10-9思春期の性の健康・性感染症の相談
せいかんせんしょう・STI・思春期・避妊
β版 · 紙面の最終確認 2026-10-30
日付は紙面の確認日です。院内承認を示すものではありません。処方・運用は、本文の適用条件と出典、院内の採用薬・手順を確認してください。
このページの目次8項目
1ポイント
- 性別や関係性を決めつけず、本人の困りごと、性的接触、症状、妊娠の心配、同意と安全を確認する。[1][2][3]
- 性被害や強制の疑い:身体の安全を確認し、本人の意思を尊重して性被害支援・保護経路へ。[3]
- 検査、適切な治療、コンドームと予防可能な感染症のワクチンを説明する。パートナーへの検査・治療について専門診療と相談する。[1][2]
2鑑別のながれ
- 性器や皮膚症状→接触部位・時期と全身症状→STIだけでなく非感染性皮膚疾患も専門診察で鑑別。[1][2]
- 妊娠や感染への不安→同意のない接触・安全の懸念→通常の予防相談と性被害初期対応を分ける。[3]
3検査
- 曝露の時期・症状・部位に応じて検査先と検査を選ぶ。梅毒は血清検査を中心に診察と合わせて判断する。[1][2]
4対応の注意
避けること・注意:外見だけで感染を否定しない。外国の未成年同意制度を転記せず、守秘の範囲と安全上の例外を国内の施設手順で確認する。[1][3]。
↑ このページの入口へ5初期対応と継続管理
初期対応
- 検査、適切な治療、コンドームと予防可能な感染症のワクチンを説明する。パートナーへの検査・治療について専門診療と相談する。[1][2]
フォローと再評価
- 結果を必ず確認し、必要な治療・再検査と予防相談につながったかを確かめる。[1][2]
根拠と適用範囲
- 厚生労働省 性感染症:国内の予防・検査と受診、感染動向。特定治療の処方資料ではない。
- 厚生労働省 梅毒Q&A:検査、診察、曝露時期・予防の確認、パートナー対応。
- 内閣府 性犯罪・性暴力とは:同意、安全、早期医療相談、国内支援窓口。
6帰宅・入院の目安
- 帰宅急性の危険がなく、結果説明・治療/再検査の計画を確保。[1][2]
- 入院身体的急変や安全確保の問題は急性期/保護経路で判断。[3]
- 搬送・紹介症状・妊娠可能性に応じ産婦人科、泌尿器科、皮膚科、感染症科等へ。[1][2][3]
7診療中の疑問と回答
- 保護者同席の問診だけで性感染症リスクを評価する?
- 本人だけで話せる時間を作り、守秘の範囲と安全上共有が必要な場合を先に説明する。性別や関係を決めつけず、接触部位、症状、避妊と同意を確認する。海外の未成年同意法は日本へ転用せず、院内の説明・同意手順と保護方針に従う。
根拠:CDC STI Treatment Guidelines:Adolescents - 尿検査だけ陰性なら性感染症を除外できる?
- 接触部位によって咽頭・直腸などの感染を尿だけでは評価できない。潜伏期間と接触時期を確認し、適切な部位・検査法を選ぶ。症状、妊娠可能性、HIV・梅毒などのリスクに合わせて検査と再検日を説明し、本人へ結果が届く安全な方法を確認する。
根拠:CDC STI Treatment Guidelines:Adolescents - 治療を出したら次の受診は症状が残るときだけ?
- 服薬完了、再感染リスク、パートナーの検査・治療の相談と再検査計画を設定する。コンドームやワクチンで予防できる感染も説明する。強制・性被害の可能性は別に安全評価し、必要な医療と日本の支援窓口につなぐ。
根拠:CDC STI Treatment Guidelines:Adolescents
8家族への説明
相談したこと自体を責めず、何を心配しているかを本人に確認する。検査の時期や受けられる検査は医療機関・保健所ごとに異なる。[1][2]
一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。