浣腸(手技と禁忌)

浣腸(手技と禁忌)

検査・画像・処置β版・逐条レビュー継続中

2026-09-13更新
β版用量は適用前に一次資料と院内採用を確認。このβ版について

施設プロファイル: 二次救急/小児外科なし/当直帯に腹部エコーは無い(2026-09-14 確認)。浣腸そのものは当直帯でもできる
治療としての便秘の扱い(disimpaction・維持療法)はこどもの便秘を参照。このシートは「その場で刺す手技」だけを扱う

30秒要約

  • 当直で最も多い失敗は「浣腸してはいけない子に浣腸すること」。添付文書の禁忌に「吐気、嘔吐または激しい腹痛等、急性腹症が疑われる患者」が明記されている。
  • 腹痛の子に「便秘だろう」で浣腸する前に、腸重積・虫垂炎・軸捻転を外す急性腹痛)。浣腸で便が出ても、それは診断にならない。
  • 立位での浣腸は禁止。添付文書に「立位の状態での浣腸は危険ですので行わないこと」と明記。左側臥位で行う。
  • 挿入の深さが決まっている成人5〜6 cm、小児3〜6 cm、乳児3〜4 cm無理に挿入すると直腸粘膜を損傷する
  • 乳児は「慎重投与」乳児に投与する場合は慎重に投与すること。患児側の反応を十分に把握できない場合、過量投与に陥りやすい。

禁忌(添付文書。この4つは絶対)

禁忌理由(添付文書の記載)
腸管内出血、腹腔内炎症のある患者、腸管に穿孔またはそのおそれのある患者腸管外漏出による腹膜炎の誘発、蠕動運動亢進作用による症状の増悪、グリセリンの吸収による溶血、腎不全を起こすおそれがある
全身衰弱の強い患者強制排便により衰弱状態を悪化させ、ショックを起こすおそれがある
下部消化管術直後の患者蠕動運動亢進作用により腸管縫合部の離解をまねくおそれがある
吐気、嘔吐または激しい腹痛等、急性腹症が疑われる患者症状を悪化させるおそれがある

慎重投与(特定の背景を有する患者)

対象理由
局所(腸管、肛門)に炎症・創傷のある患者出血を促しグリセリンが吸収され溶血を、また、腎不全を起こすおそれがある
腸管麻痺のある患者蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪させるおそれがある
重症の硬結便のある患者浣腸剤では十分な効果が得られず、腹痛等の症状を増悪させるおそれがある
重篤な心疾患のある患者症状を増悪させるおそれがある
乳児乳児に投与する場合は慎重に投与すること。患児側の反応を十分に把握できない場合、過量投与に陥りやすい
妊婦子宮収縮を誘発して流早産を起こす危険性がある

レッドフラグ → 次の一手(浣腸の前に止まる)

所見があったときにどれだけ急ぐかと、家族に何を伝えるかの対応表。3列目の文言は家族説明ページに同じ言葉で載っているので、画面を見せながら渡せる。

緊急度所見その場で次にやること
119胆汁性嘔吐腸回転異常症・中腸軸捻転。浣腸しない(中腸軸捻転
119腹膜刺激症状・板状硬穿孔・腹膜炎禁忌急性腹痛
119間欠的な啼泣+嘔吐+不機嫌(3か月〜2歳)腸重積浣腸しない当直帯はエコーも無いので、「エコーが先」ではなく「電話が先」——整復可能施設へ連絡する(腸重積
緊急右下腹部痛+発熱+歩行時に響く虫垂炎禁忌虫垂炎
緊急鼠径部の膨隆・陰嚢の腫脹嵌頓ヘルニア・精巣捻転嵌頓ヘルニア急性陰嚢症
緊急好中球減少(化学療法中)粘膜損傷から菌血症になりうる。主治医に確認してから
緊急血便を伴う腹痛小児の血便。原因検索が先
緊急全身状態不良・脱水・ぐったり全身衰弱の強い患者は禁忌
当日硬便・排便時痛・便塊の触知、全身状態良好、急性腹症なし浣腸の適応になりうるこどもの便秘

