12-4 炎症マーカー(CRP・PCT)の使い方

緊急

12-4炎症マーカー(CRP・PCT)の使い方

発熱・重症感のリスク層別化に使う血液検査
β版 · 紙面の最終確認 2026-09-28

日付は紙面の確認日です。院内承認を示すものではありません。処方・運用は、本文の適用条件と出典、院内の採用薬・手順を確認してください。

このページの目次6項目

ページ内目次

1ポイント

2鑑別のながれ

3発熱乳児での使い方(AAP 2021・生後8〜60日)

生後8〜21日CRP・PCTは取得してよいが結果で方針を変えないフルセプシスワークアップ・入院・経験的抗菌薬投与を炎症マーカーの結果で省略しない
生後22〜28日PCTを優先して測定(CRP・血算も)当院は院内生後28日以下は日齢によらず全例フル精査(血培・カテ尿・腰椎穿刺)を行う(院内方針院内)。マーカーの結果で省略しない
生後29〜60日PCT・CRP・好中球数でリスク層別化腰椎穿刺・抗菌薬投与の要否はマーカーで判断するが、当院は院内生後60日以下は原則入院とする(院内方針院内)。好中球数とPCTが夜間に出ないため実質CRPと体温で判断する

4検査

5Q&A

生後1週未満(生後8日未満)の発熱児にAAP 2021のCRP・PCT基準を使ってよい?
使えない。GLの対象は生後8〜60日に限定され、生後8日未満は適用除外。
CRPが正常なら細菌感染は否定できる?
できない。発症後6〜12時間は上がらないため、疑いが強ければ数時間〜翌日に再検する。
CRPが高ければ抗菌薬が要る?
必ずしも要らない。ウイルス感染でもCRPは上がるため、診察所見と合わせて判断する。

6家族への説明

熱の炎症を見る血液検査(CRPなど)は、熱が出てすぐには上がってこないことがあります。今は正常でも感染が隠れていないとは言い切れないため、症状が続く・悪くなるときは再度の受診や採血をお願いすることがあります。数値が高い=必ず抗生物質が必要というわけではなく、他の診察所見と合わせて総合的に判断します。

詳しい根拠・出典は 詳細リファレンス へ

一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。

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