6-10 尋常性痤瘡

緊急

6-10尋常性痤瘡

病態・根拠
このページの目次13項目

1病態と認識

毛包脂腺の角化、皮脂、微生物と炎症が関わる慢性疾患。炎症が治まっても面皰を含む維持管理が必要となる。[1]

  • 面皰と炎症性丘疹/膿疱、結節、瘢痕、部位と心理社会的負担を確認する。重症度と本人の困りごとの両方で治療を考える。[1][2]

2鑑別と見逃しを避ける所見

起点手がかり考える病態・行動
顔の丘疹面皰の有無、持続する紅斑痤瘡と酒皶/毛包炎を分ける。[1]
治療で赤くなる塗布部位と時間経過刺激性反応/接触皮膚炎を評価。[1]

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3検査の使い方と限界

  • 通常は皮疹で診断する。毛包炎や酒皶など類似疾患との区別と、治療歴、妊娠可能性、服薬歴を確認する。[1][2]

4初期対応・経過と専門診療への境界

  • 国内適応を確認して過酸化ベンゾイル/アダパレン等を重症度に応じ選択する。妊婦又は妊娠している可能性のある患者にはアダパレンを使用しない。採用製剤の現行添付文書を確認する。炎症改善後は非抗菌薬の維持療法を検討する。[1][2][3]
  • 抗菌薬は必要な炎症期に適正使用し、漫然投与を避ける。全身抗菌薬使用時も外用治療と組み合わせる方針を相談する。[1][2]
  • 炎症と面皰、瘢痕、刺激症状と継続可能性を確認し、抗菌薬の終了と維持療法を見直す。[1][2]

5帰宅・外来フォロー

  • 外用の使い方と副反応、再診時期を共有できる。[1]

6入院・継続観察

  • 一般に入院対象ではない。重い全身症状や急激な悪化は別病態として評価。[1][2]

7専門相談・搬送

  • 瘢痕形成、重症結節、治療不応、強い心理的負担は皮膚科。[1][2]

8避けること・適用上の注意

  • つぶすことや強い摩擦、抗菌薬だけの長期維持を勧めない。一律の特定食物制限をしない。[1][2]
  • 年齢、妊娠可能性、添付文書、採用薬を確認して処方する。海外のイソトレチノイン推奨は国内の一般処方指示にしない。

専門治療の固定オーダーや院内の採用薬・連絡先は、この原稿の作成だけで確定しない。病態の悪化は検査や通常の紹介予約を待たず再評価する。

9出典と適用範囲

根拠調査日: 2026-10-23。医師による逐条確認と院内適合性の確認は未完了。

10臨床医が迷う場面

11赤いニキビが減ったら、抗菌薬をそのまま維持する?

炎症が改善したら、抗菌薬を漫然と維持せず、面皰・微小面皰を抑える非抗菌薬の外用を検討する。再発時は塗布部位・実使用・刺激症状を確認して調整する。結節や瘢痕が増える場合は抗菌薬の延長だけで対応せず皮膚科へつなぐ。

出典:日本皮膚科学会 痤瘡・酒皶GL2023

12外用後の赤み・ヒリヒリは効いている証拠として続ける?

刺激症状と接触皮膚炎を評価し、強い紅斑、腫れ、水疱では一旦中止して診察する。軽い乾燥でも塗布量・頻度・併用化粧品を確認し保湿を調整する。刺激を我慢させて増量しない。アダパレンでは妊娠の可能性も処方前に確認する。

出典:日本皮膚科学会 痤瘡・酒皶GL2023

13見た目は軽症だが学校を休みたいほど悩んでいる。経過観察でよい?

皮疹数だけで軽症と決めない。瘢痕形成、顔・背中の範囲、いじめや本人の生活への影響を聞き、治療目標を共有する。治療を十分実施しても改善しない、瘢痕が進行する、心理的負担が強い場合は早めに皮膚科へ紹介する。

出典:日本皮膚科学会 痤瘡・酒皶GL2023

一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。

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