低月齢乳児の発熱|病棟パス

緊急

診療支援案・院内承認前

低月齢乳児の発熱

生後8〜60日の発熱の入院評価。AAPの対象は全身状態良好な正期産児であり、下記の入院方針は当院の検査体制に合わせた既存方針。

適用対象・除外条件

生後8〜60日の発熱の入院評価。AAPの対象は全身状態良好な正期産児であり、下記の入院方針は当院の検査体制に合わせた既存方針。

このパスだけで判断しない状況

  • 生後0〜7日は当院方針未確定のため上級医相談
  • 不良な全身状態・HSV疑いは上位施設相談を先行
  • 早産児・基礎疾患・全身状態不良はAAP低リスクアルゴリズムの適用外として個別に評価する

経過と次へ進む条件

  1. 日齢と高リスクを確認

    • 日齢・在胎週数・体温・全身状態・HSVリスクを確認する
    • 日齢別に血液・尿・髄液検査と経験的治療の必要性を判断する
    • 生後8〜21日:血液・尿・髄液を評価し、結果を待たず経験的抗菌薬と入院
    • 生後22〜28日:院内方針として全例フルワークアップ・入院
    • 生後29〜60日:必要検査を行い原則入院。夜間ANC・PCTが出ないことを低リスクと扱わない

    次へ進む条件・判断

    • 入院先と必要な監視体制を確保
  2. 観察と検体追跡を続ける

    • 哺乳、反応、呼吸、循環の変化を追う
    • 当直帯に出ないANC・PCTを仮定せず、培養保管と翌朝提出を確認する

    次へ進む条件・判断

    • 全身状態が安定し、必要な検査結果を評価できる
  3. 治療継続・退院を再判断

    • 日齢、培養結果、臨床経過から上級医が治療方針を再評価する
    • 未確定結果の追跡と退院後の早期再診を手配する

    次へ進む条件・判断

    • 日齢別の退院条件を満たすと上級医が判断

悪化・想定した経過から外れたとき

  • 無呼吸・哺乳低下・反応低下・循環不良
  • けいれん・HSVを疑う所見
  • 必要な検査・監視が院内で行えない

退院・専門診療への移行を判断する条件

  • 哺乳と全身状態が安定し日齢別条件を満たす
  • 培養の判定時期を確認し、早期再診と緊急連絡が可能

院内で確認・合意する事項

施設の検査体制・採用薬・連携先に合わせて確認し、院内承認後に運用してください。

  • 生後0〜7日の受入方針
  • 培養保管・結果確認・陰性判定時刻
  • 日齢別抗菌薬、退院判断者、NICU相談経路

根拠・参照資料

海外施設のパスは対象年齢・検査体制・採用薬が異なるため、各資料の条件を確認してください。

  1. Royal Children’s Hospital Melbourne — Febrile child(参照確認 2026-10-02)
  2. AAP:Evaluation and Management of Well-Appearing Febrile Infants 8–60 Days Old(2021)/公式概要(参照確認 2026-10-02)
病棟のパス一覧に戻る

スペースで絞り込み(例:夜尿症 休薬)↑↓ 移動 / Enter 開く