AIIKU PEDIATRICS

急性中耳炎について

おうちでの見守りかたと受診のめやす

愛育病院 小児科

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これは何?

鼓膜の奥の「中耳」に、 菌が入り込む病気です

  • 鼓膜(こまく)の奥にある「中耳」という小さな部屋に細菌やウイルスが入り込み、炎症を起こす
  • 風邪などで鼻や喉の奥に炎症が起きたあと、そこから耳につながる管を通って菌が中耳に入り込むことで起こりやすい
  • 症状は耳の痛み・発熱・機嫌の悪さ・耳だれ(耳漏)など
  • 言葉で伝えられない赤ちゃんは、耳を気にして触る・引っ張る・こすりつけるといったしぐさで気づかれることもある
一般的な情報です02
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診察でみているもの

専用のライトで、 鼓膜の状態を確認します

  • 気密式耳鏡(先端にライトが付いた専用の器具)で、鼓膜の状態を詳しく確認する
  • 鼓膜の赤み・膨らみ・耳だれの有無と、痛み・発熱・機嫌の様子を合わせて「軽い」「中くらい」「重い」のおおよそ3段階で判断する
  • この鼓膜の状態が、そのあとの治療方針(経過観察か、抗菌薬か)を決める土台になる
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治療の考え方

軽ければ様子見、 中くらい以上はお薬から

  • 軽い場合: まずお薬(抗菌薬)を使わずに数日間、様子を見ることが多い。多くのお子さんは自然に良くなる。改善がなければ、そのときに抗菌薬を検討する
  • 中くらい・重い場合: はじめから抗菌薬による治療を行うことが多い。まれに鼓膜を少し切って中の膿を出す処置(鼓膜切開)や、耳鼻咽喉科と連携した治療が必要になることもある
  • お薬を使うかどうか・どの薬を選ぶかは、鼓膜の状態や重症度、これまでのアレルギーの有無などを踏まえて診察で判断する(用量・種類はここでは触れない)
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おうちでのケアと3〜4日目の再受診

飲みきることと、 3〜4日目の再受診が大切

URGENT CARE

すぐに相談・受診

  • お薬(抗菌薬・痛み止め)は診察で決める。
  • 処方されたら、良くなったように見えても指示された日数はきちんと飲みきる。
  • 自己判断で早くやめると、ぶり返したり治りにくくなったりすることがある
  • 耳だれが出ている場合、綿棒などを耳の奥まで入れて拭き取ろうとしない。
  • 外側に出てきた分だけ、やわらかいガーゼなどでそっと拭う程度でよい
  • いわゆる「鼻水止め・かゆみ止め」の成分(抗ヒスタミン薬)は、中耳炎そのものには効果がないうえ、熱があるお子さんには避けたほうがよいとされる。
  • 自己判断で使わない
  • 治療を始めて3〜4日目頃をめどに、良くなっているかを確認する診察がある。
  • 指示された通りに再受診する
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受診サイン

こんなときは、 すぐ受診してください

EMERGENCY

今すぐ119番・救急車

  • ぐったりして活気がない、意識がぼんやりする、けいれんを起こした
URGENT CARE

すぐに相談・受診

  • 耳の痛みや機嫌の悪さがひどくなる、38.5℃以上の熱が続く・一度下がってまた上がる
  • 耳だれが新しく出てきた、量が増えてきた
  • 耳の後ろが腫れて赤くなる、耳が前の方に押し出されたように見える(乳様突起炎を疑うサイン)
  • 顔の動きに左右差がある(片方だけ表情が動きにくい、口角が下がるなど)
  • 物が二重に見える、目の動きに左右差がある
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よくあるご質問

心配になりやすいこと

Q. 抗菌薬(抗生物質)は必ず必要ですか? → 症状が軽い場合は、まず数日間、抗菌薬を使わずに様子を見ることも多い。自然に良くなるお子さんも少なくない。改善がなければ、そのタイミングで抗菌薬を検討する

Q. 症状が良くなったら、お薬をやめてもいいですか? → 自己判断でやめるのはおすすめしない。処方された日数を飲みきることで、菌をしっかり抑える。途中でやめると、ぶり返したり、次に同じお薬が効きにくくなったりすることがある

Q. 保育園・幼稚園はいつから行けますか? → 中耳炎そのものは周りのお子さんにうつる病気ではないため、法律上の出席停止はない。熱や機嫌、耳の痛みの様子を見て、普段通り過ごせそうかどうかで判断する。迷うときは診察時に相談を

Q. 何度も中耳炎を繰り返しています。大丈夫でしょうか? → 半年に3回以上、1年に4回以上など繰り返しが多い場合や、治療をしてもなかなか鼓膜の状態が良くならない場合は、耳鼻咽喉科と連携してさらに詳しく調べることがある

Q. 鼓膜を切ると聞いて心配です。 → 鼓膜の膨らみが強い場合や、お薬でもなかなか改善しない場合に、耳鼻咽喉科と連携して鼓膜切開を検討することがある。必要と判断した場合のみ、事前に説明したうえで行う

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気になることは、 遠慮なく主治医に。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに判断は変わります。