喘息の長期管理

喘息の長期管理

呼吸器β版・逐条レビュー継続中

2026-09-13更新
β版用量は適用前に一次資料と院内採用を確認。このβ版について

施設プロファイル: 二次救急/外科的処置を持たない。アレルギー・呼吸器の小児専門外来があるかは要確認。
今まさに苦しそうな発作は喘息の発作へ。本シートは「発作ではないが、診断済みの喘息児が長期管理について相談・確認に来た」場面を扱う。

30秒要約

  • 最初の分岐は「今夜は発作か、それとも長期管理の相談か」。来院時に喘鳴・陥没呼吸などがあれば喘息の発作に切り替える。
  • 長期管理は5歳以下/6〜15歳で分かれた治療ステップ1〜4の段階治療(JPGL2023=小児気管支喘息治療管理ガイドライン2023)。当院はここを新規に組み立てる場ではない。
  • ステップ3以降の治療でコントロール困難な場合は喘息治療に精通した医師の下での治療が望ましい。これが専門医紹介の目安のひとつ。
  • 喘鳴・呼吸苦を安易に「いつもの喘息」と決めつけない。運動時にだけ急に出る吸気性喘鳴は、喘息とは別の運動誘発性喉頭閉塞症(EILO)のことがある。
  • 生物学的製剤は治療ステップ4の追加治療の選択肢として位置づけが上がっているが、当院では扱わない。用量・適応判断は専門医療機関。

レッドフラグ → 次の一手

所見があったときにどれだけ急ぐかと、家族に何を伝えるかの対応表。3列目の文言は家族説明ページに同じ言葉で載っているので、画面を見せながら渡せる。

緊急度所見その場で次にやること時間の勝負
119来院時にすでに喘鳴・陥没呼吸・会話が途切れるなど、今まさに発作の所見がある長期管理の相談ではない。喘息の発作 のレッドフラグ評価に切り替える即時
緊急過去に入院を伴う急性増悪(発作)の既往があるうえで、今回も症状が強い・受診を繰り返している発作としての対応と並行し、専門医と連携した治療を検討する対象として扱う当日〜数日以内
緊急治療ステップ3以降の治療で良好なコントロール状態が得られない(頓用薬を頻用、夜間症状で繰り返し受診)当院で薬を増やす判断はしない。専門医紹介の目安数日以内
緊急運動中・運動直後にだけ急に吸気性喘鳴やのどの詰まる感じが出て、いつもの発作止めが効きにくい運動誘発性喉頭閉塞症(EILO)を疑う。喘息治療の強化だけでは改善しない可能性がある数日以内
緊急経口ステロイド薬による副作用が懸念される、または薬物による副作用が懸念される場合専門医と連携した治療を検討する対象数日以内
当日経口ステロイドを繰り返し使っている(具体的な頻度の目安は当院で要確認)頻回使用は専門医紹介を考えるきっかけのひとつ数日以内
当日吸入手技・服薬アドヒアランスに明らかな問題があるその場で手技を確認し、かかりつけへ申し送り。この場での薬剤変更はしない数日以内

鑑別:よくあるもの

病態見分け当院の扱い
運動誘発気管支収縮(EIB)運動により咳嗽,呼気性喘鳴,呼吸困難を伴う一過性の気管支収縮が起こる現象を運動誘発気管支収縮(EIB)と呼ぶ臨床的に喘息と診断されていない者にも同様の現象が起こるため、喘息そのものが悪化したとは限らないかかりつけで予防投与などを調整。当院で薬剤変更はしない
思春期のアドヒアランス低下思春期特有の問題としてアドヒアランスの低下が起こりやすく,定期的な医療機関への受診も怠りがちになる。「薬が効かない」の実態が未内服のことがある服薬・受診状況を率直に確認し、かかりつけへ申し送り
吸入手技・デバイスが年齢に合っていないネブライザー・スペーサー・ドライパウダー製剤のどれが合うかは年齢・発達段階で変わる(下記「所見の取り方」)その場で手技を確認できる範囲は当院で要確認
発作止め(頓用薬)の使い方の誤解長期管理薬と発作時の頓用薬を混同している区別を説明し、喘息の発作の家族向け一文と揃える

