1-9好中球減少・発熱性好中球減少
病態・根拠
このページの目次13項目
1病態と認識
2鑑別と見逃しを避ける所見
3検査の使い方と限界
4初期対応・経過と専門診療への境界
- 高リスクFNは施設耐性と個別計画に応じた経験的治療を専門家と決める。搬送連絡と治療判断を並行する。[1][2]
- CPSの経験的抗菌薬を通常不要とする経路は、6か月~18歳、全身状態良好、非がん、免疫正常想定、初回、追加リスクなしに限定する。ANC(好中球絶対数)0.5×10^9/L未満では血液培養を採り、0~0.2×10^9/Lでは経験的抗菌薬を考慮する。24~48時間以内の再診を確保する。夜間等に分画/ANCが未取得なら低リスクと確定しない。がん/HCTや全身不良例にはこの経路を適用しない。[3]
- 外来候補では再診・血算再検と悪化時の即時再受診手順を確実にし、低リスク判定を一回で固定しない。[2][3]
5帰宅・外来フォロー
6入院・継続観察
7専門相談・搬送
8避けること・適用上の注意
9出典と適用範囲
- [1] RCH Fever and suspected or confirmed neutropenia。主に小児がん関連FNの緊急経路。 確認: 2026-10-23。
- [2] International Pediatric FN Guideline 2023 Update。小児がん/HCT。特に不安定例の早期抗菌薬、リスク別治療・外来条件。 確認: 2026-10-23。
- [3] Canadian Paediatric Society Management of febrile neutropenia in immunocompetent children and youth。6か月~18歳の免疫正常想定・非がん初回例。対象範囲を限定。 確認: 2026-10-23。
根拠調査日: 2026-10-23。医師による逐条確認と院内適合性の確認は未完了。
10臨床医が迷う場面
11化学療法中の発熱でANCがまだ不明。結果を待つ?
既往の治療・好中球減少、最終治療日、中心静脈ラインと個別カードを確認し、高リスクFNとして専門チームに即時連絡する。循環不全があれば蘇生と抗菌薬を急ぎ、ANCや搬送待ちを理由に遅らせない。採取できる培養と治療計画を並行する。
根拠:RCH Fever and suspected or confirmed neutropenia / CPS 免疫正常小児の発熱性好中球減少
12元気な子のウイルス感染後好中球減少も、全員入院?
免疫正常で初回の偶発例と、がん・免疫不全・重い細菌感染リスクのある児を分ける。年齢、ANC、他血球異常、既往を確認し、低リスクに限って綿密な追跡を計画する。海外の免疫正常児の推奨を新生児や化学療法中の児へ当てはめない。
根拠:RCH Fever and suspected or confirmed neutropenia / CPS 免疫正常小児の発熱性好中球減少
13熱が下がったので抗菌薬を中止し帰宅できる?
高リスクFNは解熱だけでは決めない。培養、全身状態、感染巣、好中球回復の見込みと個別治療計画を専門チームと評価する。低リスクと判断する場合も再発熱時の即時受診、連絡先、結果確認を確保し、担当医の合意なく処方を中断しない。
根拠:RCH Fever and suspected or confirmed neutropenia / CPS 免疫正常小児の発熱性好中球減少
一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。