5-12 小児MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)

緊急

5-12小児MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)

病態・根拠
このページの目次13項目

1病態と認識

脂肪肝と代謝リスクを背景に肝の炎症/線維化が問題となる。旧NAFLD資料と新MASLD基準は同一視せず更新差を確認する。[1][2]

  • 肥満・インスリン抵抗性・脂質異常等があり、症状が乏しくても肝障害を評価する。[1][2]

2鑑別と見逃しを避ける所見

起点手がかり考える病態・行動
ALT上昇+肥満代謝リスクがあるMASLDを考えるが他の慢性肝疾患も除外する。[1][2]
肝脂肪化+幼少/非肥満通常の代謝背景と合わない遺伝代謝性等の別疾患を疑い専門紹介する。[1]

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3検査の使い方と限界

  • ALTを含む肝機能、代謝合併症、薬剤・家族歴を確認し、ウイルス・自己免疫・遺伝代謝等の代替/併存病態を評価する。[1][2]
  • エコーは構造異常の確認に役立つが、脂肪化の軽い例を見逃すため正常画像だけで除外しない。生検は診断不確実/進行疑い等で検討する。[1][2]

4初期対応・経過と専門診療への境界

  • 家族と食事・活動・睡眠と代謝合併症の改善を計画し、成長を守りながら継続支援する。[1][2]
  • 肝機能と代謝リスクの推移を確認し、再検が正常でもリスクの変化に応じて追跡する。[1]

5帰宅・外来フォロー

  • 肝不全の所見がなく原因評価と定期再検を確保できる例は外来管理を行う。[1][2]

6入院・継続観察

  • 入院は肝不全/重い合併症など病状別に判断し、単なる脂肪肝画像だけで一律に決めない。[1]

7専門相談・搬送

  • 低年齢、非肥満、危険所見、持続する肝障害や診断不確実は小児肝臓専門医へ相談する。[1][2]

8避けること・適用上の注意

  • 肥満を理由にALT上昇を全てMASLDとしない。成人の血液線維化指標や薬物療法を小児へ自動適用しない。[1]
  • 2025AASLD小児statementと2026ESPGHAN position paperの存在を確認したが全文確認未了。正式な診断/スクリーニング閾値は保留し、旧2017資料のみで最新版と表示しない。

専門治療の固定オーダーや院内の採用薬・連絡先は、この原稿の作成だけで確定しない。病態の悪化は検査や通常の紹介予約を待たず再評価する。

9出典と適用範囲

根拠調査日: 2026-10-23。医師による逐条確認と院内適合性の確認は未完了。

10臨床医が迷う場面

11肥満児でALT高値。脂肪肝と決めて食事指導だけでよい?

薬剤、感染、自己免疫、代謝性など他の肝疾患を除外する必要がある。経過と家族歴、肝脾腫、黄疸、検査を合わせ、画像の脂肪沈着だけで原因を確定しない。持続高値や脾腫・出血傾向では小児肝臓専門へ相談する。

根拠:NIDDK 小児NAFLD/MASLDの診断

12エコーで脂肪肝なら線維化の程度も分かる?

通常のエコーだけで炎症や線維化の程度を確定できない。肝機能、代謝合併症と経過を合わせ、追加画像や肝生検の必要性は専門医が判断する。成人の線維化スコアをそのまま小児の治療・紹介の判断に用いない。

追加根拠:NASPGHAN 小児NAFLD診療GL:線維化評価の限界

根拠:NIDDK 小児NAFLD/MASLDの診断

13ALTが少し改善したらフォローを終了できる?

単回値だけで終了せず、成長、食事・活動、肥満と糖代謝・脂質などの背景を追う。改善が続くか、他疾患を見落としていないか再評価する。無理な減量やサプリの自己使用を避け、本人と家族が続けられる支援を専門医と計画する。

根拠:NIDDK 小児NAFLD/MASLDの診断

一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。

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