尿検査とおしっこの感染症(尿路感染症)

尿検査とおしっこの感染症(尿路感染症)

腎・泌尿器β版・逐条レビュー継続中

2026-07-31更新
β版用量は適用前に一次資料と院内採用を確認。このβ版について

家族説明を開く

当院の当直帯に出せる尿検査は定性(試験紙)だけ(2026-09-14 確認)。尿沈渣は夜間に見られず、尿培養の結果も当然その場では出ない
ただし導尿はできる。ここが肝心で、抗菌薬を始める前にカテーテル尿を採っておけば、培養だけは翌日に生きる。先に抗菌薬を入れてしまうと、あとから確かめる手段が無くなる。夜に失われるのは結果であって、検体ではない。
下の詳細リファレンス(正本)はUTIの診断を「症状+尿定性・沈渣の異常+カテーテル尿/中間尿での有意菌数」の3点で定義している。当直帯に揃うのは最初の2つまで(沈渣は出ないので定性で代える)。3つ目は翌日以降にしか揃わない。
だから当直帯のUTIは「確定」ではなく「治療を始めつつ、確定材料を確保する」という形になる。手順は次の順番で固定する。
①導尿でカテーテル尿を採る → ②定性を読む → ③培養検体を確保して保管する → ④抗菌薬を始める
③の「保管」が要る——当院は夜間に培養検体を検査室へ提出できない(2026-09-14 確認)。採って翌朝出す。保管方法は要確認。
③を飛ばして④に進まない。パック尿は培養に使えないので、採尿バッグしか採っていない状態で抗菌薬を始めると、後から何も確かめられなくなる

30秒要約

  • 尿検査とおしっこの感染症(尿路感染症)。家族説明と同じ受診サインで切る。
  • まず毒性・気道・循環を見る。迷ったら上級医。
  • 家族には説明ページを渡し、様子見の自己判断を止めさせる。

レッドフラグ

所見があったときにどれだけ急ぐかと、家族に何を伝えるかの対応表。3列目の文言は家族説明ページに同じ言葉で載っているので、画面を見せながら渡せる。

緊急度所見家族に伝えること
当日生後3か月(90日)未満の赤ちゃんが38℃以上の熱を出したとき(他に元気がなくても心配なくても、月齢だけで早めの受診が必要です)家族ページの「受診の目安」に載っている。画面を見せて指差しで渡す
緊急お薬を始めて2日(48時間)経っても熱が下がらない、またはぐったりして元気がない家族ページの「受診の目安」に載っている。画面を見せて指差しで渡す
緊急おしっこの量が明らかに減っている、半日以上おしっこが出ていない(脱水のサイン)家族ページの「受診の目安」に載っている。画面を見せて指差しで渡す
当日赤色や茶色っぽいおしっこが出た(血尿)家族ページの「受診の目安」に載っている。画面を見せて指差しで渡す
当日背中や脇腹、お腹を痛がる、叩くと痛がる家族ページの「受診の目安」に載っている。画面を見せて指差しで渡す
当日治療が終わってしばらくしてから、また熱が出た(目安48時間以内に受診)家族ページの「受診の目安」に載っている。画面を見せて指差しで渡す
緊急ぐったりして呼びかけへの反応が弱い、けいれんを起こした家族ページの「受診の目安」に載っている。画面を見せて指差しで渡す
当日結果を待っている間に症状が急に強くなった家族ページの「受診の目安」に載っている。画面を見せて指差しで渡す

問診チェック

初期プラン(コア)

  1. ABC と毒性を先に見る。
  2. 上のレッドフラグで 119 / 今日受診 / 説明して帰宅 を分ける。
  3. 検査・薬は施設プロトコル。用量は書かない。
  4. 家族説明を渡す。

家族に渡す一文

この説明ページに、今日の判断と受診の目安がまとまっています。当てはまるサインがあれば様子を見続けずに連絡してください。
https://ampl-kids-health-guide.pages.dev/patient/尿検査とおしっこの感染症(尿路感染症)について_患者説明_2026-07-30.html

エスカレーション

  • レッドフラグ、判断に迷う → 上級医

出典

  • Family Guide uti と整合

手技

手技

尿路感染症は抗菌薬投与前にカテーテル尿・中間尿を確保する

UTIの確定診断はカテーテル尿・中間尿の培養だけで成立する。バッグ尿は培養に使えない。抗菌薬投与前の検体確保が大原則。

始める前に

  • 生後90日以下、とくに60日以下のwell-appearing発熱乳児では、本ノートの尿検査所見だけでUTIの有無を判断してはならない。菌血症・細菌性髄膜炎の合併評価を含む広域ワークアップが別途必須
  • 排尿が自立していない乳幼児はカテーテル尿、自立している患児は中間尿で採取する。パック尿は定性検査には使えるが培養診断には用いない
  • 抗菌薬投与前の採取が必須。ill-appearingで即時投与が必要な場合でも、投与前にカテーテル尿を確保してから投与する

