11-5リンパ節腫脹(悪性を外す)
病態・根拠
このページの目次9項目
1病態と診察の焦点
2鑑別を深める問診・所見
3検査の意味と選び方
良好な全身状態で典型的な反応性腫脹なら一律の採血・画像は不要である。持続・増悪例や全身所見があれば血算・血液像、炎症、LDHなどを病歴に合わせて選ぶ。超音波は膿瘍や局所構造を評価するが、良性を保証する検査ではない。生検が必要な場合は専門科と検体の取り方を先に相談する。[1]
4治療と再評価
5出典・適用範囲
- [1] RCH 頸部リンパ節腫大。
- [2] 国立がん研究センター リンパ腫〈小児〉。
[1]は豪州小児施設の経路、[2]は国内の公的な小児リンパ腫解説。敗血症用の抗菌薬表を、安定した外来リンパ節炎へそのまま適用しない。 確認日:2026-10-23。
6臨床医が迷う場面
7首のしこりが数週間残る。全員に抗菌薬を出す?
ウイルス後の反応性リンパ節は長く触れることがある。全身状態、縮小傾向、圧痛・発赤・片側性を確認し、細菌性を疑う所見がなければ抗菌薬を漫然と使わない。鎖骨上窩、硬く固着する腫瘤、体重減少・寝汗は別に評価して紹介する。
8化膿性リンパ節炎で内服2日後も改善しない。薬を増やす?
48時間前後の診察で発熱、腫脹、痛みと内服状況を確認する。波動や増大があれば膿瘍を疑い超音波・外科相談を考える。頸部運動制限、流涎、呼吸・嚥下障害は深頸部感染として急ぐ。耐性菌だけを想定して内服変更を繰り返さない。
9ステロイドで腫れを小さくしてから紹介してよい?
原因不明の持続性・進行性リンパ節腫脹に診断前のステロイドを安易に使わない。悪性疾患などの評価を妨げる可能性がある。血算・血液像と全身所見を確認し、必要な画像・生検を専門科と相談する。呼吸苦や臥位困難なら緊急紹介する。
一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。