髄膜炎・脳炎疑いの初期対応|病棟パス

緊急

診療支援案・院内承認前

髄膜炎・脳炎疑いの初期対応

髄膜炎・脳炎を疑う患者の初期治療と入院先決定。

適用対象・除外条件

髄膜炎・脳炎を疑う患者の初期治療と入院先決定。

このパスだけで判断しない状況

  • 不安定例への腰椎穿刺
  • 髄液グラム染色陰性だけでウイルス性と断定しない

経過と次へ進む条件

  1. 安定化と治療を優先

    • 意識・呼吸循環・神経所見を評価し上級医に連絡する
    • 培養と安全に可能な検査を行う。腰椎穿刺や搬送待ちで必要な抗菌薬を遅らせない

    次へ進む条件・判断

    • 初期治療と適切な監視を開始
  2. 専門施設と入院先を決める

    • 細菌性・脳炎疑いは専門施設と検査・抗菌薬・抗ウイルス薬を相談する
    • 安定したウイルス性疑いの夜間観察は上級医判断とし、細菌性を除外できるとは扱わない

    次へ進む条件・判断

    • 院内観察の可否か搬送先が決まる
  3. 検査結果と神経所見を引き継ぐ

    • 治療開始時刻、培養、髄液所見、意識の変化を伝える
    • 結果未確定の検体と連絡担当を引き継ぐ

    次へ進む条件・判断

    • 継続治療を担う施設・担当が確定

悪化・想定した経過から外れたとき

  • 意識障害・局所神経所見・けいれん
  • ショック・呼吸不全
  • 頭蓋内圧亢進・脳ヘルニア疑い

転院・引継ぎ前に確認すること

  • このパスは初期対応・継続診療への引継ぎまで
  • 髄液と培養、臨床経過を継続診療側で評価して退院を判断

院内で確認・合意する事項

施設の検査体制・採用薬・連携先に合わせて確認し、院内承認後に運用してください。

  • 経験的抗菌薬・抗ウイルス薬の院内指示
  • 夜間培養の保管方法
  • ウイルス性疑い観察の適応と翌朝相談先

根拠・参照資料

海外施設のパスは対象年齢・検査体制・採用薬が異なるため、各資料の条件を確認してください。

  1. Royal Children’s Hospital Melbourne — Meningitis and encephalitis(参照確認 2026-10-02)
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