手順

  1. 1

    尿定性(亜硝酸塩・白血球エステラーゼ)でスクリーニングし、いずれか陽性なら培養(カテーテル尿/膀胱穿刺)に進む

  2. 2

    UTIの診断は、発熱などの臨床症状+尿検査の異常所見(膿尿・細菌尿)+カテーテル尿または中間尿での有意な単一菌種の検出(10⁴〜10⁵/mL以上、AAP基準は≥50,000 CFU/mL+尿所見異常)の3条件がそろって確定する

  3. 3

    初発UTIは大腸菌を標的として、地域のアンチバイオグラムを参考に第1〜3世代セフェム系薬を選択する。Enterococcus属を否定できない場合はアンピシリンとアミノグリコシド系薬の併用も考慮する

  4. 4

    発熱を伴う初発UTI全例に腎・膀胱超音波を行う

  5. 5

    VCUGはエコー異常・非典型例・反復性有熱性UTIに限定して行う(ルーチンでは推奨しない)

  6. 6

    DMSAでの腎瘢痕評価は有熱性UTI後4〜6カ月あけて実施する

  7. 7

    発熱を伴う小児UTIの抗菌薬投与期間は7〜14日間を原則とする

やってはいけない

  • パック尿を培養検体として提出しない(コンタミネーションが多く培養診断には用いるべきではない)
  • 尿路奇形を伴わない初発UTI、VUR I〜II度に対するルーチンの予防抗菌薬投与をしない
  • 初発の有熱性UTI全例へのルーチンVCUGを行わない
  • 亜硝酸塩陰性だけでUTIを否定しない(乳児は膀胱内滞留時間が短いため偽陰性になりやすい)
  • 膿尿がないことだけでUTIを否定しない(NICE・本邦GLは「膿尿なし=UTI除外」としない立場)
  • 症状を伴わない無症候性細菌尿への抗菌薬治療をしない(妊婦・泌尿器科的処置前を除き推奨されない)
  • 急性期(発熱から1週間以内)のDMSAで腎瘢痕を評価しない(一過性の取り込み低下と真の瘢痕評価を混同するため)
  • 3カ月未満の乳児で髄膜炎の合併が疑われる場合、髄液移行性が不十分な第1・2世代セフェム系薬やアミノグリコシド系薬の使用可否を考慮せずに選ばない
  • 割礼を前提とした欧米の性差リスク層別をそのまま持ち込まない。割礼が一般的でない本邦では男児の方が女児よりUTIが多いとの国内報告があり、性別のみでハイリスク群から除外しない

終わったあと

  • 治療後、次に熱が出たときは早め(目安48時間以内)に受診するよう伝える
  • 抗菌薬を始める前に採尿する理由(あとから正確に診断するため)を保護者に説明する
  • 繰り返す場合や超音波検査で異常が見つかった場合は、追加の検査(造影検査や核医学検査)を検討することがあると説明する

この場で持てない・送る

  • 生後3か月(90日)未満の赤ちゃんが38℃以上の熱を出したときは、月齢だけで早めの受診が必要
  • お薬を始めて2日(48時間)経っても熱が下がらない、またはぐったりして元気がない場合は受診
  • 要確認:小児科外来でのカテーテル尿採取の実施体制(実施者・鎮静の要否・年齢下限)
  • 要確認:尿定性・尿沈渣・尿培養の院内提出フロー、迅速検査(尿定性即日結果)の対応可否
  • 要確認:VCUG・DMSA腎シンチグラフィの依頼先(放射線科/小児泌尿器科との連携先)、予約から実施までの標準的な待機期間
  • 要確認:抗菌薬エンピリック選択(院内採用薬・当院または地域のアンチバイオグラム)

手順・適応・禁忌はすべて本シートの正本の記載のみ。院内の器材・採用薬・搬送先は施設ごとに違うため、適用前に院内ルールを確認すること。

詳細リファレンス8章(正本より)

出所: 正本「尿検査とUTI診断_2026-07-30.md」(起草→敵対的検証→一次資料照合→独立再検証済み)。同期日: 2026-08-14。
用量・基準は「考え方」の記載であり、適用前に一次資料と院内採用・添付文書を確認すること。「医師確認事項」に残る論点は未確定。

  • 区分: 外来編/検査
  • 記録日: 2026-07-30
  • 状態: 下書き(要・本人確認)
  • 対象: 小児外来(愛育病院)

⚠ 本ファイルはAIが最新の文献・ガイドラインをWeb検索して起草した下書き。最終的な臨床判断は医師(岡本)が確認して確定する。用量は体重換算の「考え方」のみ・個別患者値や患者情報は書かない。

