4-15小児の心不全・心筋症を疑うとき
病態・根拠
このページの目次13項目
1病態と認識
2鑑別と見逃しを避ける所見
3検査の使い方と限界
4初期対応・経過と専門診療への境界
5帰宅・外来フォロー
6入院・継続観察
7専門相談・搬送
8避けること・適用上の注意
9出典と適用範囲
- [1] CHOP Heart Failure in Children。小児心不全の症状・原因・検査と専門治療の説明。 確認: 2026-10-23。
- [2] CHOP Signs and Symptoms of Heart Failure。既知心不全児の家族向け悪化徴候。 確認: 2026-10-23。
- [3] 日本小児科学会 小児科医の到達目標 第8版。領域15に先天性心疾患・不整脈・心筋症・心不全。一般小児科の対象範囲。 確認: 2026-10-23。
- [4] ISHLT 2025 小児心不全ガイドライン。急性心不全の呼吸支持、体液評価、利尿・強心/血管作動薬。心筋機能障害が主対象で、左右短絡による心不全は対象外。先天性心疾患は病変別判断が必要。 確認: 2026-10-23。
根拠調査日: 2026-10-23。医師による逐条確認と院内適合性の確認は未完了。
10臨床医が迷う場面
11哺乳で汗をかき体重が増えない。授乳量を増やして様子を見る?
授乳時の頻呼吸・疲労、肝腫大、尿量、末梢灌流を確認する。心不全では摂取不足だけでなく循環負荷が問題になり、哺乳を無理に増やすだけでは解決しない。呼吸苦や灌流不良があれば入院・循環器評価を急ぎ、栄養の方法も心機能に合わせて相談する。
12むくみがあるので利尿薬を増やせばよい?
体重変化だけでなく、呼吸、肝腫大、灌流、尿量、腎機能・電解質を確認する。うっ血と低心拍出が共存する例では利尿だけで悪化することもある。既存の処方と実服用を確認し、増量や強心薬の要否は循環器と判断する。成人の用量を流用しない。
13血圧が低く冷たい児に、通常の脱水と同じ輸液をしてよい?
心機能低下やうっ血が疑わしければ、一律の急速・大量輸液を繰り返さない。呼吸と灌流を監視し、初期支持療法を行いながら循環器・PICUへ直ちに相談する。酸素化だけでなく臓器灌流が目標であり、病変に応じた薬物支持と搬送を急ぐ。
一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。