細菌性腸炎・血便のHUS監視|病棟パス

緊急

診療支援案・院内承認前

細菌性腸炎・血便のHUS監視

脱水補正や血便の経過観察が必要で、現時点でHUSを疑う所見がない例。

適用対象・除外条件

脱水補正や血便の経過観察が必要で、現時点でHUSを疑う所見がない例。

このパスだけで判断しない状況

  • HUS疑い・腎機能悪化
  • 腹膜刺激徴候・外科疾患・重症敗血症

経過と次へ進む条件

  1. 血便と臓器障害を評価

    • 便検査・培養の適応を確認し、STECを含む病原体を検討する
    • 循環、尿量、血算・血小板・腎機能を確認する

    次へ進む条件・判断

    • 腎障害・貧血・血小板減少などHUS徴候がない
  2. 補水と検査推移を追う

    • 脱水を補正し尿量・体重・浮腫を反復評価する
    • 血便に止痢薬を使用しない。EHEC(STEC)疑いには抗菌薬を投与しないという既存院内方針に従う。その他の病原体や敗血症を疑う場合の治療は、病原体・重症度に応じて専門医と判断する

    次へ進む条件・判断

    • 循環と摂取が改善しHUSを疑う変化がない
  3. 遅れて出る異常を追跡する

    • 下痢が改善しても尿量低下・蒼白・出血・意識変化に注意するよう説明する
    • 便検査結果と必要な再採血の確認担当・日程を決める

    次へ進む条件・判断

    • 家庭観察と再評価が確実に行える

悪化・想定した経過から外れたとき

  • 乏尿・Cr上昇・貧血・血小板減少
  • 意識変化・けいれん
  • 肺水腫・循環不良は血液浄化可能な施設へ

退院・専門診療への移行を判断する条件

  • 飲水と循環が安定しHUSを疑う所見がない
  • 便検査と血算・腎機能のフォローを明示

院内で確認・合意する事項

施設の検査体制・採用薬・連携先に合わせて確認し、院内承認後に運用してください。

  • EHEC以外の病原体・敗血症を疑う場合の抗菌薬選択と専門相談手順
  • 夜間便検体の扱い
  • 小児腎臓・血液浄化の搬送先

根拠・参照資料

海外施設のパスは対象年齢・検査体制・採用薬が異なるため、各資料の条件を確認してください。

  1. CDC — Information for Clinicians: E. coli infection(参照確認 2026-10-02)
  2. Royal Children’s Hospital Melbourne — Gastroenteritis(参照確認 2026-10-02)
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