適用年齢の境界:本ノートは主に生後2〜24ヶ月の乳幼児のUTI診断ロジック(症状+尿検査+有意菌数)を扱う。生後90日以下、とくに60日以下の発熱乳児では、本ノートの尿検査所見だけでUTIの有無を判断してはならない。菌血症・細菌性髄膜炎の合併評価を含む広域ワークアップが別途必須(詳細は1-0節、AAP 2021 Well-Appearing Febrile Infant CPG[7])。

0. 要点(3行)
  • UTIの診断は「症状(多くは発熱のみ)」+「尿定性・沈渣の異常」+「カテーテル尿または中間尿での有意な単一菌種の検出」の3点がそろって成立する。培養に使えるのはカテーテル尿・中間尿だけで、パック尿(採尿バッグ尿)はコンタミネーションが多く培養診断には使わない[1][2]。
  • 尿定性(亜硝酸塩・白血球エステラーゼ)は補助検査。両方陰性ならUTIらしくない(陰性尤度比0.20)が除外はできず、乳児は膀胱内滞留時間が短いため亜硝酸塩が偽陰性になりやすい[1]。
  • 抗菌薬投与前に培養検体を確保することが大原則。画像フォローは腎・膀胱エコーを初発の有熱性UTI全例に、VCUG・DMSAはエコー異常・非典型例・反復例に絞る「選択的運用」が現在の標準(旧来の「全例VCUG」からのパラダイムシフト)[1][2][4]。
1. いつ使う・いつ使わない(適応/非適応)
  • 使う(適応):
  • 発熱源不明の乳幼児で、40℃以上の発熱(LR 3.2〜3.3)、2日以上続く39℃以上の発熱(LR 4.0;95%CI 1.2〜13.0)、UTI既往(再発リスクは通常の2〜3倍)のいずれかを認める場合[1]
  • 腹痛(LR 6.3)、背部痛(LR 3.6)、頻尿・排尿時痛(LR 2.2〜2.8)、失禁(LR 4.6)などUTIを疑わせる症状がある場合[1]
  • 恥骨上部圧痛(LR 4.4)、CVA叩打痛など、身体所見で示唆される場合[1]
  • ill-appearingで直ちに抗菌薬投与を要すると判断した熱源不明児(この場合も投与前の検体確保が前提)[2]
  • 使わない・過剰になりがち:
  • 発熱・排尿時痛などの症状を伴わない無症候性細菌尿への抗菌薬治療(妊婦・泌尿器科的処置前を除き推奨されない)[1]
  • パック尿を培養検体として提出すること(スクリーニングの尿定性検査にはよいが、コンタミネーションが多く培養診断には用いるべきではない)[1]
  • 初発の有熱性UTI全例へのルーチンVCUG(現在は超音波での異常所見・非典型例・反復例に限定する運用が標準)[2][4]
  • 尿路奇形を伴わない初発UTI、VUR I〜II度に対するルーチンの予防抗菌薬投与(RIVUR studyでのST合剤耐性菌増加も踏まえ、本邦のGLでも推奨されない)[1]

1-0 適用年齢の境界:生後90日以下の発熱乳児は本ノート単独では完結しない

本ノートの「症状+尿定性・沈渣異常+有意菌数」というUTI診断ロジックは、主に生後2〜24ヶ月の乳幼児を想定した本邦GL(JAID/JSC 2015)[1]・AAP 2011[2][3]に基づく。生後90日以下、とくに60日以下のwell-appearing発熱乳児では、UTIの有無だけを見て終わらせてはならず、菌血症・細菌性髄膜炎の合併評価を含む年齢層別の広域ワークアップが必須である。最新の一次資料はAAP「Clinical Practice Guideline: Evaluation and Management of Well-Appearing Febrile Infants 8 to 60 Days Old」(Pantell RH, et al. Pediatrics. 2021;148(2):e2021052228)[7]で、年齢を3層に分けて血液培養・炎症マーカー・腰椎穿刺(CSF検査)の要否を規定している。

年齢血液培養炎症マーカー腰椎穿刺(CSF)
生後8〜21日全例施行参考情報として測定可全例施行が推奨(ルーチン)
生後22〜28日全例施行全例測定(CRP・プロカルシトニン・好中球数等)炎症マーカー陽性(プロカルシトニン≥0.5 ng/mLを目安に「陽性」と判断[要確認])なら施行。マーカー陰性でも尿定性陽性なら施行を強く推奨。炎症マーカー・尿定性がともに陰性の場合に腰椎穿刺を省略できるかは[要確認](29〜60日行のような明確な省略基準を本ノートは特定できていない)
生後29〜60日全例施行全例測定尿定性・炎症マーカーがともに正常なら省略可(この場合の髄膜炎リスクは≤0.025%[要確認])。尿定性・マーカーが正常なら尿培養提出も省略しうる

