既知の周期性嘔吐症の発作|病棟パス

緊急

診療支援案・院内承認前

既知の周期性嘔吐症の発作

診断済みで、いつもの発作型と一致し、補液のため入院する例。

適用対象・除外条件

診断済みで、いつもの発作型と一致し、補液のため入院する例。

このパスだけで判断しない状況

  • 初発・進行性・普段と異なる発作
  • 胆汁性嘔吐、局所腹痛、神経症状など別疾患を疑う例

経過と次へ進む条件

  1. いつもの発作か確認する

    • 過去の診断・有効だった治療と今回の相違を確認する
    • 脱水、血糖、必要な電解質・ケトンを評価する

    次へ進む条件・判断

    • 重篤な別疾患を疑わず循環が安定
  2. 個別の発作時計画を実施

    • 補液を脱水・電解質・ケトーシスに応じて調整する
    • 制吐などの既存計画を確認し刺激を減らして休息を確保する

    次へ進む条件・判断

    • 嘔吐が軽減し少量の摂取が可能
  3. 経口へ戻し再発計画を見直す

    • 飲水・食事を戻して輸液を減らす
    • 発作頻度、学校生活への影響を確認し予防治療の専門相談を手配する

    次へ進む条件・判断

    • 普段の状態へ回復し経口で水分を保てる

悪化・想定した経過から外れたとき

  • いつもと異なる痛み・嘔吐・神経所見
  • 補液後も改善しない電解質異常・意識変化
  • 初発で代謝疾患・閉塞・頭蓋内疾患を除外できない

退院前に確認すること

  • 嘔吐が落ち着き経口摂取が保たれる
  • 次回発作時の計画と専門フォローが明確

院内で確認・合意する事項

施設の検査体制・採用薬・連携先に合わせて確認し、院内承認後に運用してください。

  • 国内の採用制吐薬と既往の個別指示
  • 輸液の糖濃度は固定せず血糖・病態で判断
  • 新規診断の検査経路

根拠・参照資料

海外施設のパスは対象年齢・検査体制・採用薬が異なるため、各資料の条件を確認してください。

  1. NASPGHAN 2025 — Management of cyclic vomiting syndrome in children(参照確認 2026-10-02)
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