AIIKU PEDIATRICS

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)について

おうちでの見守りかたと受診のめやす

愛育病院 小児科

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これは何?

耳の下がはれるのは、 ウイルスが原因です

  • おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)はムンプスウイルスによる感染症。せき・くしゃみ・だ液などを通してうつる
  • 耳の下にある「耳下腺(じかせん)」というだ液を作る場所が腫れるのが特徴
  • ウイルスだけをやっつける特効薬はなく、多くのお子さんは体の力で自然に治っていく
  • かかった方の3割ほどは、目立った症状が出ないまま経過することもある
一般的な情報です02
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腫れの経過

腫れは2日ほどでピーク、 1〜2週間で落ち着きます

  • 頭痛やだるさ、発熱に続いて、片側または両側の耳の下(耳下腺)がふくらんでくる
  • 腫れは2日(48時間)ほどでピークになり、多くは1週間〜10日、長くても2週間ほどで引いていく
  • はじめは片側だけのことが多いが、経過の中で反対側も腫れてくることがよくある
  • すっぱいもの(レモンや梅干しなど)を食べると唾液が出て、痛みが強くなりやすい
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おうちでのケア

食事の工夫と、 休ませ方

  • 食事の工夫: すっぱいもの・刺激の強いもの(かんきつ類、酢のもの、炭酸飲料など)は唾液の分泌を刺激して痛みが増えやすいため避ける。おかゆやスープなど、やわらかくて噛まずに済むものがよい
  • お薬について: お薬は診察で決める。市販薬を自己判断で使うのは避ける。特にアスピリンを含むお薬は、お子さんのウイルス性の病気では避けるべきとされる
  • 水分・安静: 飲み込みにくいときは無理に急がず、少しずつこまめに水分を。あとは自宅で安静に過ごせば大丈夫
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受診サイン

こんなときは、 すぐ受診してください

EMERGENCY

今すぐ119番・救急車

  • けいれんを起こした、意識がぼんやりしている
URGENT CARE

すぐに相談・受診

  • 片方の耳の聞こえが悪い、耳鳴りがする、呼びかけへの反応が乏しい、急にふらついて歩けない(頻度は高くありませんが、腫れの程度とは関係なく起こることがあるサインです。「症状が軽いから大丈夫」ではなく、気づいたら早めにご連絡ください)
  • 強い頭痛、繰り返す嘔吐、首が硬くて前に曲げられない、ぐったりして反応が悪い
  • 強いおなかの痛みが続く、嘔吐が続く
  • (思春期以降の男の子)陰嚢(きんたま)の腫れ・痛み・赤み
  • 高熱が4〜5日以上続く、腫れているところが赤くなる・痛みが強くなるなど、様子が変わってきた
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登園・登校の目安

「腫れが消えるまで」ではなく、 5日+全身状態で判断します

  • 耳の下・あごの下の腫れが出てから5日を経過し、かつお子さんの全身状態が良好であることが目安(学校保健安全法の基準)
  • 腫れ自体は2週間ほど残ることがあるが、「腫れが完全に消えるまで」休む必要はない
  • 保育所・未就学児についても同じ考え方で登園の目安を伝える
  • 最終的な基準は通っている園・学校に確認する
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よくあるご質問

心配になりやすいこと

Q. 血液検査をしなくても大丈夫ですか? → 腫れ方や周りの流行状況などから診察で診断できることがほとんど。血液検査やウイルスの検査は、症状が典型的でない場合や診断をはっきりさせたい場合にのみ行う

Q. 耳の聞こえが心配です。どんなときに注意すればいいですか? → まれに片方の耳の聞こえが悪くなることがある。腫れが軽いお子さんでも起こりうるため、「軽症だから大丈夫」と決めつけず、聞こえにくさ・耳鳴り・呼びかけへの反応の乏しさ・ふらつきに気づいたら、すぐに連絡・受診する

Q. 保育園・幼稚園・学校はいつから行けますか? → 腫れが出てから5日を経過し、かつ全身状態が良好であることが目安。腫れ自体は2週間ほど残ることもあるが、それを理由に長く休む必要はない

Q. ワクチンは受けた方がいいですか? → 現在は希望される方が受ける「任意接種」(2回接種が推奨)。まだ受けていないごきょうだいなどがいれば、接種のタイミングを診察で相談する。妊娠中の方、体の抵抗力が弱っている方、熱があるとき、卵に強いアレルギーがある方などは接種を見合わせることがあるため、持病やアレルギーは事前に必ず医師に伝える

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気になることは、 遠慮なく主治医に。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに判断は変わります。