7-7斜視・白色瞳孔
しゃし・はくしょくどうこう・赤色反射・網膜芽細胞腫
β版 · 紙面の最終確認 2026-10-30
日付は紙面の確認日です。院内承認を示すものではありません。処方・運用は、本文の適用条件と出典、院内の採用薬・手順を確認してください。
このページの目次8項目
1ポイント
- 発症時期、常に/時々のずれ、頭の傾き、見え方、写真で白く光る瞳、眼球運動と赤色反射を確認する。[1][2]
- 白色瞳孔・赤色反射消失を伴う斜視:直ちに眼科評価を手配する。[1]
- 非麻痺性でも持続する斜視は眼科へ。麻痺性や突然の発症、神経症状は紹介を急ぐ。視機能の発達を考え経過観察だけで放置しない。[1][2]
2鑑別のながれ
- 片目が白く光る→赤色反射の異常→網膜芽細胞腫/白内障等を眼科で緊急鑑別。[1][2]
- 新しい眼位ずれ→麻痺性、頭痛/嘔吐/失調→眼科に加え頭蓋内疾患を評価。[1]
3検査
- 左右の視行動、瞳孔/眼球運動、反射と神経所見を確認。散瞳眼底等は眼科で評価する。白色瞳孔を写真の反射だけと決めない。[1][2]
4対応の注意
避けること・注意:白色瞳孔を通常の健診予約まで待たせない。一般小児科で腫瘍を否定したり治療方針を決めたりしない。[1][2]。
↑ このページの入口へ5初期対応と継続管理
初期対応
- 非麻痺性でも持続する斜視は眼科へ。麻痺性や突然の発症、神経症状は紹介を急ぐ。視機能の発達を考え経過観察だけで放置しない。[1][2]
フォローと再評価
- 眼科受診完遂と検査結果を確認し、治療・視機能フォローを引き継ぐ。[2]
根拠と適用範囲
- NICE NG127: under 16 recognition and referral:英国の16歳未満。頭囲・筋力低下・退行・斜視の紹介推奨を直接HTTP本文で確認。英国紹介体制は転用しない。
- 国立成育医療研究センター 眼科:白色瞳孔の重症疾患、斜視と両眼視機能。診療科本文の該当節確認。
6帰宅・入院の目安
- 帰宅緊急所見がなく、眼科評価の期限と受診先を確保できる。[1][2]
- 入院急性神経症状、腫瘍や重い眼疾患を疑う場合は専門科の評価に応じる。[1][2]
- 搬送・紹介眼科、小児眼科。急な神経所見は小児神経/脳外科と連携。[1][2]
7診療中の疑問と回答
- 写真で一度だけ瞳が白い。次の健診で確認すればよい?
- 撮影条件による反射もあるが、写真だけで病的な白色瞳孔を否定しない。実際の赤色反射・左右差と斜視を診察し、眼科の速やかな評価を手配する。網膜芽細胞腫や白内障など治療時期が重要な病態を、再現待ちで遅らせない。
根拠:AAPOS Leukocoria - 本人は見えると言うので白色瞳孔を経過観察できる?
- 片眼の視力低下は反対眼で補われ本人が訴えないことがある。見えているという返答だけを安心材料にせず、両眼を別々に評価し赤色反射を確認する。白色瞳孔は原因の鑑別に散瞳眼底診察が必要で、一般外来だけで良性と決めない。
根拠:AAPOS Leukocoria - 白い反射の原因は腫瘍だけと説明してよい?
- 白色瞳孔には白内障、網膜疾患など複数の原因がある。腫瘍と断定して不安を増やさず、一方で緊急性のある原因を除外するため眼科評価が必要と伝える。発症時期、左右、写真、斜視や眼痛の有無を紹介状へ添える。
根拠:AAPOS Leukocoria
8家族への説明
写真で片目の瞳が繰り返し白く写る時は写真も持参する。痛がらなくても評価が必要な病気がある。[2]
一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。