11-24微量栄養素欠乏・極端な偏食
病態・根拠
このページの目次13項目
1病態と認識
2鑑別と見逃しを避ける所見
3検査の使い方と限界
4初期対応・経過と専門診療への境界
5帰宅・外来フォロー
- 症状が安定し摂取方法と再診・再検が具体化していれば外来で支援を継続する。[1]
6入院・継続観察
- 神経・眼・心症状、重い電解質異常、経口補充困難、栄養経路の導入が必要なら入院を検討する。[1]
7専門相談・搬送
- 原因不明、吸収障害、摂食障害/発達特性を伴う場合は関連専門科と栄養支援へ紹介する。[1]
8避けること・適用上の注意
- 正常体重を欠乏の否定材料にしない。複数サプリを無調整に重ねず、栄養素同士の相互作用や過剰症を確認する。[1]
- 全ビタミンの国内製剤と用量は未照合。正常成長で否定できない点を主眼とする。
専門治療の固定オーダーや院内の採用薬・連絡先は、この原稿の作成だけで確定しない。病態の悪化は検査や通常の紹介予約を待たず再評価する。
9出典と適用範囲
- [1] RCH Clinical Practice Guidelines: Micronutrient deficiency。2023年、小児の制限食・症候性欠乏 確認: 2026-10-23。
- [2] 日本小児内分泌学会 ビタミンD欠乏性くる病・低カルシウム血症の診断の手引き。国内資料。ビタミンD欠乏の診断に限定 確認: 2026-10-23。
根拠調査日: 2026-10-23。医師による逐条確認と院内適合性の確認は未完了。
10臨床医が迷う場面
11体重が正常なら、極端な偏食でも採血はいらない?
エネルギーが足りていてもビタミン・ミネラルは欠乏し得る。食べている食品群と量、サプリ、皮膚・口腔・骨・神経症状を確認する。制限が強い児は無症状でも必要な栄養評価を検討し、採血負担に配慮して検査をまとめ、栄養士と支援を組む。
12検査結果が届くまで補充を待つ?
意識変化、歩行困難、眼症状、けいれんなどの症候性欠乏では不可逆的障害が問題になる。必要な治療前検体を採れる範囲で確保し、専門医と補充開始を急ぐ。一方、無症状の児へ不足成分を推測して高用量サプリを重ねず、検査と食事歴に基づき選ぶ。
13サプリで数値が正常になれば通院終了でよい?
食事制限の原因と再発リスクが残っていないか確認する。補充量から維持量への変更、再検時期、食べられる食品を増やす支援を計画する。複数サプリは同じ栄養素の重複や相互作用を確認し、感覚過敏・嚥下や摂食の問題も必要な専門職へつなぐ。
一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。