AIIKU PEDIATRICS

とびひ(伝染性膿痂疹)について

おうちでの見守りかたと受診のめやす

愛育病院 小児科

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これは何?

虫刺され・あせも・すり傷から、 細菌が広がっていく病気です

  • 虫刺され・あせも・すり傷などをかいたところから細菌が入り、水ぶくれやジュクジュクした皮膚があちこちに広がっていく。飛び火するように移っていく様子から「とびひ」と呼ばれる
  • 患部に触れた手やタオルを介して、体の他の部分やきょうだい・お友達にうつることがある
  • 夏に多く、乳幼児〜学童期のお子さんに多いが、年齢を問わず起こることもある
一般的な情報です02
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病型(水ぶくれタイプ/かさぶたタイプ)

水ぶくれタイプと、 かさぶたタイプ、2つの顔

  • 水ぶくれタイプ(水疱性):主に黄色ブドウ球菌によるもの。乳幼児〜学童期に多く、薄い水ぶくれ→浅いただれ→かさぶたと進む。全身の熱や体調不良を伴うことは少ない
  • かさぶたタイプ(痂皮性):主に溶連菌によるもの。年齢を問わず起こり、厚いかさぶたになりやすい。のどの痛み・発熱・首のリンパ節の腫れなど、皮膚以外の症状を伴うことが比較的多い
  • どちらのタイプかで、お薬の選び方や治療にかかる期間の見通しが変わる。もともと湿疹・乾燥肌のあるお子さんはとびひになりやすい
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おうちでの基本ケア

広げないための、 基本のおうちケア

  • お薬は診察で決めます。塗り薬が中心のことが多く、範囲が広い・熱がある場合は飲み薬を検討することもある。市販薬や他のお子さんのお薬を自己判断で使わない
  • 患部をガーゼ等で覆う(滲出液を介した接触や、かきむしりによる拡大を防ぐ)
  • 爪を短く切る/1日1回以上シャワーで清潔に。石けんをよく泡立て、こすらずやさしく洗う。湯船は最後に入る・別にするなど工夫する
  • タオル・寝具は治るまでご家族の中でも共有しない。水ぶくれ・かさぶたを自分で潰したり、無理にはがしたりしない
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登園・プールの目安

覆えれば登園可。 プールは治るまでお休み

  • 適切な治療で通常は数日〜10日程度で改善に向かう(水ぶくれタイプは比較的早く改善しやすく、かさぶたタイプはやや時間がかかることがある)
  • とびひは、意見書や登園届の提出が必須の感染症には含まれていない。患部を塗り薬で処置し、ジュクジュクした部分がしみ出ないようガーゼ等で覆ってあれば通園・通学は可能。広い範囲で覆いきれない場合はお休みも検討する
  • プールは、水そのものでうつるとは考えられていないが、かきむしりによる悪化・接触による拡大のおそれがあるため、治りきるまでは水遊び・プールを見合わせる
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受診サイン

こんなときは、 すぐ受診してください

SPECIAL ATTENTION

特に注意

  • 生まれて間もない赤ちゃん(新生児)にとびひのような症状が出た
  • もともと免疫に関わる治療を受けているお子さんで、急に広がった・なかなか良くならない
  • もともと湿疹(アトピー性皮膚炎など)のあるお子さんで、急に痛みを伴う水ぶくれが増え、熱も出てきた
URGENT CARE

ためらわず受診

  • 口・目・鼻のまわりの皮膚が急に赤くなり、軽くこすっただけで皮がめくれるように広がる(熱を伴うことが多い)
  • 熱が出てきた・機嫌がどんどん悪くなる、患部が急に広がっている
  • ぐったりしている、水分や食事がとれない
  • 目のまわりに強い目やに・充血があり、見え方がおかしいと感じる
  • 塗り薬を数日使っても良くならない、むしろ広がっている
  • のどの痛みや強いだるさが目立つ
  • とびひが治ったあと1か月くらいの間は、顔やまぶたのむくみ・尿の色が濃くなる・尿の量が減るといった様子にも注意してください
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FAQ

心配になりやすいこと

Q. きょうだいやお友達にうつりますか? → 患部に触れた手やタオルなどを介してうつることがある。患部を覆う、タオル・寝具を分ける、こまめな手洗いで広がりを抑えやすくなる

Q. 薬のアレルギーがあるのですが、伝えたほうがいいですか? → はい、必ず教えてください。これまでに薬で発疹が出た・体調が悪くなった経験があれば、初診時に必ず伝える。お薬選びの大切な判断材料になる

Q. うちの子はもともと湿疹(アトピー性皮膚炎)があります。何か注意することはありますか? → 湿疹があると肌のバリアが弱く、とびひになりやすい。湿疹のケアも並行して続ける。急に痛みを伴う水ぶくれが増えて熱も出てきた場合は、通常のとびひとは違う可能性があるため様子を見ずすぐ受診する

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気になることは、 遠慮なく主治医に。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに判断は変わります。