耳の下の腫れを見守り、水分とやわらかい食事を用意する親子とフェルトのカワウソ AMPL KIDS HEALTH GUIDE
AMPL for kids

おたふくかぜ
(流行性耳下腺炎)

耳の下の腫れと、聞こえの変化に注意

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見るポイント

腫れ方・聞こえ・全身の変化を見る

腫れ片側か両側か、赤み・痛み
聞こえ左右差、耳鳴り、呼びかけへの反応
全身頭痛、嘔吐、ふらつき、腹痛
耳の下の腫れ、左右の聞こえ、頭痛や嘔吐、腹痛などの受診サインを確認するフェルト図解
一般的な情報です
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これは何?

耳の下が腫れる、よく知られた感染症です

  • ムンプスウイルスによる感染症。せき・くしゃみ・だ液などを通してうつる。
  • 耳の下にある「耳下腺(じかせん)」という、だ液を作る場所が腫れるのが特徴。ウイルス感染症のため特効薬はなく、多くは体の力で自然に治っていく。
  • かかった方の3割ほどは、目立った症状が出ないまま経過することもある(不顕性感染)。
一般的な情報です
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おうちでのケア

やわらかい物・手洗い・聞こえを比べる

水分とやわらかい食事、手洗いとコップを分ける、左右の聞こえを比べる三つのフェルト場面
1

やわらかく

酸っぱい物は避け、少しずつ。

2

手洗い

コップや食器も分けます。

3

左右を比べる

聞こえの変化は早めに相談。

一般的な情報です
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経過の見通し

腫れは1〜2週間ほどで引いていく

  • 頭痛や体のだるさ、発熱に続いて、片側または両側の耳の下(耳下腺)がふくらんでくる。腫れは2日ほどでピークになり、多くは1週間〜10日、長くても2週間ほどで引いていく。
  • はじめは片側だけのことが多いが、経過の中で反対側も腫れてくることがよくある。
  • すっぱいもの(レモンや梅干しなど)を食べると、唾液が出て痛みが強くなりやすい。耳下腺の腫れを何度も繰り返す場合は「反復性耳下腺炎」という別の状態のことがある。
一般的な情報です
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検査について

腫れ方と流行状況で、ほとんど診断できます

  • 多くの場合、腫れ方や周りの流行状況などから、診察だけで診断できる。
  • 血液検査やウイルスの検査(PCRなど)は、症状が典型的でない場合や、診断をはっきりさせる必要がある場合にのみ行う。
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おうちでのケア

食事の工夫と、水分・安静

  • すっぱいもの・刺激の強いもの(かんきつ類、酢のもの、炭酸飲料など)は唾液の分泌を刺激して痛みが増えやすいため避ける。
  • おかゆやスープなど、やわらかくて噛まずに済むものがおすすめ。
  • 飲み込みにくいときは無理に急がず、少しずつこまめに水分を摂らせる。あとは自宅で安静に過ごせば大丈夫。
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お薬について

お薬は診察で決めます

  • 熱や痛みがつらそうなときの解熱・鎮痛薬の使い方は診察で相談し、市販薬を自己判断で使うのは避ける。
  • 特にアスピリンを含むお薬は、お子さんのウイルス性の病気では避けるべきとされている。
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大切な注意

聞こえの変化と、登園の目安

  • ムンプス難聴:片方の耳の聞こえが悪くなることがまれに起こる。頻度は高くないが、腫れの程度とは関係なく起こることがある。「症状が軽いから大丈夫」ではない。気づいたら早めに連絡・受診し、早めに耳鼻咽喉科での聴力チェックにつなげることが大切。
  • 登園・登校の目安:耳の下・あごの下の腫れが出てから5日を経過し、かつ全身状態が良好であることが目安(学校保健安全法の基準)。腫れ自体は2週間ほど残ることがあるが、「腫れが完全に消えるまで」休む必要はない。
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受診サイン

こんなときは、すぐに相談・受診を

すぐに相談・受診

  • 片方の耳の聞こえが悪い、耳鳴りがする、呼びかけへの反応が乏しい、急にふらついて歩けない(腫れの程度とは関係なく起こることがある。「症状が軽いから大丈夫」ではなく、気づいたら早めに連絡)
  • 強い頭痛、繰り返す嘔吐、首が硬くて前に曲げられない、ぐったりして反応が悪い
  • 強いおなかの痛みが続く、嘔吐が続く

