11-14 成長曲線・低身長・思春期異常の評価

緊急

11-14成長曲線・低身長・思春期異常の評価

低身長・肥満・思春期早発/遅発・頭囲異常
β版 · 紙面の最終確認 2026-10-30

日付は紙面の確認日です。院内承認を示すものではありません。処方・運用は、本文の適用条件と出典、院内の採用薬・手順を確認してください。

このページの目次8項目

ページ内目次

1ポイント

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2鑑別のながれ

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3計算・スコア

計算

カウプ指数(乳幼児 3か月〜5歳)

kg
cm

年齢帯(目安の幅がちがう)

6歳未満は肥満度ではなくこの指数を用いる。カウプ指数の正常範囲は年齢とともに低下するため、一律の数値で判定せず年齢別の目安幅を用いる。1回の測定値だけで判定せず、成長曲線の軌道を見る。

いつ使う

3か月〜5歳の体格評価。計算式は体重(kg) ÷ 身長(cm)² × 10⁴(=体重(g) ÷ 身長(cm)² × 10)。学童以降(6〜17歳)は肥満度を使う。

落とし穴
  • 目安幅は年齢帯ごとに違う(3か月〜1歳未満 16〜18/1〜2歳 15〜17/3〜5歳 14.5〜16.5)。同じ数値でも年齢で判定が変わる
  • 日本では成人のようにBMI絶対値をそのまま用いない。身長別標準体重に基づく肥満度(村田式)が学童以降の標準
  • 単一時点の値で安心・心配をしない。軌道を見る
出典

本シート「小児肥満 外来評価と介入」「成長曲線・低身長・思春期」の記載。式と年齢別の目安幅はいずれも正本§2由来。

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4検査

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5帰宅・入院の目安

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6診療中の疑問と回答

背が低いが成長曲線内なら、次の健診まで待てる?
単一の身長だけでなく測定条件と成長速度、両親の身長、思春期の段階を確認する。身長の軌道が下がる、体重も減る、体型が不均衡などがあれば原因を調べる。頭痛・視覚症状を伴う成長障害は早急に内分泌科へ相談する。
根拠:Pediatric Endocrine Society 低身長の紹介指針
低身長だから最初から成長ホルモン負荷試験を予約する?
まず成長記録、栄養・慢性疾患、甲状腺、思春期を評価する。単一のGH値で欠損を診断せず、スクリーニングと骨年齢を踏まえ専門医が負荷試験の必要性を決める。過去の母子手帳と測定値を持参してもらい、検査の重複を減らす。
根拠:Pediatric Endocrine Society 低身長の紹介指針
SGAで小さく生まれた児は全員がGH治療対象?
出生時の在胎週数と体格、出生後の追いつき成長を確認する。2歳までに十分なcatch-upがない場合は紹介の対象だが、それだけで治療適応としない。国内の開始年齢・身長基準と基礎疾患を専門医が評価し、薬物治療の利益と経過観察を比較する。
根拠:Pediatric Endocrine Society 低身長の紹介指針
1回の身長測定でSDが正常なら安心していい?
いいえ。単一時点でなく軌道で見る。パーセンタイルチャンネルを2段以上横切る変化は、絶対値が正常範囲内でも精査対象になりうる。
低身長の精査はまずGH負荷試験?
いいえ。甲状腺機能・栄養状態・染色体異常(女児はターナー症候群)のスクリーニングを先に行う。
肥満児の判定にBMIを使う?
使わない。日本の小児は身長別標準体重に基づく肥満度(村田式)が標準。
頭囲測定は3歳以降も続ける?
機械的な継続はしない(測定根拠が乏しい)。ただし身長とのバランス・発達歴に懸念があれば個別に続ける。
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8家族への説明

この説明ページに、今日の判断と受診の目安がまとまっています。当てはまるサインがあれば様子を見続けずに連絡してください。

一般教育・院内オペ補助。個別診断・治療の代わりにはなりません。β版・逐条レビュー継続中。

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