年長児の急性肝障害の観察・専門連携|病棟パス

緊急

診療支援案・院内承認前

年長児の急性肝障害の観察・専門連携

PTが正常で意識清明な年長児の急性肝障害。上級医が院内観察可能と判断した例。

適用対象・除外条件

PTが正常で意識清明な年長児の急性肝障害。上級医が院内観察可能と判断した例。

このパスだけで判断しない状況

  • 新生児・乳児黄疸は別管理
  • 胆汁うっ滞・急性肝不全疑いは専門施設へ

経過と次へ進む条件

  1. 肝機能と重症度を確認

    • 薬剤・サプリメント、感染、既往、黄疸と便色を確認する
    • AST/ALTだけでなくPT-INR、血糖、意識と全身状態を評価する

    次へ進む条件・判断

    • 凝固・意識が正常で上級医が観察を合意
  2. 肝不全への進行を監視

    • PT-INRと意識、血糖、必要な肝機能を反復評価する
    • 数値の改善だけで判断せず、凝固悪化・意識変化は直ちに専門医へ相談する

    次へ進む条件・判断

    • 凝固と意識が保たれ検査・病状が安定
  3. 原因検索と再検査を引き継ぐ

    • 検査結果・薬剤歴を整理し肝臓専門医と追加精査を相談する
    • 残る肝障害と検査結果の確認日を決める

    次へ進む条件・判断

    • 外来追跡または専門施設への移行が決まる

悪化・想定した経過から外れたとき

  • PT-INRの延長・意識変化・低血糖
  • 急速な病状悪化・出血
  • 肝不全疑いでは意識障害の出現を待たず専門搬送を相談

退院・専門診療への移行を判断する条件

  • 意識・凝固・血糖が安定し専門医と継続方針を合意
  • 再採血と未確定原因検査の担当が明確

院内で確認・合意する事項

施設の検査体制・採用薬・連携先に合わせて確認し、院内承認後に運用してください。

  • 既存方針のPT-INR再測定間隔と搬送基準
  • 肝移植対応施設への連絡経路
  • 夜間に可能な原因検査

根拠・参照資料

海外施設のパスは対象年齢・検査体制・採用薬が異なるため、各資料の条件を確認してください。

  1. NASPGHAN — Diagnosis and Management of Pediatric Acute Liver Failure (2022)(参照確認 2026-10-02)
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