鑑別:見逃してはいけないもの

病態見分け当院の扱い
運動誘発性喉頭閉塞症(EILO)高強度の運動中に急激に発症する吸気性喘鳴,咳嗽,のどの閉塞感,吸気時の呼吸困難を伴う疾患喘鳴は喉を最強点とする吸気性のことが多いわが国における頻度は明らかではないが,北欧では思春期の5〜7%,思春期アスリートの15〜35%に認められると報告されている診断は運動中の持続的喉頭内視鏡が要るが、施行可能な施設が限られており、問診や呼吸機能と組み合わせて診断することも少なくない。当院では診断できない。専門医(耳鼻咽喉科・アレルギー科)へ
誘発性喉頭閉塞症(ILO、旧・声帯機能不全=VCD)ILOはストレスや刺激物の吸引,強い香り,胃酸の逆流,後鼻漏などさまざまな誘引により喉頭が閉塞し喘鳴,呼吸困難を生じる疾患であるしばしば喘息の体質はあるもののコントロールに難渋する理由としてILOがあるために重症喘息として扱われていることがあり注意が必要であるいくら喘息治療を強化しても改善しないときに疑う。施行可能な施設が限られており,問診や呼吸機能と組み合わせて診断することも少なくない。専門医へ
「重症喘息」に見えて実は治療失敗アドヒアランス不良・吸入手技不良・増悪因子(アレルゲン・受動喫煙など)が未対応のまま治療だけ強化されている安易に生物学的製剤の使用を行う前に,合併症や鑑別疾患の検討が十分になされているか,そもそもアドヒアランスが良好であるか,吸入手技は適切か,といった基本を確認することも大切である

治療ワークフロー(当院でやること)

当院の仕事は「発作でないことを確認して、今の管理状況を聞き取って、かかりつけ・専門医につなぐこと」。長期管理薬の新規導入・増量・生物学的製剤の判断はしない。

順番やること
1まず発作の所見がないか確認する。あれば喘息の発作のワークフローに切り替える
2今の治療ステップと薬剤を確認する(本人・お薬手帳・かかりつけの個別対応プラン)
3コントロール状態を聞く(下記「所見の取り方」の6項目をそのまま使う)
4過去の急性増悪での入院歴・ICU歴・経口ステロイド使用頻度を聞く
5運動時にだけ出る吸気性喘鳴がないか、いつもの発作止めが効くかを聞く(EIB/EILO・ILOの除外)
6増悪因子(アレルゲン・感染・運動・受動喫煙)を確認する
7かかりつけ・専門医への申し送り内容をまとめる(下記「送る/持つ」)

所見の取り方

JPGL2023は長期管理の見直しを共同意思決定(shared decision making)の枠組みで行うとしており、評価すべき項目を表にまとめている。当直でも同じ項目をそのまま聞く。

確認する項目(出典の表そのまま)当直でどう聞くか
コントロール状態症状の頻度、夜間症状、日常生活の制限を聞く
呼吸機能当院で測れるかは要確認(下記エスカレーション)
服薬・吸入アドヒアランス実際にどれくらい使えているかを率直に聞く
吸入手技の確認可能なら実際にデバイスを使ってもらって見る
増悪因子の検索アレルゲン・感染・運動・受動喫煙
治療の副作用経口ステロイドの使用歴・頻度を含む

吸入デバイスの選び方について、出典は次のように述べている。吸入同期が可能か,吸入速度が十分であるか,スペーサーが適切に使用できるか,などを考慮してネブライザー,マスク付きスペーサー,マスクなしスペーサー,ドライパウダー製剤,の適応を考えていく特に幼少期は吸入療法を実施させるのは保護者であり,日常生活での吸入の負担も含め,保護者と実施しやすく継続可能な吸入療法を選択することも重要である

