続麻酔・人工呼吸管理へ進めないため、第二選択薬を検討する段階で受入先へ連絡する。薬剤の準備・投与中も呼吸循環を監視し、搬送に必要な情報を揃える。難治化してから連絡すると気道管理や次段階治療が遅れるため、相談と治療を同時に進める。
一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。