※上記はAAP 2021 CPGが対象とする生後8〜60日の枠組み。生後0〜7日(第1週)はこのCPGの適用範囲外であり、新生児科的なフルワークアップの対象となる(本ノートでは未特定・別途施設プロトコルに従う)。同様に生後61〜90日もこのCPGの適用範囲外であり、本邦・欧米とも施設プロトコルにばらつきがある(Rochester/Boston/Philadelphia criteria等の older risk-stratification toolsが依然参照されることもある)ため、施設基準・小児科的判断による。本邦向けの詳細プロトコル「発熱乳児の初期評価(若年児プロトコル)」は本ノート作成時点で未作成(要作成・別ナレッジとして着手し、本節からクロスリンクする想定)[7]。

2. 実際(読み方・基準値・手技・スケジュール等)

2-1 採尿法(培養に使えるか/使えないか)

対象患児推奨採取法培養(診断確定)備考
排尿が自立していない乳幼児カテーテル尿○(推奨・A II)侵襲は大きいが標準法。膀胱穿刺尿も可だが本邦では一般的でない[1][2]
排尿が自立している患児中間尿○(推奨・A)乳幼児の中間尿診断基準は確立していない(報告は散見される程度)[1]
スクリーニング目的(陰部清拭後)パック尿(採尿バッグ)×(コンタミ多くB II)定性検査には使える。陽性ならカテーテル尿で再確認してから治療判断[1][2]
膀胱穿刺通常は推奨されない。尿道の閉塞性病変がある場合など、カテーテル法が困難/不適な例で例外的に選択される(C)[1]。有意菌数の基準は流派で異なるため2-4節を参照
  • 抗菌薬投与前の採取が必須:投与後は多くの薬剤が速やかに尿を無菌化し、UTIの確定診断が困難になる(AAP Action Statement 1、Evidence A)[2][3]。ill-appearingで即時投与が必要な場合でも、投与前にカテーテル尿を確保してから投与する。

2-2 尿定性検査(亜硝酸塩・白血球エステラーゼ)の感度・特異度

項目感度特異度
白血球エステラーゼ75〜96%80〜90%
亜硝酸塩約25%(低い)>90%(高い)
  • 尤度比(乳幼児・小児、本邦GL引用のメタ解析)[1]:
  • 白血球反応・亜硝酸塩ともに陰性:LR 0.20(95%CI 0.16〜0.26)
  • どちらか一方が陽性:LR 6.1(95%CI 4.3〜8.6)
  • ともに陽性:LR 28(95%CI 17〜46)→ 積極的にUTIと診断してよい
  • AAPのdipstick判定:LEまたは亜硝酸塩のいずれか陽性で「尿定性陽性」とみなし、培養(カテーテル尿/膀胱穿刺)に進む[3]。新鮮尿(採取後1時間以内)でLE・亜硝酸塩ともに陰性なら、UTIの可能性は低い(<0.3%との報告)が、確実な除外にはならない[3]。
  • [要確認・部分的に確認]:表の感度・特異度の数値(LE 75〜96%/80〜90%、亜硝酸塩約25%/>90%)は本ノート作成時の出典が本文からは特定できず、一次資料(AAP 2011原文表・AAFP解説記事)への直接照合も今回未達(publications.aap.org・aafp.orgともWebFetchで403拒否)。参考として、AAP 2011ガイドラインの表として複数の二次資料(講義スライド等)が引用する数値は「LE:感度83%/特異度78%、亜硝酸塩:感度53%/特異度98%」という単一の点推定であり、本ノートの幅表記(レンジ)とは一致しない。この点推定自体も一次資料での直接確認はできていないため、二重に未確定な状態。本文の数値は変更せず、由来不明である旨のみ明記する。

2-3 尿沈渣・膿尿の基準

  • 2011年AAPガイドラインは「白血球尿(>5 WBC/hpf)の存在+細菌尿」を診断の必須要件としている[2][3]。
  • 一方、英国NICEガイドラインは「膿尿が認められなくてもUTIは除外できない」との立場をとる。本邦(JAID/JSC 2015)もこの立場に近く、膿尿の存在を必須としない(B II)[1]。
  • 非遠心尿のグラム染色で1視野に細菌1個以上を認めた場合、培養菌量として10⁵/mLに相当し、検尿所見と併せて原因菌を想定するうえで有用な参考情報になる(B IV)[1]。

2-4 有意菌数(診断の菌数基準)