問診チェック

  • 現在の治療ステップと薬剤名(本人・お薬手帳・個別対応プラン)
  • 過去の急性増悪(発作)での入院・ICU歴の有無
  • 経口ステロイドの使用頻度
  • 運動時の症状パターン(運動中だけの吸気性喘鳴=EIB/EILOの手がかり)
  • いつもの発作止めが効くかどうか
  • 増悪因子(アレルゲン・感染・運動・受動喫煙・強い香りやストレスなどILOの誘因)
  • 思春期なら受診間隔・自己管理の実態
  • 最近の生活・学校での症状(運動制限、欠席の有無)

送る/持つ(当院=二次救急・アレルギー専門外来なし)

状態当院の扱い
来院時に発作の所見がある喘息の発作のワークフローに切り替え、そこでの「送る/持つ」判断に従う
長期管理薬の新規導入・変更持たない。かかりつけ・専門医の判断
治療ステップ3以降でコントロール不良持たない専門医と連携した治療を検討する対象として紹介
生物学的製剤の適応検討持たない。用量・適応は専門医療機関のみ
EILO・ILOを疑う持たない。持続的喉頭内視鏡ができる施設(耳鼻咽喉科・アレルギー専門)へ
吸入手技の指導のみ当院でどこまでできるかは要確認
コントロール良好で、確認事項の申し送りだけで足りるかかりつけの次回受診へつなぐ

エスカレーション(施設オーバーレイで上書き)

  • 要確認:当院にアレルギー科・呼吸器専門の小児科医、または相談できる夜間連絡先があるか
  • 要確認:運動誘発性喉頭閉塞症(EILO)の持続的喉頭内視鏡ができる耳鼻咽喉科の紹介先
  • 要確認:当院の呼吸機能検査(スパイロメトリー・呼気NO等)の可否(表の「呼吸機能」評価項目に対応するもの)
  • 要確認:当院の吸入指導体制(薬剤師・看護師によるデバイス指導の可否)
  • 要確認:治療ステップ3以降・生物学的製剤導入が必要な患者の紹介先リスト
  • 要確認:経口ステロイド頻用(専門医紹介を考える頻度の目安)を当院としてどう定めるか。一次資料には具体的な回数基準の記載がない
  • 要確認:生物学的製剤の適応となる場合の「小児慢性特定疾病医療費助成」の案内窓口(当院の医療ソーシャルワーカー等)

家族に渡す一文

「喘息は、発作が起きたときだけでなく、ふだんから気道の炎症を抑える治療(長期管理)を続けることで発作を防ぐことが大切な病気です。今日は発作の状態ではないので、当院で普段のお薬を新しく変えたり増やしたりはしません。今使っているお薬の種類や量、吸入の仕方に迷いがあれば、かかりつけの先生と一緒に確認してください。もし運動したときだけ急にゼーゼー・息苦しさが出て、いつもの発作止めが効きにくいようなら、喘息とは別の原因(のどの反応)のこともあるので、その点もかかりつけで相談してください。夜間、本当に苦しそうなとき(会話ができない、唇の色が悪い、ゼーゼーが急に静かになった)は、ためらわず救急要請してください。」

医師確認事項(要・岡本判断)

