5-15吐血・上部消化管出血
病態・根拠
このページの目次13項目
1病態と認識
2鑑別と見逃しを避ける所見
3検査の使い方と限界
4初期対応・経過と専門診療への境界
5帰宅・外来フォロー
- 出血が止まり、循環/診察が安定し飲めて、原因と再診計画が明確な場合に限り外来を検討する。[1]
6入院・継続観察
7専門相談・搬送
- 持続出血・静脈瘤・食道電池は消化器/外科へ緊急相談する。[2]
8避けること・適用上の注意
9出典と適用範囲
- [1] CHOP Upper Gastrointestinal Bleed Clinical Pathway。小児救急/ICU/病棟、2026年10月改訂 確認: 2026-10-23。
- [2] Perth Children’s Hospital Gastroinestinal bleeding upper GIT。小児救急、2025年承認 確認: 2026-10-23。
根拠調査日: 2026-10-23。医師による逐条確認と院内適合性の確認は未完了。
10臨床医が迷う場面
11吐血したがHbは正常。帰してよい?
急性出血直後はHbだけで出血量を判断できない。頻脈、灌流、意識、持続出血、背景疾患を評価し、必要なら血算を経時的に確認する。循環不良では蘇生と輸血準備・専門連絡を優先し、採血結果や内視鏡の準備が済むまで待たない。
12鼻血を飲んだだけかもしれない。何を確認する?
鼻・口腔の出血、嘔吐の経過、乳児では乳頭出血などを確認する。一方で繰り返す吐血、黒色便、循環異常、肝疾患や出血傾向があれば上部消化管出血として評価する。見た目や少量という説明だけで良性とせず、出血源と全身状態を合わせて判断する。
13胃薬を始めて血が止まれば、原因検索は不要?
酸分泌抑制で改善しても、NSAIDs、異物・腐食剤、潰瘍、門脈圧亢進など原因は残り得る。反復出血や基礎疾患があれば小児消化器へ相談する。重い出血では絶飲食・監視と循環管理を行い、薬の反応だけで内視鏡などの必要性を取り消さない。
一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。