採取法有意菌数の目安
カテーテル尿・中間尿(本邦GL)腸内細菌群が単一菌種として 10⁴〜10⁵/mL以上(A II)[1]
カテーテル尿(AAP 2011)尿路病原体 ≥50,000 CFU/mL(1999年版の100,000/mLから引き下げ)+尿所見異常(膿尿または細菌尿)の両方が必要(Evidence C)[2][3]
膀胱穿刺尿・SPA(AAP 2011の公式基準)AAP 2011 Action Statement 3はカテーテル尿と区別せず同一の「≥50,000 CFU/mL+尿所見異常」をSPAにも適用する(原文照合済み・両採取法を明確に区別していない)[2][3]
膀胱穿刺尿・SPA(伝統的教義/欧州EAU-ESPU)膀胱内は本来無菌という前提から、菌量を問わず尿路病原体の検出=有意(any count)とするのが伝統的な考え方(Hellersteinの基準に由来)。EAU/ESPU小児泌尿器科GL(2021年改訂)も同様に「any count」を有意とし、生後4ヶ月未満の発熱児では条件付きで10³ CFU/mLをカットオフに用いてよいとする(原文照合済み:'t Hoen LA, et al. J Pediatr Urol. 2021;17(2):200-207, p.202 "With suprapubic bladder aspirates any count constitutes a positive culture... In febrile children <4 months of age a cut-off value of 10³ cfu/ml can be used when clinical and laboratory findings match")。AAP 2011の統一基準(上記)とは立場が異なるため、参照するGLを明示した上で使い分ける[8]
乳幼児カテーテル尿(一部報告・本邦)5×10⁴/mLとする報告もあるが、本邦で日常的に用いられることは少ない[1]
膀胱穿刺尿(本邦GL)JAID/JSC 2015は「膀胱穿刺尿を用いた小児UTIの診断基準は本邦に存在しない」と明記。本邦では膀胱穿刺自体が一般的でなく、この基準値が臨床で使われる機会は少ない[1]
(参考)無症候性細菌尿の定義女児:2回連続10⁵/mL以上/男児:1回10⁵/mL以上/カテーテル尿:男女とも1回10²/mL以上[1]
  • 診断基準まとめ:UTIの診断=発熱などの臨床症状+尿検査の異常所見(膿尿・細菌尿)+カテーテル尿または中間尿での有意な単一菌種の検出、の3条件がそろうこと(A I)[1]。AAP 2011は「尿定性の異常所見」+「50,000 CFU/mL以上」の両方を、カテーテル尿・SPAいずれにも要求する(Action Statement 3、原文で確認済み)[2][3]。膀胱穿刺尿を「検出のみで有意」とする扱いはAAP 2011の公式基準ではなく、伝統的教義・EAU/ESPU系ガイドラインの立場である点を混同しないよう注意(本ノートでは両論を併記した)。

2-5 想定される原因菌と初期治療の考え方

  • 基礎疾患のない初発UTIの起因菌は国内外を問わず大腸菌(E. coli)が約80%、次いでEnterococcus属が約10%、残りをその他の腸内細菌が占める(原文照合済み:JAID/JSC 2015原文p.18に同数値の記載を確認。引用元は同ガイドライン内の文献番号99・111=古市宗弘他.過去10年間に経験した尿路感染症の臨床的検討.日児誌 2013;117:1093-7/池宮城雅子他.熱性尿路感染症の臨床的検討からみた欧米の報告と背景の違い.小児科臨床 2012;65:2233-6。いずれも本邦コホート)[1]。
  • 早期治療は腎瘢痕予防のために重要(原文照合済み・A I:JAID/JSC 2015原文p.18「早期治療は腎瘢痕予防のために重要である(93)~95)(A I)」。引用元=Hiraoka M, et al. Pediatr Nephrol. 2003;18:115-8/Doganis D, et al. Pediatrics. 2007;120:e922-8/AAP 2011ガイドライン[2])。初発UTIを疑った場合は大腸菌を標的とし、当該地域のアンチバイオグラムを参考に第1〜3世代セフェム系薬を選択する(A II)。Enterococcus属を否定できない場合はアンピシリンとアミノグリコシド系薬の併用も考慮される(C)[1]。
  • 3カ月未満の乳児で髄膜炎の合併が疑われる場合は、第1・2世代セフェム系薬やアミノグリコシド系薬の髄液移行性が不十分であることを考慮する(B)[1]。
  • 発熱を伴う小児UTIの抗菌薬投与期間は7〜14日間が原則(A II)。腎盂腎炎で1〜3日と短期であった場合は再燃の可能性が高まる[1][2][3]。
  • 用量は体重(kg)換算で設定するのが原則(例:セフェム系薬・アミノグリコシド系薬とも mg/kg/日で規定)。個別の処方量は院内採用薬・添付文書に従って別途確認する。

2-6 画像フォロー(VUR/腎瘢痕・エコー・DMSA・VCUGの適応)