  • 要確認:本シートは日本アレルギー学会誌「アレルギー」73巻3号(2024年)掲載の「ガイドラインのワンポイント解説」(長尾みづほ.小児気管支喘息治療管理ガイドライン(2023))を一次資料としている。JPGL2023の書籍本体(協和企画・有償)ではなく、その改訂点を紹介する解説記事であり、診療ガイドラインそのものではない。著者は本文中でJPGL2023発刊委員会の一員ではあるが、COI開示は「講演料:サノフィ株式会社」(生物学的製剤メーカーの一つ)。
  • 要確認:治療ステップ表(低用量/中用量/高用量ICSなど)のカテゴリが具体的に何μgに対応するかは本シートの一次資料に記載がなく、本シートでは意図的に書いていない。院内で薬剤を扱う場合はJPGL2023書籍本体または各薬剤添付文書で確認が要る。
  • 要確認:生物学的製剤5剤(オマリズマブ・メポリズマブ・デュピルマブ・テゼペルマブ・ベンラリズマブ)の用量・投与間隔は一次資料の表2に記載があるが、本シートでは薬剤の用量を書かない方針のため意図的に省いている。当院では扱わない前提。
  • 要確認:経口ステロイドの「頻回使用」を専門医紹介の目安とする具体的な回数(例:月○日・年○回など)は、本シートの一次資料には記載がない。当院としての基準は未確定。
  • 要確認:当院に長期管理を相談できるアレルギー・呼吸器の小児専門外来があるか。無ければ紹介先の一覧が要る。
  • 要確認:呼吸機能検査(スパイロメトリー・呼気NO)が当院で実施できるか。表3の評価項目「呼吸機能」に対応するが、二次救急・夜間の体制でどこまでできるかは未確認。
  • 要確認:EILO・ILOの診断ができる耳鼻咽喉科の紹介先。一次資料は「施行可能な施設が限られている」とのみ述べており、具体的な紹介先は当院で用意する必要がある。
  • 要確認:「家族に渡す一文」の発作サイン(会話ができない・唇の色が悪い・ゼーゼーが急に静かになった)は、本シートの一次資料には記載がなく、喘息の発作の家族向け説明と表現をそろえた。両シートの文言は今後どちらかを直したら他方も合わせる。

