11-24 微量栄養素欠乏・極端な偏食

緊急

11-24微量栄養素欠乏・極端な偏食

病態・根拠
このページの目次13項目

1病態と認識

カロリーが足りて身長・体重が保たれていても、食品の種類が少ないとビタミンやミネラルが欠乏する。[1]

  • 食事の全体像と摂る食品群、サプリ、除去の理由を確認し、皮膚・歯肉・目・骨・神経所見を診る。[1]

2鑑別と見逃しを避ける所見

起点手がかり考える病態・行動
体重正常でも不調食品群が著しく限られる微量栄養素欠乏を否定せず食事歴と検査を組む。[1]
骨痛/下肢変形低Ca/P、ALP/PTHや25OHDの異常ビタミンD欠乏性くる病と別の骨/代謝疾患を区別する。[2]

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3検査の使い方と限界

  • 血算、電解質/Ca/Mg/P、肝機能・鉄等を基本に、食事歴と所見に合ったビタミン・微量元素検査を選ぶ。[1]
  • 採血への負担と必要検体量を考え、可能ならまとめて採取する。ビタミンD欠乏だけで骨病変の原因を断定しない。[1][2]

4初期対応・経過と専門診療への境界

  • 栄養士と不足成分の補充・維持量と食事支援を計画し、摂食機能・感覚過敏・アレルギー評価を連携する。[1]
  • 補充後の症状・検査を追い、食事リスクが残る間は維持管理を続ける。病気による吸収/利用障害も再評価する。[1]
  • 補充後の症状と検査、食事の種類を再評価し、摂取リスクが残る間は維持補充を検討する。[1]

5帰宅・外来フォロー

  • 症状が安定し摂取方法と再診・再検が具体化していれば外来で支援を継続する。[1]

6入院・継続観察

  • 神経・眼・心症状、重い電解質異常、経口補充困難、栄養経路の導入が必要なら入院を検討する。[1]

7専門相談・搬送

  • 原因不明、吸収障害、摂食障害/発達特性を伴う場合は関連専門科と栄養支援へ紹介する。[1]

8避けること・適用上の注意

  • 正常体重を欠乏の否定材料にしない。複数サプリを無調整に重ねず、栄養素同士の相互作用や過剰症を確認する。[1]
  • 全ビタミンの国内製剤と用量は未照合。正常成長で否定できない点を主眼とする。

専門治療の固定オーダーや院内の採用薬・連絡先は、この原稿の作成だけで確定しない。病態の悪化は検査や通常の紹介予約を待たず再評価する。

9出典と適用範囲

根拠調査日: 2026-10-23。医師による逐条確認と院内適合性の確認は未完了。

10臨床医が迷う場面

11体重が正常なら、極端な偏食でも採血はいらない?

エネルギーが足りていてもビタミン・ミネラルは欠乏し得る。食べている食品群と量、サプリ、皮膚・口腔・骨・神経症状を確認する。制限が強い児は無症状でも必要な栄養評価を検討し、採血負担に配慮して検査をまとめ、栄養士と支援を組む。

出典:RCH 微量栄養素欠乏(海外小児指針)

12検査結果が届くまで補充を待つ?

意識変化、歩行困難、眼症状、けいれんなどの症候性欠乏では不可逆的障害が問題になる。必要な治療前検体を採れる範囲で確保し、専門医と補充開始を急ぐ。一方、無症状の児へ不足成分を推測して高用量サプリを重ねず、検査と食事歴に基づき選ぶ。

出典:RCH 微量栄養素欠乏(海外小児指針)

13サプリで数値が正常になれば通院終了でよい?

食事制限の原因と再発リスクが残っていないか確認する。補充量から維持量への変更、再検時期、食べられる食品を増やす支援を計画する。複数サプリは同じ栄養素の重複や相互作用を確認し、感覚過敏・嚥下や摂食の問題も必要な専門職へつなぐ。

出典:RCH 微量栄養素欠乏(海外小児指針)

一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。

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