5-12小児MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)
病態・根拠
このページの目次13項目
1病態と認識
2鑑別と見逃しを避ける所見
3検査の使い方と限界
4初期対応・経過と専門診療への境界
5帰宅・外来フォロー
6入院・継続観察
- 入院は肝不全/重い合併症など病状別に判断し、単なる脂肪肝画像だけで一律に決めない。[1]
7専門相談・搬送
8避けること・適用上の注意
- 肥満を理由にALT上昇を全てMASLDとしない。成人の血液線維化指標や薬物療法を小児へ自動適用しない。[1]
- 2025AASLD小児statementと2026ESPGHAN position paperの存在を確認したが全文確認未了。正式な診断/スクリーニング閾値は保留し、旧2017資料のみで最新版と表示しない。
専門治療の固定オーダーや院内の採用薬・連絡先は、この原稿の作成だけで確定しない。病態の悪化は検査や通常の紹介予約を待たず再評価する。
9出典と適用範囲
- [1] NASPGHAN Clinical Practice Guideline for Pediatric NAFLD。2017年旧NAFLD基準。本文推奨を確認、新名称との差は未統合 確認: 2026-10-23。
- [2] NIDDK Diagnosis of NAFLD and NASH in Children。MASLD/MASH併記の患者資料、検査概念 確認: 2026-10-23。
根拠調査日: 2026-10-23。医師による逐条確認と院内適合性の確認は未完了。
10臨床医が迷う場面
11肥満児でALT高値。脂肪肝と決めて食事指導だけでよい?
薬剤、感染、自己免疫、代謝性など他の肝疾患を除外する必要がある。経過と家族歴、肝脾腫、黄疸、検査を合わせ、画像の脂肪沈着だけで原因を確定しない。持続高値や脾腫・出血傾向では小児肝臓専門へ相談する。
12エコーで脂肪肝なら線維化の程度も分かる?
通常のエコーだけで炎症や線維化の程度を確定できない。肝機能、代謝合併症と経過を合わせ、追加画像や肝生検の必要性は専門医が判断する。成人の線維化スコアをそのまま小児の治療・紹介の判断に用いない。
13ALTが少し改善したらフォローを終了できる?
単回値だけで終了せず、成長、食事・活動、肥満と糖代謝・脂質などの背景を追う。改善が続くか、他疾患を見落としていないか再評価する。無理な減量やサプリの自己使用を避け、本人と家族が続けられる支援を専門医と計画する。
一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。