手技(添付文書の記載をそのまま置く)

やること
1本品をそのまま温湯に入れ、約40℃(体温程度)に温める
2容器の挿入部を少量の内容液で潤すか、オリブ油、ワセリン等の潤滑剤を塗布して肛門内に挿入しやすくする
3患者を左側臥位にする立位の状態での浣腸は危険ですので行わないこと
4容器内の空気を追い出す
5目盛を目安に、挿入部を肛門内に緩徐に挿入する無理に挿入すると、直腸粘膜を損傷することがある
6浣腸液をゆっくりと直腸内に注入する
7注入後、挿入部(レクタルチューブ)を静かに抜去し、肛門部を脱脂綿等で圧迫する
8通常3〜10分後、便意が強まってから排便させる
9患者の状態を観察しながら投与し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止すること

挿入の深さ

対象深さ
成人5〜6 cm
小児3〜6 cm
乳児3〜4 cm
(30 mL製剤)3 cm以上

レクタルチューブには目盛(3、4、5、6 cm)がある。ストッパーをスライドさせて挿入深度を合わせる。

通常、1回10〜150 mLを直腸内に注入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

小児の体重あたりの量は添付文書に書かれていない(下の医師確認事項)。

合併症と、その場で気づくサイン

合併症サイン次の一手
直腸粘膜損傷・直腸穿孔挿入時の抵抗・強い痛み・出血直ちに中止。腹部所見を取り直す。穿孔を疑えば持てない
溶血・腎不全挿入時に損傷を起こし、出血がみられた場合、グリセリンが血管内に入り、溶血を起こすおそれがある血尿・ヘモグロビン尿。採血
迷走神経反射顔面蒼白・徐脈・冷汗・失神臥位・下肢挙上(失神
ショック(全身衰弱例)強制排便により衰弱状態を悪化させ、ショックを起こすおそれがある中止・輸液
腹痛の増悪注入中の強い痛み中止。急性腹症の再評価
局所の副作用腹痛、腹鳴、腹部膨満感、直腸不快感、肛門部の症状経過観察

使い方の原則(漫然と続けない)

  • 連用による耐性の増大等のため効果が減弱し、薬剤に頼りがちになることがあるので長期連用を避けること。
  • 連続の使用を避け、1個を1回で使用し、使用残液は容器ごと廃棄すること。
  • 浣腸は便塊除去(disimpaction)の一手段であり、維持療法の主軸には据えないこどもの便秘)。

「浣腸で便が出た=便秘だった」ではない

腸重積でも虫垂炎でも、浣腸をすれば便は出る。便が出たことは、腹痛の原因が便秘だったことの証明にならない

  • 浣腸後に腹痛が完全に消えたかを必ず確認する。
  • 残るなら、便秘ではないとして再評価する。
  • 帰すときは、再受診の条件を渡す(痛みが戻る・嘔吐が増える・顔色が悪い・血便)。

送る/持つ(当院=二次救急・小児外科なし)

状態当院の扱い
急性腹症を疑う浣腸しない。原因の評価へ
腸重積の疑い浣腸しない当直帯は当院で整復に進めない(確診の手段が無く、不成功時に開腹できない)。整復可能施設へ(腸重積
重症の硬結便で浣腸が奏効しない入院治療または全身麻酔下摘便を要することがある=持てないこどもの便秘
浣腸中の出血・強い痛み中止。穿孔を疑えば持てない
単純な便塊除去当院で対応
好中球減少・免疫抑制中原則行わない。主治医に確認

エスカレーション(施設オーバーレイで上書き)

  • 要確認:院内採用のグリセリン浣腸剤(銘柄・濃度・容量展開・S/Lタイプ)
  • 要確認:小児の1回量の院内基準(体重あたりの目安を置くか)
  • 要確認:全身麻酔下摘便が必要な例の紹介先
  • 要確認:浣腸を看護師が実施する場合の指示の出し方(深さ・量・体位・中止基準を指示に含めるか)
  • 要確認:浣腸後の観察時間と帰宅基準

