AIIKU PEDIATRICS

水いぼ(伝染性軟属腫)について

おうちでの見守りかたと受診のめやす

愛育病院 小児科

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これは何?

命に関わる病気ではなく、 よくある皮膚の感染症です

  • ウイルスが皮膚に感染してできる、小さな盛り上がったぶつぶつ。命に関わる病気ではなく、多くのお子さんに経験のあるありふれた感染症
  • 肌と肌が直接触れ合うこと、タオル・浮き輪・ビート板など肌に触れるものの共用でうつることがある
  • 好発は1〜7歳くらい。もともと肌が乾燥しやすい・アトピー性皮膚炎のあるお子さんは数が増えやすい傾向がある
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見え方は3パターン

見え方は3パターン。 赤く腫れても、あわてないで

  • 定型:光沢のあるドーム状で、中心が少しへこんだ小さなぶつぶつ。体・手足・わきの下にできやすい
  • まわりに湿疹が出るタイプ:水いぼの周囲の皮膚が赤く湿疹のようになる。もともと肌が敏感なお子さんに目立ちやすい
  • 治りかけの時期:赤く腫れて膿のように見えることがあるが、これは免疫が働いて自然に治っていくサインであることが多く、悪化ではない(本当に感染している場合との見分けが難しいこともあり、心配なときは診察で相談)
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治療は「様子を見る」か「取り除く」か

「様子を見る」も「取り除く」も、 どちらも正解です

  • ①そのまま様子を見る、②ピンセットのような器具でひとつずつ取り除く(摘除)。どちらも医学的に妥当な選択で、現時点でどちらが優れているという明確な結論は出ていない。数・広がり方・お子さんの負担感を踏まえて診察で一緒に決める
  • 摘除を選んだ場合:少し痛みを伴うことがあり、必要に応じて痛みをやわらげるテープを使うこともある。ただし湿疹やかき傷のある部分・体質(アレルギーの既往など)によっては使えないことがある
  • テープを使った場合、ごくまれに使用中・使用後に全身のアレルギー反応が起こることがあるため、使用後はしばらく院内で様子をみる。帰宅後に息苦しさ・全身のじんましんなど普段と違う様子があればすぐに連絡する
  • 摘除したあとも、数週間〜数か月後、まれには半年ほど経ってから新しい水いぼが出ることがある。治療の失敗ではなく、よくある経過
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受診サイン

こんなときは、 すぐ受診してください

URGENT CARE

すぐに相談・受診

  • 水いぼのまわりが急に強く赤くなる・腫れる・熱っぽい・膿が出る、痛みがどんどん強くなる(とびひ合併の疑い)
  • 熱を伴って急に水ぶくれのようなものが広がる、痛みがとても強い(いつもの水いぼの経過とは違う様子)
  • 目のまわりに水いぼが広がり、目やに・充血・見えにくさなどの症状が出てきた
  • 水いぼの数がとても多い、急激に増えている、治療してもなかなか良くならない
  • もともと免疫に関わる治療を受けているお子さんで、急に新しい水いぼが増えた・広がった
  • (痛みをやわらげるテープを使った場合)使用後に全身のじんましん・息苦しさ・ぐったりするなど、いつもと違う強い症状が出た
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プールも登園も、いつも通りで大丈夫

プールも登園も、 いつも通りで大丈夫

  • 登園・登校の制限は基本的に必要ない
  • プールに入っても構わない(水を介してうつるものではないとされている)
  • ただし、タオル・浮き輪・ビート板など肌に直接触れるものの共用は避ける。患部を覆うかどうかは、通っている園・学校・プール施設の方針に従う
  • 自然に治るまでの期間には個人差が大きく、早くて半年、長いお子さんでは数年(4年ほど)かかることもあり、正確な予測は難しい。広がりを抑えるにはかきむしらないこと・肌の保湿が助けになる
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FAQ

心配になりやすいこと

Q. 治療せず様子を見ても大丈夫ですか? → 大丈夫なことが多い。様子を見る方法と取り除く方法のどちらが優れているかは、はっきりした結論が出ていない。「痛い思いをしてまで無理に取らなくてもよい」という考え方も専門医の間にある

Q. 取ったのにまた増えました。取りきれていないのでしょうか? → 治療の失敗とは限らない。摘除の前後にすでに感染していた部分から、数週間〜数か月後、まれには半年ほど経ってから新しく出てくることがある

Q. きょうだいや他のお子さんにうつりますか? → 肌と肌が直接触れることや、タオルなどの共用でうつることがある。神経質になりすぎず、直接肌が触れる遊びやタオルの共用にはある程度気をつける

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気になることは、 遠慮なく主治医に。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに判断は変わります。