6-7 小児の脱毛・円形脱毛症

緊急

6-7小児の脱毛・円形脱毛症

病態・根拠
このページの目次13項目

1病態と認識

円形脱毛症は毛包を標的とする自己免疫性の非瘢痕性脱毛。他にも真菌感染、毛の牽引、病後の脱毛など原因は複数ある。[1][2]

  • 脱毛の範囲・進み方、鱗屑・炎症、毛の切れ方、瘢痕、眉毛/睫毛/爪を確認。生活や学校、本人の気持ちも評価する。[1][2]

2鑑別と見逃しを避ける所見

起点手がかり考える病態・行動
円形の脱毛炎症・鱗屑の有無と毛の所見円形脱毛症と頭部白癬等を鑑別。[1][2]
びまん性脱毛病後経過・牽引・薬剤等複数の原因を病歴と診察で分ける。[2]

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3検査の使い方と限界

  • 臨床像に応じ真菌検査や毛の観察、必要な血液検査を選ぶ。すべての脱毛に一律の全身検査を行う根拠にはしない。[1][2]

4初期対応・経過と専門診療への境界

  • 円形脱毛症は範囲・経過と希望を踏まえ観察/外用などを個別選択。専門の全身治療は年齢、重症度、安全監視を確認する。[1]
  • 頭部白癬等の原因があれば原因別治療へ。髪型による牽引や頭皮への刺激を見直す。[2]
  • 脱毛範囲・進行、治療負担、学校や心理面への影響を確認する。[1]

5帰宅・外来フォロー

  • 全身状態が安定し、原因確認と経過観察/治療の予定あり。[1][2]

6入院・継続観察

  • 通常は外来。重い感染や急性精神危機等は別病態で判断。[1][2]

7専門相談・搬送

  • 診断不明、急速進行、広範囲、炎症/瘢痕、強い困りごとは皮膚科。[1][2]

8避けること・適用上の注意

  • ストレスだけを原因にして本人を責めない。診断せず全身ステロイドや発毛薬を一律に始めない。[1][2]
  • 本項は頭部白癬・抜毛症の詳細治療を兼ねない。JAK阻害薬等は国内適応と最新安全資料に照合が必要。

専門治療の固定オーダーや院内の採用薬・連絡先は、この原稿の作成だけで確定しない。病態の悪化は検査や通常の紹介予約を待たず再評価する。

9出典と適用範囲

  • [1] 日本皮膚科学会 円形脱毛症GL2024。病態、鑑別、治療選択、心理社会的負担。小児の全身薬の適応は個別確認。 確認: 2026-10-23。
  • [2] AAD Hair loss overview。多様な脱毛原因、感染、牽引、原因に応じた対応。円形脱毛症専門GLではない。 確認: 2026-10-23。

根拠調査日: 2026-10-23。医師による逐条確認と院内適合性の確認は未完了。

10臨床医が迷う場面

11円い脱毛なら、検査なしでステロイド外用を始める?

鱗屑、発赤、膿疱、折れた毛がないかを先に確認する。感染性の脱毛などでは治療が異なり、ステロイド単独で悪化を隠すことがある。滑らかな脱毛斑でも急速な拡大、眉毛・睫毛や爪の変化を記録し、診断が不確実なら皮膚科へ紹介する。

出典:日本皮膚科学会 円形脱毛症GL2024

12小さな円形脱毛症が一つだけなら、全身薬が必要?

範囲、経過、年齢、本人の希望から観察や局所療法を検討する。小範囲には自然軽快もある一方、拡大や再発もあるため写真などで変化を追う。全身ステロイドやJAK阻害薬を一律に始めず、進行例では適応年齢と安全監視を含め専門医が判断する。

出典:日本皮膚科学会 円形脱毛症GL2024

13ストレスが原因と説明し、検査も治療もせずよい?

円形脱毛症は自己免疫が関与する疾患で、本人の気持ちだけを原因にしない。脱毛の進行と学校・家庭での負担を別々に評価する。外見を補う工夫も治療の一部であり、症状の説明や学校への配慮を本人の希望に沿って相談する。

出典:日本皮膚科学会 円形脱毛症GL2024

一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。

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