家族に渡す一文

お尻から薬液を入れて、たまった便を出す処置です。横向きに寝た姿勢で行います(立ったままでは危険なので行いません)。3〜10分ほどで便意が強くなります。処置のあと、お腹の痛みが完全になくなったかどうかを必ず確認させてください。便が出ても痛みが残る場合は、便秘以外の原因を考えます。おうちで浣腸を繰り返すと、だんだん効かなくなり、薬に頼りがちになるので、続けて使うのは避けてください。処置のあとに強い痛み、出血、顔色が悪い、吐くといったことがあれば、すぐに教えてください。」

医師確認事項(要・岡本判断)

  • 要確認:本シートは「グリセリン浣腸液50%『ケンエー』」の添付文書(2022年11月改訂 第1版)を一次資料としている院内採用品が別銘柄なら、その添付文書で置き換える必要がある
  • 要確認:小児の1回量。添付文書は「通常、1回10〜150 mLを直腸内に注入する。なお、年齢、症状により適宜増減する」としか書いておらず、体重あたりの量を示していない。当院の基準を決める必要がある。こどもの便秘の詳細リファレンスに体重換算の考え方があるので、そちらと整合させたい。
  • 要確認:迷走神経反射・ショックへの対応を当院の手順にどう書くか。添付文書は「ショックを起こすおそれ」までしか書いていない。
  • 要確認:「浣腸してよい腹痛/いけない腹痛」の線引きを、当直帯で誰が判断するか。看護師に指示を出す形なら、中止基準を指示に含める運用が要る。
  • 要確認:好中球減少患者への浣腸を原則禁止とするか。本シートは実務上の注意として書いており、この添付文書には記載がない
  • 要確認:浣腸の実施記録(体位・深さ・量・反応)を残す様式。

出典

  • 健栄製薬株式会社.グリセリン浣腸液50%「ケンエー」 添付文書(2022年11月改訂 第1版).https://www.kenei-pharm.com/cms/wp-content/uploads/2020/06/35b074383c780a899451662739c793c7.pdf (2026-09-13閲覧)
  • 2. 禁忌:「2.1 腸管内出血、腹腔内炎症のある患者、腸管に穿孔またはそのおそれのある患者[腸管外漏出による腹膜炎の誘発、蠕動運動亢進作用による症状の増悪、グリセリンの吸収による溶血、腎不全を起こすおそれがある。]/2.2 全身衰弱の強い患者[強制排便により衰弱状態を悪化させ、ショックを起こすおそれがある。]/2.3 下部消化管術直後の患者[蠕動運動亢進作用により腸管縫合部の離解をまねくおそれがある。]/2.4 吐気、嘔吐または激しい腹痛等、急性腹症が疑われる患者[症状を悪化させるおそれがある。]」。
  • 4. 効能又は効果:「便秘、腸疾患時の排便」。6. 用法及び用量:「通常、1回10〜150 mLを直腸内に注入する。なお、年齢、症状により適宜増減する」。
  • 8. 重要な基本的注意:「連用による耐性の増大等のため効果が減弱し、薬剤に頼りがちになることがあるので長期連用を避けること」。
  • 9. 特定の背景を有する患者に関する注意:「9.1.1 局所(腸管、肛門)に炎症・創傷のある患者 出血を促しグリセリンが吸収され溶血を、また、腎不全を起こすおそれがある/9.1.2 腸管麻痺のある患者 蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪させるおそれがある/9.1.3 重症の硬結便のある患者 浣腸剤では十分な効果が得られず、腹痛等の症状を増悪させるおそれがある/9.1.4 重篤な心疾患のある患者 症状を増悪させるおそれがある/9.7 小児等 乳児に投与する場合は慎重に投与すること。患児側の反応を十分に把握できない場合、過量投与に陥りやすい」「9.5 妊婦 …子宮収縮を誘発して流早産を起こす危険性がある」。
  • 14. 適用上の注意:「14.1(1)浣腸用にのみ使用すること。(2)注入に際し、直腸粘膜を損傷することがあるので、慎重に挿入すること。挿入時、損傷を起こし、出血がみられた場合、グリセリンが血管内に入り、溶血を起こすおそれがある。(3)患者の状態を観察しながら投与し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止すること/14.2 連続の使用を避け、1個を1回で使用し、使用残液は容器ごと廃棄すること」。
  • 〈直腸内注入方法〉:「本品をそのまま温湯に入れ、約40℃(体温程度)に温める」「容器の挿入部を少量の内容液で潤すか、オリブ油、ワセリン等の潤滑剤を塗布して肛門内に挿入しやすくする」「患者を左側臥位にして、容器内の空気を追い出した後、…緩徐に挿入する」「成人の場合:5〜6 cm、小児の場合:3〜6 cm、乳児の場合:3〜4 cm」「30 mL(3 cm以上)」「レクタルチューブの目盛(3,4,5,6 cm)を目安にして、ストッパーをスライドさせ挿入深度を合わせる」「無理に挿入すると、直腸粘膜を損傷することがあるので注意すること。(立位の状態での浣腸は危険ですので行わないこと。)」「浣腸液をゆっくりと直腸内に注入する」「浣腸液注入後、レクタルチューブを静かに抜去し、肛門部を脱脂綿等で圧迫する」「通常3〜10分後、便意が強まってから排便させる」。
  • 副作用:「腹痛、腹鳴、腹部膨満感、直腸不快感、肛門部」の症状。
  • 18.1 作用機序:「グリセリンは、直腸内への注入によって腸管壁の水分を吸収することに伴う刺激作用により腸管の蠕動を亢進させ、また、浸透作用により糞便を軟化、膨潤化させることにより糞便を排泄させると考えられている」。
  • 日本小児栄養消化器肝臓学会・日本小児外科学会(編).小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン(2013年).https://www.jspghan.org/constipation/ishi_guideline.htmldisimpactionの位置づけ・維持療法との関係はこどもの便秘の詳細リファレンスを参照(同ガイドラインは2025年10月に改訂版が発行されており、本サイトの記載は2013年版に基づく点に注意)。

