「怠け」ではない、体の症状として受け止める
Q. 本当に病気なのですか?「気の持ちよう」ではないのでしょうか。
ODは、自律神経が血圧・心拍をうまく調整できていない、体に実際に起きている状態です。「気の持ちよう」で片付けず、まずは体の状態として受け止めていただくことが、お子さんの安心にもつながります。
Q. どれくらいで良くなりますか?
症状の程度によって経過はさまざまですが、生活の工夫を続けることで、数か月ほどで楽になっていくお子さんが多くいます。高校卒業をむかえるころにはおよそ9割のお子さんが日常生活に支障のない状態まで回復するといわれています。
Q. 学校はどうしたらいいですか?
無理にいつも通りの登校を最初のゴールにする必要はありません。遅刻や保健室登校、時間を短縮しての登校など、体調に合わせた形を学校の先生とも相談しながら少しずつ広げていくのがおすすめです。
Q. 検査は痛いですか?
新起立試験は、横になって休んだあとに立ち上がり、血圧計と心電図モニターで変化をみるだけの検査で、痛みはありません。血液検査を行う場合は採血の際にチクッとした痛みがあります。
Q. きょうだいにうつりますか?
ODは感染症ではないので、きょうだいや周りのお友だちにうつることはありません。ただし、体質として似た症状が出やすいご家庭はあります。
Q. お薬は必ず必要ですか?
まずは生活の工夫を基本とし、それだけで十分改善しないときにお薬を検討します。お薬を使うかどうかは、症状の強さやこれまでの経過をみながら診察で判断します。
Q. ぜんそくがあります。治療に影響しますか?
影響することがあります。脈が速いタイプの症状にはぜんそくのあるお子さんに向かないお薬もあるため、喘息の診断歴や治療中であることを診察時に必ず教えてください。
Q. 大人になれば自然に治りますか?
体の成長とともに自律神経の働きが安定してくると、症状が落ち着いていくお子さんが多くみられます。ただし「そのうち治るから」と何もせずに様子をみるのではなく、生活の工夫や必要に応じた治療を続けることが、回復への近道です。
この資料は一般的な説明です。お子さんごとに判断は変わります。