10-26 抑うつ・不安症・強迫症

緊急

10-26抑うつ・不安症・強迫症

病態・根拠
このページの目次13項目

1病態と認識

抑うつ、不安、強迫は重複し、睡眠・身体症状や易怒性として現れることもある。治療は症状、年齢、重症度と生活機能に応じる。[1][2][3]

  • 本人が話せる場を設け、気分、楽しめなさ、心配、反復確認や儀式、その時間と苦痛を聴く。家庭・学校・対人機能、いじめ、虐待、自傷も評価する。[1][2][3]

2鑑別と見逃しを避ける所見

起点手がかり考える病態・行動
繰り返す確認本人に不合理と分かってもやめにくい・時間を取る強迫症を検討。[2]
登校・外出がつらい気分/対人不安/身体症状/環境要因抑うつと不安、学校環境を分けて評価。[1][3]

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3検査の使い方と限界

  • 発達段階と併存症、薬物/処方薬、家族・生活環境を確認。尺度は面接を補い、診断や退院を一つの点数で決めない。[1][2][3]

4初期対応・経過と専門診療への境界

  • 小児の心理療法を基本に専門連携。強迫症は発達に合わせた曝露反応妨害を含むCBT、社交不安は疾患に焦点を当てたCBTが推奨される。[2][3]
  • 薬物療法は専門評価と国内適応確認の上で決め、開始・変更時に自傷や賦活化を含む有害反応を継続確認する。[1][2]
  • 安全、睡眠、食事、本人の目標と生活機能を確認し、治療開始・変更時は接触を密にする。[1][2]

5帰宅・外来フォロー

  • 急迫した危険がなく支援者と専門紹介・再診の計画がある。[1]

6入院・継続観察

  • 安全確保不能、重い抑うつ、極端な機能障害は専門医と入院を検討。[1][2]

7専門相談・搬送

  • 児童精神科、心理職等へ症状に応じ紹介。[1][2][3]

8避けること・適用上の注意

  • 不登校だけを診断名としない。外国の薬剤承認年齢・第一選択をそのまま国内の処方指示にしない。[1][2][3]
  • 全般不安、分離不安、パニック等は本項だけで治療を固定しない。日本での小児薬物療法適応は別途確認が必要。

専門治療の固定オーダーや院内の採用薬・連絡先は、この原稿の作成だけで確定しない。病態の悪化は検査や通常の紹介予約を待たず再評価する。

9出典と適用範囲

根拠調査日: 2026-10-23。医師による逐条確認と院内適合性の確認は未完了。

10臨床医が迷う場面

11不登校が主訴なら、登校目標だけ決めればよい?

本人だけで話せる場も作り、抑うつ、不安、強迫症状、いじめ、身体疾患、自傷を評価する。学校へ行けないことを診断名にせず、睡眠・食事・楽しみ・対人機能の変化を聞く。安全性と苦痛の軽減を先に考え、学校との調整や専門支援を組む。

出典:NICE NG134 小児抑うつ(海外) / NICE CG31 強迫症(海外) / NIMH 若者の自殺安全評価(海外)

12抗うつ薬を始めた後、少し元気が出たので通常の再診間隔でよい?

開始・増量後は自殺念慮、焦燥、睡眠や行動の急な変化を注意して確認する。見かけの活動性改善だけで安全と判断しない。処方医と早期の評価・連絡手段を決め、危険な変化があれば予定を待たず相談する。海外の承認年齢や用量をそのまま国内に適用しない。

出典:NICE NG134 小児抑うつ(海外) / NICE CG31 強迫症(海外) / NIMH 若者の自殺安全評価(海外)

13強迫行為を家族が代わりに確認し続ければ、悪化を防げる?

家族による儀式への参加が長期的な維持要因になることがあるが、突然禁止して本人を責めない。生活への支障と家族の関わりを把握し、発達に合わせた認知行動療法・曝露反応妨害を専門家と計画する。支援の役割と段階的な変更を一緒に決める。

出典:NICE NG134 小児抑うつ(海外) / NICE CG31 強迫症(海外) / NIMH 若者の自殺安全評価(海外)

一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。

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