手技

手技

浣腸の禁忌を確認してから行う

当直で最も多い失敗は「浣腸してはいけない子に浣腸すること」。添付文書の禁忌に「吐気、嘔吐または激しい腹痛等、急性腹症が疑われる患者」が明記されている。腹痛の子に「便秘だろう」で浣腸する前に、腸重積・虫垂炎・軸捻転を外す。浣腸で便が出ても、それは診断にならない。

始める前に

  • 腹痛の子に「便秘だろう」で浣腸する前に、腸重積・虫垂炎・軸捻転を外す
  • 硬便・排便時痛・便塊の触知、全身状態良好、急性腹症なし → 浣腸の適応になりうる
  • 局所(腸管、肛門)に炎症・創傷のある患者は慎重投与(出血を促しグリセリンが吸収され溶血を、また腎不全を起こすおそれがある)
  • 腸管麻痺のある患者は慎重投与(蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪させるおそれがある)
  • 重症の硬結便のある患者は慎重投与(浣腸剤では十分な効果が得られず、腹痛等の症状を増悪させるおそれがある)
  • 重篤な心疾患のある患者は慎重投与(症状を増悪させるおそれがある)
  • 乳児に投与する場合は慎重に投与すること。患児側の反応を十分に把握できない場合、過量投与に陥りやすい
  • 好中球減少(化学療法中)は粘膜損傷から菌血症になりうる。主治医に確認してから(本シートの実務上の注意であり、この添付文書には記載がない)
  • 本品をそのまま温湯に入れ、約40℃(体温程度)に温める
  • 容器の挿入部を少量の内容液で潤すか、オリブ油、ワセリン等の潤滑剤を塗布して肛門内に挿入しやすくする

手順

  1. 1

    患者を左側臥位にする

  2. 2

    容器内の空気を追い出す

  3. 3

    目盛を目安に、挿入部を肛門内に緩徐に挿入する(成人5〜6 cm・小児3〜6 cm・乳児3〜4 cm)

