11-21尿崩症
病態・根拠
このページの目次13項目
1病態と認識
2鑑別と見逃しを避ける所見
3検査の使い方と限界
4初期対応・経過と専門診療への境界
5帰宅・外来フォロー
- 十分な飲水と治療計画があり、家族が体調不良時の連絡方法を理解している場合に専門医と退院を検討する。[1]
6入院・継続観察
- 飲水不能、Na異常、初期評価で出納監視が必要な児は入院で扱う。[1]
7専門相談・搬送
8避けること・適用上の注意
- 検査目的に独断で水分制限しない。水制限試験は専門監督下のみとし、乳児では安全性を特に考慮する。[1]
- 国内のデスモプレシン製剤・投与経路ごとの指示は未照合。Na補正速度を固定しない。
専門治療の固定オーダーや院内の採用薬・連絡先は、この原稿の作成だけで確定しない。病態の悪化は検査や通常の紹介予約を待たず再評価する。
9出典と適用範囲
- [1] RCH Clinical Practice Guidelines: Diabetes insipidus。小児、入院管理と安全上の注意 確認: 2026-10-23。
- [2] NHS Diabetes insipidus。一般向け、AVP-D/AVP-Rの名称と治療概念 確認: 2026-10-23。
根拠調査日: 2026-10-23。医師による逐条確認と院内適合性の確認は未完了。
10臨床医が迷う場面
11多飲多尿だから、水分を制限して様子を見る?
尿崩症を疑う児の水へのアクセスを制限しない。血糖、血清Na・浸透圧と尿の濃縮を対で確認し、出納と体重を評価する。水制限試験は専門医の監視下で行う検査であり、自宅や一般外来で試すものではない。飲めない児は緊急評価する。
12デスモプレシン投与後も多尿。すぐ追加してよい?
処方の製剤・投与時刻と吸収、血清Na、飲水・尿量を確認し、専門チームへ相談する。効果の重なりは水貯留・低Naにつながるため、尿量だけで追加しない。既知の尿崩症でも嘔吐や飲水不能では普段の自己調整計画に任せず入院評価を考える。
13入院・点滴中は何を目標に管理する?
自由飲水できない状況では普段の口渇による調整が働かない。水分出納・体重・血清Naを頻回に追い、輸液と抗利尿薬を一緒に調整する。尿量が減ったことだけを改善とせず、Na低下や過剰水分を確認する。大きな変動は専門科と対応する。
一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。