検査適応タイミング/備考
腎・膀胱超音波発熱を伴う初発UTI全例に推奨(A II/AAP Action Statement 5)解剖学的異常(水腎症・膀胱壁肥厚など)のスクリーニング。乳幼児の15%に異常所見、1〜2%に外科的介入を要すると報告[1]
VCUG(排尿時膀胱尿道造影)ルーチンでは推奨されない。適応=エコーでの異常所見(水腎症・瘢痕・高度VURや閉塞性尿路疾患を示唆する所見)、非典型例(全身状態不良・尿勢低下・血清Cr上昇・E. coli以外の起因菌・48時間以内に治療反応が乏しい)、反復性有熱性UTI(B II/AAP Action Statement 6a・6b)[1][2][3]実施は5Fr前後のカテーテルで、造影剤は自然滴下、蓄尿時・排尿時ともに撮影。排尿終末にのみVURが出現することもあり、必ず排尿時まで撮像する[4]
DMSA腎シンチグラフィルーチンではないが、エコー異常・高熱・E. coli以外の起因菌などのリスク因子や有熱性UTI反復例で考慮腎瘢痕評価は有熱性UTI後4〜6カ月あけて実施(急性期は一過性の取り込み低下があり瘢痕と混同しうる)。急性期(発熱から1週間以内)のDMSAでVCUGの要否を判断するTop-Downアプローチも提唱されるが、有用性は確立していない[2][4]
予防抗菌薬投与尿路奇形を伴わない初発UTI、VUR I〜II度へのルーチン予防投与は推奨されない(B I)。高度尿路奇形・膀胱機能障害を伴う症例では個々に検討(C)。VUR診療の詳細な管理方針は日本小児泌尿器科学会「小児膀胱尿管逆流診療手引き」(2016年版・2025アップデートあり)[5]を参照RIVUR study(VUR I〜IV度607人、生後2カ月〜6歳、ST合剤 vs プラセボ、2年フォロー):UTI再発はHR 0.50(95%CI 0.34〜0.74)と有意に減少したが、腎瘢痕形成には有意差なし(11.9% vs 10.2%)、投与群でST耐性大腸菌の出現頻度が上昇(63% vs 19%)。本邦ではセフェム系薬を予防投与に使う施設が多く、ESBL産生腸内細菌によるUTIリスク上昇に留意が必要[1][6]
3. 鑑別・拾える疾患/注意すべき病態
  • 発熱のみで局所症状に乏しい乳児UTI:小児UTIで最も見逃されやすい像。腹痛・排尿時痛などの局所症状は乳幼児ほど出にくい[1]。
  • 急性巣状細菌性腎炎(AFBN:Acute Focal Bacterial Nephritis):急性腎盂腎炎の重症・限局型。抗菌薬治療への反応が乏しい・発熱が遷延する場合に疑う。最低2週間の静注+その後内服で合計3週間の治療が望ましい(原文照合済み・B II:JAID/JSC 2015原文p.18「急性巣状細菌性腎炎(AFBN:Acute Focal Bacterial Nephritis)の場合は,最低2週間の静注投与とその時点で経口薬にスイッチし,合計3週間の治療が望ましい(B II)」、引用元Cheng CH, Tsau YK, Lin TY. Effective duration of antimicrobial therapy for the treatment of acute lobar nephronia. Pediatrics. 2006;117:e84-9.)[1]。
  • 腎膿瘍・気腫性腎盂腎炎:泌尿器科的緊急ドレナージを要する病態。腹部CT・超音波検査での鑑別が有用[1]。
  • CAKUT(先天性腎尿路異常)・VUR:反復UTI、胎児期水腎症の既往がある場合に想定。エコー異常(水腎症grade 3以上、尿管拡張、両側性上部尿路拡張など)は早期のVCUG適応[4]。
  • 尿路結石:複雑性UTIの基礎疾患として想定。
  • 排尿機能障害(dysfunctional voiding)・尿道憩室など:反復UTIの基礎にあることがある。VCUGでspinning-top像やハッチの憩室として示唆されることがある[4]。
  • 外陰炎・腟炎:女児で白血球尿の原因となるが、UTIではないため培養結果・臨床像とあわせて鑑別する。
4. 忘れがちポイント・落とし穴 ★
  • パック尿は培養に使えない:陰部を十分清拭してもコンタミネーション率が高く、培養診断の根拠にならない。パック尿で「培養陽性」と出ても、治療方針決定の前にカテーテル尿・中間尿での再確認が原則(本邦GL B II、AAP Action Statement 1でも「バッグ尿培養では診断を確立できない」と明記)[1][2][3]。
  • 発熱のみのUTI見逃し:乳幼児UTIは局所症状に乏しく、発熱だけのことが多い。熱源不明の発熱で40℃以上、2日以上続く39℃以上、UTI既往などのリスク因子があれば検尿を積極的に考慮する(見送ると腎瘢痕リスクが上がる)[1]。
  • 乳児での亜硝酸塩偽陰性:亜硝酸塩産生には細菌が膀胱内である程度の時間(数時間)尿中に滞留する必要があるが、乳児は排尿間隔が短く膀胱内滞留時間が不十分なため偽陰性になりやすい。亜硝酸塩陰性だけでUTIを否定しない、白血球エステラーゼ・沈渣・臨床像とあわせて総合判断する。
  • 抗菌薬投与前の採取忘れ:ill-appearingで先に治療を急ぎたくなる場面ほど検体確保が抜けやすい。投与後は速やかに無菌化し、確定診断も画像フォローの是非判断も宙に浮く。
  • 尿定性陰性=UTI否定ではない:両陰性でもLR 0.20であり除外力は完全ではない。症状が強い・持続する場合は培養提出を省略しない[1]。
