1-14侵襲性レンサ球菌感染症・STSS
病態・根拠
このページの目次13項目
1病態と認識
2鑑別と見逃しを避ける所見
3検査の使い方と限界
4初期対応・経過と専門診療への境界
5帰宅・外来フォロー
- STSS疑いの帰宅管理は対象外。[2]
6入院・継続観察
- 入院が必要で、ショック/臓器障害では集中治療を行う。[2]
7専門相談・搬送
8避けること・適用上の注意
9出典と適用範囲
- [1] JIHS DCC-IRS 劇症型溶血性レンサ球菌感染症。国内公的マニュアル、成人用量は転記せず病態/初期方針のみ 確認: 2026-10-23。
- [2] CDC Clinical Guidance for Streptococcal Toxic Shock Syndrome。2025年、GAS定義。小児と成人の死亡率を混同しない 確認: 2026-10-23。
根拠調査日: 2026-10-23。医師による逐条確認と院内適合性の確認は未完了。
10臨床医が迷う場面
11皮膚の赤みは小さいが痛がり方が強い。翌日まで見られる?
見た目に不釣り合いな疼痛、急速な拡大、発熱・頻脈は壊死性軟部組織感染の手掛かりとなる。皮膚変化や低血圧が揃うまで待たず、敗血症評価と外科相談を同時に開始する。画像ができない当直帯も、検査を揃えるために搬送を遅らせない。
12抗菌薬を投与したら、外科評価は改善を見てからでよい?
感染源の外科的制御が必要なことがあり、抗菌薬への反応待ちだけでは危険である。急速な局所痛・壊死・臓器障害を評価し、蘇生、適切な経験的抗菌薬、専門施設での外科評価を並行する。培養後は原因菌に応じた薬へ調整する。
13咽頭溶連菌の薬を飲んでいるから重症化はない?
内服中でも侵襲性感染や別の病原体を否定できない。循環、意識、尿量、局所痛の変化を再評価し、全身悪化は通常の咽頭炎として扱わない。前投薬を搬送先へ伝え、血液培養など採取可能な検体を確保しつつ治療を急ぐ。
一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。