    無理に挿入すると、直腸粘膜を損傷することがある

  4. 4

    浣腸液をゆっくりと直腸内に注入する(通常、1回10〜150 mLを直腸内に注入する。年齢、症状により適宜増減する)

  5. 5

    注入後、挿入部(レクタルチューブ)を静かに抜去し、肛門部を脱脂綿等で圧迫する

  6. 6

    通常3〜10分後、便意が強まってから排便させる

  7. 7

    患者の状態を観察しながら投与し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止する

やってはいけない

  • 腸管内出血、腹腔内炎症のある患者、腸管に穿孔またはそのおそれのある患者は禁忌(腸管外漏出による腹膜炎の誘発、蠕動運動亢進作用による症状の増悪、グリセリンの吸収による溶血、腎不全を起こすおそれがある)
  • 全身衰弱の強い患者は禁忌(強制排便により衰弱状態を悪化させ、ショックを起こすおそれがある)
  • 下部消化管術直後の患者は禁忌(蠕動運動亢進作用により腸管縫合部の離解をまねくおそれがある)
  • 吐気、嘔吐または激しい腹痛等、急性腹症が疑われる患者は禁忌(症状を悪化させるおそれがある)
  • 立位の状態での浣腸は危険ですので行わないこと
  • 胆汁性嘔吐は腸回転異常症・中腸軸捻転を疑い、浣腸しない
  • 腹膜刺激症状・板状硬は穿孔・腹膜炎を疑い禁忌
  • 間欠的な啼泣+嘔吐+不機嫌(3か月〜2歳)は腸重積を疑い、浣腸しない。エコーが先
  • 右下腹部痛+発熱+歩行時に響くは虫垂炎を疑い禁忌
  • 連続の使用を避け、1個を1回で使用し、使用残液は容器ごと廃棄すること
  • 連用による耐性の増大等のため効果が減弱し、薬剤に頼りがちになることがあるので長期連用を避けること

終わったあと

  • 浣腸後に腹痛が完全に消えたかを必ず確認する
  • 残るなら、便秘ではないとして再評価する
  • 帰すときは、再受診の条件を渡す(痛みが戻る・嘔吐が増える・顔色が悪い・血便)
  • 家族へ:処置のあと、お腹の痛みが完全になくなったかどうかを必ず確認させてください。便が出ても痛みが残る場合は、便秘以外の原因を考えます
  • 家族へ:おうちで浣腸を繰り返すと、だんだん効かなくなり、薬に頼りがちになるので、続けて使うのは避けてください

この場で持てない・送る

  • 急性腹症を疑う → 浣腸しない。原因の評価へ
  • 腸重積の疑い → 浣腸しない。整復の可否は要確認
  • 重症の硬結便で浣腸が奏効しない → 入院治療または全身麻酔下摘便を要することがある=持てない
  • 浣腸中の出血・強い痛み → 中止。穿孔を疑えば持てない
  • 好中球減少・免疫抑制中 → 原則行わない。主治医に確認
  • 要確認:院内採用のグリセリン浣腸剤(銘柄・濃度・容量展開・S/Lタイプ)が本シートの引用元(ケンエー)と異なる場合、添付文書の置き換えが必要
  • 要確認:小児の1回量の院内基準(添付文書は体重あたりの量を示していない)
  • 要確認:全身麻酔下摘便が必要な例の紹介先
  • 要確認:浣腸を看護師が実施する場合の指示の出し方(深さ・量・体位・中止基準を指示に含めるか)
  • 要確認:浣腸後の観察時間と帰宅基準
  • 要確認:迷走神経反射・ショックへの対応を当院の手順にどう書くか(添付文書は「ショックを起こすおそれ」までしか書いていない)
  • 要確認:「浣腸してよい腹痛/いけない腹痛」の線引きを当直帯で誰が判断するか
  • 要確認:浣腸の実施記録(体位・深さ・量・反応)を残す様式

手順・適応・禁忌はすべて本シートの正本の記載のみ。院内の器材・採用薬・搬送先は施設ごとに違うため、適用前に院内ルールを確認すること。

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