  • 膿尿がなくてもUTIは否定できない:AAP 2011は膿尿を必須要件とするが、NICE・本邦GLは「膿尿なし=UTI除外」とはしない立場。膿尿陰性のみで安易に否定しない[1][3]。
  • 有意菌数の基準は採尿法で異なる:カテーテル尿・中間尿での有意菌数(10⁴〜10⁵/mL、AAP基準50,000CFU/mL)と、無症候性細菌尿の定義(女児2回10⁵/mL、男児1回10⁵/mL、カテーテル尿は男女とも10²/mL以上)を混同しない[1]。
  • 膀胱穿刺尿(SPA)の有意菌数は参照GLで立場が異なる:AAP 2011はカテーテル尿と同じ≥50,000 CFU/mLをSPAにも適用する統一基準(原文照合済み)。一方、EAU/ESPU等の伝統的教義は「SPAは検出のみ(any count)で有意」とする(膀胱内は本来無菌という前提)。どちらの基準に基づくかを明示せずに「SPA陽性=UTI」と即断しない[2][3]。
  • 無症候性細菌尿は治療対象外:症状を伴わない培養陽性に抗菌薬を出しても発症予防効果は証明されていない(妊婦・泌尿器科的処置前は例外)。フォロー中の無症状培養陽性に飛びつかない[1]。
  • DMSA/VCUGは「全例ルーチン」から「選択的運用」へ移行済み:2011年AAP改訂以降、初回UTIへのルーチンVCUGは推奨されない。旧来の「UTI=全例VCUG」の感覚のままオーダーしないよう注意(本邦GLも同方向、B II)[1][2][3]。
  • 腎瘢痕評価のDMSAは急性期を避け4〜6カ月あける:急性期は炎症による一過性の取り込み低下があり、真の瘢痕評価と混同すると過大評価につながる[4]。
  • 予防抗菌薬の安易な継続:VUR I〜II度・尿路奇形のない初発UTIへのルーチン予防投与は推奨されない。RIVUR studyでも腎瘢痕形成の抑制効果は示されず、耐性菌増加というデメリットがある[1]。
  • 割礼を前提とした欧米の性差リスク層別をそのまま持ち込まない:AAPの女児/男児別リスク評価アルゴリズムは割礼の有無を前提としており、割礼が一般的でない本邦では男児の方が女児よりUTIが多いとの国内報告がある。性別のみでハイリスク群から除外しない[1][3]。
5. 患者・保護者への説明(要点)
  • 「熱の原因を調べるために、おしっこの検査をします」——採尿バッグでの検査はまず簡易に調べるためのもので、確定診断のためには管を使った採尿(カテーテル)が必要になる場合があることを事前に説明する。
  • 抗菌薬を始める前に採尿する理由は「あとから正確に診断するため」であり、順番を守ることで治療方針がぶれないことを伝える。
  • 発熱を伴う膀胱炎・腎盂腎炎の多くは、適切な抗菌薬でしっかり治ること。繰り返す場合や超音波検査で異常が見つかった場合は、追加の検査(造影検査や核医学検査)を検討することがあると説明する。
  • 治療後、次に熱が出たときは早め(目安48時間以内)に受診してほしいこと(再発を早く見つけて治療するため)。
6. 院内ローカルルール(愛育・要確認)
  • 要確認:小児科外来でのカテーテル尿採取の実施体制(実施者・鎮静の要否・年齢下限)
  • 要確認:尿定性・尿沈渣・尿培養の院内提出フロー、迅速検査(尿定性即日結果)の対応可否
  • 要確認:VCUG・DMSA腎シンチグラフィの依頼先(放射線科/小児泌尿器科との連携先)、予約から実施までの標準的な待機期間
  • 要確認:抗菌薬エンピリック選択(院内採用薬・当院または地域のアンチバイオグラム)
7. 出典(日本のGL優先・URL+版年)
  • [1] 日本感染症学会・日本化学療法学会 JAID/JSC感染症治療ガイド・ガイドライン作成委員会 尿路感染症・男性性器感染症ワーキンググループ.JAID/JSC感染症治療ガイドライン2015―尿路感染症・男性性器感染症―(「7. 小児の尿路感染症」pp.17-20).感染症学雑誌 第90巻第1号,2016年1月20日発行.2026-07-31:原文PDFを直接取得しpp.17-20全文を再照合済み(本ノートの引用菌数・LR値・原因菌割合等はこの原文と一致を確認)。なお未確定:同シリーズの簡易版「JAID/JSC感染症治療ガイド」は2023年11月に「2023」版が刊行され尿路性器感染症の章を含むことを検索エンジン経由で確認したが、これは詳細版「ガイドライン」とは別系統の書籍(ポケット版)であり、本引用元である詳細版「ガイドライン2015」(尿路感染症・男性性器感染症)そのものの改訂有無は未確認(学会サイト内の該当ページには改訂履歴の記載が見当たらず)。運用前に最新版の有無をkansensho.or.jpで直接確認要。https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/guidelines/guideline_JAID-JSC_2015_urinary-tract.pdf
