3-9肥厚性幽門狭窄症
病態・根拠
このページの目次10項目
1嘔吐と代謝異常がつながる理由
2鑑別の分岐
3超音波と採血の役割
4手術前に内科的安定化を行う理由
5引継ぎ
6出典・適用範囲
[1]は豪州小児施設の経路、[2]は国内大学病院小児外科の解説。国・施設による診断測定値や治療選択の差を明示し、薬剤固定量は追加していない。 確認日:2026-10-23。
7臨床医が迷う場面
8初回の超音波で確定しないが、噴水状嘔吐が続く。除外してよい?
発症早期は典型的な計測値がそろわない場合がある。非胆汁性嘔吐の反復、哺乳意欲、体重と脱水を評価し、疑いが続けば専門先と再超音波を相談する。陰性画像だけで終了せず、胆汁性嘔吐や全身状態悪化では別の閉塞性疾患を緊急評価する。
9手術を急ぐため、電解質補正を後回しにしてよい?
幽門筋切開の前に脱水、低Cl・低K、代謝性アルカローシスを補正する。補正不十分では周術期の呼吸などの危険がある。絶飲食・輸液と必要な減圧を行い、検査の推移を追う。専門施設への相談は補正完了まで待たず、治療と搬送計画を並行する。
10電解質が正常なので、吐き戻しとして帰宅できる?
早期には典型的な電解質異常がないことがある。噴水状嘔吐の反復や体重増加不良があれば症状から疑い、超音波と専門評価へつなぐ。吐いた後にまた飲みたがることも安心材料にしない。飲水・尿量と脱水を確認し、再診時期を明確にする。
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