すぐに相談・受診(続き)

  • (思春期以降の男の子)陰嚢(きんたま)の腫れ・痛み・赤み
  • 高熱が4〜5日以上続く、腫れているところが赤くなる・痛みが強くなるなど、様子が変わってきた
  • けいれんを起こした、意識がぼんやりしている
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登園・登校の目安

腫れが出てから5日、全身状態が良好なら

  • 耳の下・あごの下の腫れが出てから5日を経過し、かつお子さんの全身状態が良好であることが目安(学校保健安全法の基準)。
  • 腫れ自体は2週間ほど残ることがあるが、それを理由に長く休む必要はない。最終的な基準は通っている園・学校に確認する。
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家族・予防

ワクチンは任意接種

  • おたふくかぜワクチンは現在、希望される方が受ける「任意接種」(2回接種が推奨されている)。まだ受けていないきょうだいなどがいれば、接種のタイミングを診察で相談する。
  • 妊娠中の方、体の抵抗力が弱っている方、熱があるとき、卵に強いアレルギーがある方などは接種を見合わせることがあるため、持病やアレルギーがあれば事前に必ず医師に伝える。
  • 多くの場合、一度感染すると免疫がつき、再びかかることは少ないとされる。
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よくあるご質問 ①

検査・聞こえ・登園

Q. 血液検査をしなくても大丈夫ですか?

はい。おたふくかぜは、腫れ方や周りの流行状況などから診察で診断できることがほとんどです。血液検査やウイルスの検査は、症状が典型的でない場合や診断をはっきりさせたい場合にのみ行います。

Q. 耳の聞こえが心配です。どんなときに注意すればいいですか?

まれに片方の耳の聞こえが悪くなることがあります。腫れが軽くても起こりうるため、聞こえにくさ・耳鳴り・ふらつきに気づいたらすぐご連絡・受診を。早めに耳鼻咽喉科での聴力チェックが大切です。

Q. 保育園・幼稚園・学校はいつから行けますか?

耳の下・あごの下の腫れが出てから5日を経過し、かつ全身状態が良好であることが目安です(学校保健安全法の基準)。腫れ自体は2週間ほど残ることもありますが、それを理由に長く休む必要はありません。

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よくあるご質問 ②

ワクチン・再発・食事

Q. ワクチンは受けた方がいいですか?

おたふくかぜワクチンは現在、任意接種です(2回接種が推奨されています)。まれに起こる耳の聞こえの問題などを防ぐ意味でも、まだ受けていないごきょうだいなどがいらっしゃれば、接種のタイミングを診察でご相談ください。

Q. 一度かかったら、もうかかりませんか?

多くの場合、一度感染すると免疫がつき、再びかかることは少ないとされています。ただし、似たような腫れを繰り返すお子さんの中には、別の状態(反復性耳下腺炎など)のこともあります。繰り返す場合は診察でご相談ください。

Q. すっぱいものは本当にダメですか?何を食べさせればいいですか?

すっぱいもの・刺激の強いもの(かんきつ類、酢のもの、炭酸飲料など)は唾液の分泌を刺激して痛みが増えやすいため避けてください。おかゆやスープなど、やわらかくて噛まずに済むものがおすすめです。

Q. 合併症にはどんなものがありますか?

まれに、耳の聞こえの問題(ムンプス難聴)、頭痛や嘔吐を伴う髄膜炎のような症状、強いおなかの痛み、思春期以降の男の子では陰嚢の腫れ・痛みなどが起こることがあります。すぐ受診してほしいサインに当てはまる様子があれば、すぐにご連絡ください。

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よくあるご質問 ③

反復性耳下腺炎

Q. 耳下腺の腫れを繰り返しています。これもおたふくかぜですか?

何度も繰り返す腫れは「反復性耳下腺炎」という別の状態のことがあります。発熱は軽く経過も異なりますが、初めての腫れのときは区別がつきにくいこともあるため、繰り返すかどうかも含めて診察で経過をみていきます。

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気になることは、
遠慮なく主治医に。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに判断は変わります。