11-19鉄欠乏以外の貧血・溶血を疑うとき
病態・根拠
このページの目次13項目
1病態と認識
2鑑別と見逃しを避ける所見
3検査の使い方と限界
4初期対応・経過と専門診療への境界
5帰宅・外来フォロー
- 全身状態が安定し原因の見当と再検・専門紹介の計画がある場合に外来を検討する。[1]
6入院・継続観察
- 急性溶血、心不全徴候、他系統血球減少など赤旗があれば入院を考慮する。[1]
7専門相談・搬送
- 血液専門医へ相談し、必要な血液像・検査を共有する。[1]
8避けること・適用上の注意
9出典と適用範囲
- [1] RCH Anaemia。小児貧血のMCV分類、赤旗、網赤血球、溶血評価。 確認: 2026-10-23。
- [2] 日本薬学会 薬学用語解説 貧血。病態分類の国内学会資料。成人薬剤記載は小児処方へ転用しない。 確認: 2026-10-23。
- [3] 日本小児科学会 小児科医の到達目標 第8版。領域16 血液/9 免疫/10 膠原病の一般小児科での認識と紹介。 確認: 2026-10-23。
根拠調査日: 2026-10-23。医師による逐条確認と院内適合性の確認は未完了。
10臨床医が迷う場面
11Hbが低い。鉄剤を試してから再検でよい?
MCV、網赤血球、血液像と他の血球、黄疸・尿の色、出血と家族歴を確認する。鉄欠乏を支持しない場合は、溶血や造血不全を考えて検査を選ぶ。急速な低下、頻脈・呼吸苦、他系統減少は経験的鉄剤だけで待たず入院・血液専門医へ相談する。
根拠:RCH Anaemia
12黄疸と暗色尿が出た。溶血の原因検査を待てる?
循環、Hbの推移、網赤血球、ビリルビン・溶血所見を評価し、薬剤・感染歴を確認する。急性溶血は急速に悪化し得るため、原因検査と監視・支持療法を並行する。輸血が必要な可能性は早めに血液専門医・輸血部へ連絡する。
根拠:RCH Anaemia
13網赤血球が増えない貧血では何を疑う?
造血抑制・無形成や栄養障害を考え、血液像と白血球・血小板を確認する。既知の溶血性疾患の児では感染に伴う無形成発作も念頭に置く。元気さだけで慢性貧血とせず、基準値・過去値との差と推移を専門科に共有する。
根拠:RCH Anaemia
一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。