  • [2] Roberts KB; Subcommittee on Urinary Tract Infection, Steering Committee on Quality Improvement and Management. Urinary Tract Infection: Clinical Practice Guideline for the Diagnosis and Management of the Initial UTI in Febrile Infants and Children 2 to 24 Months. Pediatrics. 2011;128(3):595-610.(2016年に文献レビューの上で再承認(Reaffirmation, Pediatrics 2016;138(6):e20163026)。2021年5月retire・理由=人種を疾患予測因子として扱っていたこと、を2026-07-31に独立3経路で再確認:①publications.aap.org自誌の当該論文ページに「This Clinical Practice Guideline was retired May 2021」の記載、②AAP「Equity journey」記事(publications.aap.org/aapnews/news/20159)が人種をUTIリスクの"biologic proxy"として組み込んでいたことを撤回理由として明記、③AAFP解説記事(aafp.org/afp/2020/0901/p278)のeditor's noteも同旨。いずれもAAP本体ドメインはWebFetch 403のため検索エンジンのキャッシュスニペット経由での確認にとどまり、原文の一字一句までは未照合。2026年7月時点で公式の後継GLは未発表のため、現状は本文献が最も広く参照される一次資料)https://publications.aap.org/pediatrics/article/128/3/595/30724
  • [3] Roberts KB. Revised AAP Guideline on UTI in Febrile Infants and Young Children. Am Fam Physician. 2012;86(10):940-946.([2]の解説記事、キーアクションステートメント・アルゴリズム図を含む)https://www.aafp.org/pubs/afp/issues/2012/1115/p940.pdf
  • [4] 白柳慶之,山崎雄一郎.CAKUT(congenital anomalies of the kidney and urinary tract)に対する画像検査―排尿時膀胱尿道造影(VCUG)と核医学検査―.日本小児腎臓病学会雑誌 2013;26(1):33-42.https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpn/26/1/26_33/_pdf/-char/ja
  • [5] 日本小児泌尿器科学会.小児膀胱尿管逆流診療手引き2016.日本小児泌尿器科学会雑誌 2016;25:47-94.2026-07-31確認:本手引きは「小児膀胱尿管逆流(VUR)診療手引き 2025アップデート」として改訂版が公開済み(学会ガイドライン一覧ページで2016年版PDF"tebiki2016-2.pdf"と並び2025アップデート版PDF"vur2025.pdf"を確認。2025アップデート版の詳細内容は原文PDF未取得のため未照合・運用前に本文の直接確認を推奨)。学会ガイドライン一覧:https://jspu.jp/ippan_32.html
  • [6] Hoberman A, et al.; RIVUR Trial Investigators. Antimicrobial Prophylaxis for Children with Vesicoureteral Reflux. N Engl J Med. 2014;370(25):2367-2376.([1]内で引用されるRIVUR studyの原著)
  • [7] Pantell RH, Roberts KB, Adams WG, et al.; Subcommittee on Febrile Infants. Clinical Practice Guideline: Evaluation and Management of Well-Appearing Febrile Infants 8 to 60 Days Old. Pediatrics. 2021;148(2):e2021052228.(生後8〜60日のwell-appearing発熱乳児を3年齢層に分け、血液培養・炎症マーカー・腰椎穿刺の要否を規定する現行の一次資料。生後61〜90日は適用範囲外)https://publications.aap.org/pediatrics/article/148/2/e2021052228/179783
  • [8] 't Hoen LA, Bogaert G, Radmayr C, Dogan HS, Nijman RJM, Quaedackers J, Rawashdeh YF, Silay MS, Tekgul S, Bhatt NR, Stein R. Update of the EAU/ESPU guidelines on urinary tract infections in children. J Pediatr Urol. 2021;17(2):200-207.(膀胱穿刺尿は菌量を問わず検出=有意(any count)とする欧州小児泌尿器科の立場、生後4カ月未満では10³ CFU/mLを条件付きカットオフとして併用可、の出典)https://www.jpurol.com/article/S1477-5131(21)00068-1/fulltext

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