AIIKU PEDIATRICS

急性副鼻腔炎について

鼻づまり・鼻水が長引くときに、知っておきたいこと

愛育病院 小児科

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これは何?

かぜのあとに、鼻の周りの空洞で起きる炎症

副鼻腔とは、鼻の周りの骨の中にある小さな空洞。ほとんどは、かぜ(ウイルスによる鼻・のどの炎症)のあとに続けて起こる

ふつうのかぜと見分けるポイントは「症状の続き方」で、次の項目で詳しく見ていく

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どんな経過のときに疑うか

「治りかた」のパターンで見分けます

  • 持続型: 鼻水や日中の咳が10日以上ずっと続いて良くならない
  • 増悪型: かぜがいったん軽くなったのに、また熱や鼻水・咳がひどくなる
  • 重症型: 39℃以上の高い熱と、濃い黄色っぽい鼻水が3日以上いっしょに続く
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おうちでのケア

見るのは「熱の高さ」より「経過」

  • 鼻のケア: 鼻水はこまめに吸ってあげる、またはやさしくかませてあげる。お部屋の加湿も鼻の通りを助ける
  • 水分・食事: とれる範囲で少しずつ。無理に食べさせる必要はない
  • 経過を見る: 軽い場合は、まずお薬を使わずに5日間ほど様子を見ることが多い。多くのお子さんはこの間に自然に良くなっていく
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治療の考え方

軽ければ様子見、中くらい以上はお薬も

  • 診察では、いつから・どんな順番で症状が続いているかを詳しくお聞きし、鼻の中の様子を診て「軽い」「中くらい」「重い」のおおよその目安で状態を判断する
  • 軽い場合: まずお薬(抗菌薬)を使わずに、鼻のケアをしながら5日間ほど様子を見ることが多い
  • 中くらい・重い場合: 鼻のケアに加えて、はじめからお薬(抗菌薬)による治療を行うことが多い
  • 2歳未満のお子さんや保育園に通っているお子さんは、やや治りにくい菌が関わっていることがあるため、経過をより注意深く確認する
  • レントゲンやCTなどの画像検査は、通常は必要ない。目や頭の症状など、合併症が心配なときだけ検討する
  • callout: お薬は診察で決めます。使うかどうか・どのお薬を選ぶかは、症状の経過や重症度、年齢などを踏まえて判断するため、市販薬や他のお子さんのお薬を自己判断で使うことは避けてください
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受診サイン

こんなときは、すぐ受診してください

EMERGENCY

今すぐ119番・救急車

  • ぐったりして反応が悪い、意識がぼんやりする、けいれんを起こした
URGENT CARE

すぐに相談・受診

  • すぐに相談・受診: まぶたが片方だけ急に腫れる・赤くなる
  • 目が動かしにくい、物が二重に見える
  • 目が前に押し出されたように見える、見え方がおかしい・視力が落ちた感じがある
  • ためらわず受診: 高い熱が続き、強い頭痛や繰り返す嘔吐を伴う
  • おでこのあたりが腫れてくる
  • 特記(faint注記): 経過を見ている間やお薬を始めたあとに、熱の再燃・機嫌の悪化・鼻水の急な増加など、症状がかえって悪くなるときも受診。
  • 経過観察・お薬のいずれでも、5日たっても良くなっている感じがしないときも同様
  • 特記: 目や頭まわりの症状は、副鼻腔炎の中でもまれですが、進みが速い合併症のサインです。
  • 様子を見ずに、すぐ受診してください
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FAQ(よくあるご質問)

心配になりやすいこと

Q. 抗菌薬(抗生物質)は必ず必要ですか? → A. いいえ。症状が軽い場合は、まず5日間ほど、お薬を使わずに鼻のケアだけで様子を見ることが多い。自然に良くなるお子さんも少なくない

Q. レントゲンやCTの検査は受けなくて大丈夫ですか? → A. 通常は必要ない。副鼻腔炎の多くは、症状の経過と鼻の中の様子を診るだけで診断・治療方針を決めることができる

Q. ふつうのかぜと何が違うのですか? → A. ふつうのかぜは多くが自然に良くなる。副鼻腔炎は、症状が10日以上長引く/いったん良くなってからぶり返す/急に高い熱と濃い鼻水が3日以上続く、といった特徴的な経過があるときに考える

Q. 保育園・幼稚園・学校はいつから行けますか? → A. 副鼻腔炎そのものは出席停止の対象ではない。熱が下がり、普段どおり元気に過ごせそうであれば、かぜのときと同じ目安で考えて大丈夫。園・学校の基準は念のため確認を

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気になることは、遠慮なく主治医に。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに判断は変わります。