出典

  • 長尾みづほ.ガイドラインのワンポイント解説 小児気管支喘息治療管理ガイドライン(2023).アレルギー.2024;73(3):255-259.https://www.jstage.jst.go.jp/article/arerugi/73/3/73_255/_pdf/-char/ja (2026-09-13閲覧。PDFをダウンロードしテキスト化して確認。原文はテキスト抽出時に英数字の前後・句読点の前に余分な空白が入る組版起因のアーティファクトがあるため、以下の引用は空白の有無を無視して原文中に実在することを確認したうえで、読みやすい表記で示す。内容語の増減はない)。
  • 小児気管支喘息治療管理ガイドライン(JPGL2023)は,日本医療機能評価機構の「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2020ver.3.0」に沿って作成された,日本小児アレルギー学会で作成されたガイドラインであるその目的は,日本における小児喘息の標準的な治療・管理方法を提示し,喘息児のQOLを改善するための情報を医療者に提供することである」「ガイドラインは,長期管理,増悪の危険因子とその対策,急性増悪への対応などの章に分かれており」。
  • 表1「小児喘息の長期管理プラン」(5歳以下/6〜15歳、治療ステップ1〜4)より、長期管理薬なし上記に LTRA を併用以下を考慮上記治療薬を併用以下のいずれかを併用以下の併用も可貼付薬もしくは経口薬の長時間作用性β2刺激薬数日から2週間以内増悪因子への対応,患者教育・パートナーシップ増悪因子への対応,ダニアレルゲン特異的免疫療法*5,患者教育・パートナーシップ、各セルの文言を転記。脚注は「小児喘息に適応のあるその他の抗アレルギー薬を含む」(*1)、「ステップ3以降の治療でコントロール困難な場合は喘息治療に精通した医師の下での治療が望ましい」(*2)、「ICS/LABA使用に際しては原則として他のLABAは中止する(SFCは生後8か月から,FFCは5歳から適用がある)」(*3)、「生物学的製剤は各薬剤の適用の条件があるので注意する」(*4)、「ダニアレルギーで特にアレルギー性鼻炎合併例において,安定期%FEV1≧70%の場合に考慮する(CQ2参照)」(*5)。表2「生物学的製剤の対象年齢,用量・用法」は薬剤名・対象年齢のみ参照し、用量は本シートに転記していない。
  • 表3「患者-家族-医療従事者間での共同意思決定(shared decision making)」の「評価」欄より「コントロール状態」「服薬・吸入アドヒアランス」「吸入手技の確認」「増悪因子の検索」「治療の副作用」。本文「患者の主体的な治療への参加が重要であることが強調され」「医療提供者と患者(およびその家族)が,医学的な情報や最善のエビデンス,そして患者や家族の生活背景や価値観を共有しながら一緒に意思決定を行うことが求められている」。
  • 吸入デバイス選択について「吸入同期が可能か,吸入速度が十分であるか,スペーサーが適切に使用できるか,などを考慮してネブライザー,マスク付きスペーサー,マスクなしスペーサー,ドライパウダー製剤,の適応を考えていく」「特に幼少期は吸入療法を実施させるのは保護者であり,日常生活での吸入の負担も含め,保護者と実施しやすく継続可能な吸入療法を選択することも重要である」。
  • 運動誘発気管支収縮について「運動により咳嗽,呼気性喘鳴,呼吸困難を伴う一過性の気管支収縮が起こる現象を運動誘発気管支収縮(EIB)と呼ぶことになった」「臨床的に喘息と診断されていない者にも同様の現象が起こるため」「EIBを起こさずに生活できるように患児や保護者だけでなく関係者がEIBについて正しい認識を持ち,互いに連携して対処することが必要である」。
  • 誘発性喉頭閉塞症(ILO)・運動誘発性喉頭閉塞症(EILO)について「喘息の鑑別に代表的な一つとして挙げられる声帯機能不全(vocal cord dysfunction,VCD)」「ILOはストレスや刺激物の吸引,強い香り,胃酸の逆流,後鼻漏などさまざまな誘引により喉頭が閉塞し喘鳴,呼吸困難を生じる疾患である」「喘鳴は喉を最強点とする吸気性のことが多い」「高強度の運動中に急激に発症する吸気性喘鳴,咳嗽,のどの閉塞感,吸気時の呼吸困難を伴う疾患である」「わが国における頻度は明らかではないが,北欧では思春期の5〜7%,思春期アスリートの15〜35%に認められると報告されている」「施行可能な施設が限られており,問診や呼吸機能と組み合わせて診断することも少なくない」「しばしば喘息の体質はあるもののコントロールに難渋する理由としてILOがあるために重症喘息として扱われていることがあり注意が必要である」。
  • 思春期の管理について「思春期特有の問題としてアドヒアランスの低下が起こりやすく,定期的な医療機関への受診も怠りがちになる」。
  • 専門医紹介について「喘息は有病率が高く日常の治療アドヒアランスが重要であるため,多くの場合はかかりつけ医での診療が中心であるが,コントロールに難渋する患者では,診断の再評価など専門的な医師による診察や検査が望ましい」「安易に生物学的製剤の使用を行う前に,合併症や鑑別疾患の検討が十分になされているか,そもそもアドヒアランスが良好であるか,吸入手技は適切か,といった基本を確認することも大切である」「喘息の急性増悪(発作)時には,救急受診や入院加療が必要になることもあり,病診連携が必要である」「過去に入院を伴う急性増悪(発作)の既往がある,治療ステップ3以降の治療で良好なコントロール状態が得られない場合や薬物による副作用が懸念される場合などは専門医と連携した治療を検討する」「高校生になると小児科から内科を受診することも多くなっていくが,生物学的製剤の適応となる場合は「小児慢性特定疾病医療費助成」が18歳未満の児童に申請できる」。
  • 著者COI開示:「利益相反(conflict of interest)に関する開示:講演料:サノフィ株式会社」(原文どおり)。

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