AIIKU PEDIATRICS

突発性発疹について

おうちでの見守りかたと受診のめやす

愛育病院 小児科

AMPL

これは何?

多くは自然に治る、 よくある感染症です

ヒトヘルペスウイルス6型・7型というウイルスの、初めての感染で起こる病気。生後6か月〜2歳ごろ、多くは生後9〜12か月前後で経験する、乳幼児期によくみられるありふれた感染症

この病気だけを狙った特効薬はない。抗菌薬(抗生物質)も効かないため使わない。多くは体の力で自然に治っていく

※生後3か月未満の発熱は本資料の対象外です。月齢的に別の対応が必要になるため、必ず受診してください

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どんな経過をたどるか(診断の性質)

熱が下がって、 発疹が出て、初めてわかる病気です

  • 38〜40℃ほどの高い熱が3〜4日ほど続く。熱の高さの割に機嫌が保たれることが多いのが特徴で、この「熱の高さと元気さのギャップ」が突発性発疹らしさのサイン
  • 熱が下がるのに合わせて(または少し遅れて)、おなか・背中を中心に、顔や手足へ広がるうすい赤色の発疹が2〜4日ほど出て、自然に消えていく
  • 熱が出ている間にはっきり確定できる検査はない。解熱後に発疹が出て、初めて診断が確定するという珍しい経過をたどる病気で、血液検査などのウイルス検査は通常の診療では必要ない
  • まれに、せき・鼻水・目の充血を伴い、熱が続いている最中に発疹が出る場合は、はしか(麻疹)など別の病気の可能性を診察で確認する
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けいれん(ひきつけ)が起きたとき

もし、けいれんが起きたら

  • 熱の出はじめに、乳幼児がけいれん(ひきつけ)を起こすことが比較的多い感染症のひとつ。多くは数分でおさまり、心配のいらない経過をたどる
  • あわてず、体を横向きに寝かせて、吐いたものがのどに詰まらないようにする(気道確保)
  • 口の中に指・タオル・お薬などを入れない。周りの危険なものを遠ざけ、体を強く押さえつけない
  • 発作が始まった時刻と続いた時間を確認する。可能であれば動画で様子を記録しておくと、診察の際に参考になる
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受診サイン

こんなときは、 すぐ受診してください

EMERGENCY

今すぐ119番・救急車

  • けいれんが5分以上続く、または止まったあとも意識がはっきり戻らない → ためらわず救急車(119番)を
  • けいれんを繰り返す(くり返し起こる)
  • 呼びかけへの反応が乏しい・ぐったりして普段と明らかに様子が違う
  • 呼吸が速い・苦しそう、唇や顔色が悪い、手足が冷たくなって血の気が悪い
  • 皮膚に出血斑のような赤紫のあざが広がる
URGENT CARE

すぐに相談・受診

  • 頭のてっぺんの柔らかい部分(大泉門)がふくらんでいる
  • 手足の動きに左右差がある、うまく動かせない
  • 熱が5日以上続く、いったん下がった熱がまた上がる
  • 熱が下がって発疹が出ているのに、機嫌が戻らずぐったりしたまま
  • 体がだるそうで肌や目が黄色っぽい
  • 吐くことを繰り返す、水分が摂れない

迷ったときほど、早めにご連絡・受診をお願いします

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おうちでのケア・お薬について

お薬は診察で決めます。 おうちでは水分と様子見を

  • 熱でつらそうなときは、水分をこまめに。食べられるものを少しずつで大丈夫、無理に食べさせる必要はない
  • 解熱のお薬に、けいれんを防ぐ効果があるという医学的な根拠はないが、熱でつらそうなときに使う分には問題ない。使うかどうか、いつ使うかはお薬は診察で決めます
  • アスピリンを含む市販薬は使わない(ウイルス感染症のときにまれに重い病気〈ライ症候群〉につながることが分かっている)
  • 主に周りの年長のお子さんや大人の唾液を介してうつるとされ、発疹が出ている時期の感染力はほとんどない。園などで急速に広がることは少ない
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FAQ

心配になりやすいこと

Q. 血液検査などしなくても大丈夫ですか? → A. はい。熱の経過と解熱後の発疹の出かたを診察で確認することで、多くの場合診断できる。血液検査などのウイルス検査は通常の診療では必要ない

Q. 保育園・幼稚園はいつから行けますか? → A. 発疹が残っているかどうかではなく、熱が下がり、機嫌や食欲を含めた全身の状態が普段どおりであれば登園できるという考え方が一般的。突発性発疹は出席停止が定められた感染症には含まれていない。最終的な基準は通っている園に確認

Q. また同じ病気になりますか? → A. 一度かかると免疫がつき、同じウイルスによる再発はまれ。ただし発熱や発疹を起こす他のウイルスもあるため、似たような症状が出た場合は診察で確認を

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気になることは、 遠慮なく主治医に。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに判断は変わります。