AIIKU PEDIATRICS
夏に多い、口の中が痛くなるかぜ
AMPL
はじめに
手足口病とヘルパンギーナは、夏によく流行するウイルスの感染症です。手のひらや足の裏、口の中に小さな水ぶくれができ、熱が出ることもあります。
多くは数日で自然によくなりますが、口の中が痛くて、水分や食事がとりにくくなることが一番の心配ごとです。まずは落ち着いて、飲めているかどうかを見てあげてください。
おうちでのケア
冷たくてしみないもの(アイス・ゼリー・麦茶など)を、少量ずつ何度も。酸っぱいもの・しょっぱいもの・炭酸はしみるので避けましょう。
数日食べが細くても心配いりません。やわらかく刺激の少ないものを、食べられる範囲で。飲めていれば大丈夫です。
熱や口の痛みでぐずりやすい時期です。無理に外に連れ出さず、静かに過ごしましょう。
登園の考え方
発疹が残っているかどうかではなく、熱がなく、口の中の痛みが落ち着いて、普段どおり食事や水分がとれているか、全身の様子が安定しているかで判断します。
ウイルスは治ったあとも便の中にしばらく残ることがありますが、それを理由に登園を延ばす必要はありません。手洗い、とくに排便のあとの手洗いを、ご家庭と園の両方で続けてあげてください。
すぐ受診してほしいサイン
けいれんを起こした/ぐったりして視線が合わない、あやしても泣かない/寝入りばなに手足がビクッとなる動きを繰り返す/呼吸が速い・苦しそう、唇や顔色が悪い。
半日どころか6〜8時間以上おしっこが出ていない/涙が出ない、ぐったりしている/手足に力が入らない、急に歩き方がおかしい。
高熱が3日以上続く、一度下がった熱が再び上がるときも、再度ご相談ください。熱と発疹が長引き、目の充血や唇・手足の変化もあわせて見られるときは、念のため受診してください。
お薬について・知っておきたいこと
熱そのものを下げることが目的ではなく、しんどくて眠れない・水分がとれないときに、少し楽にするために使います。お薬の種類や量は、診察でお子さんに合わせて決めます。市販薬を使う前に、一度ご相談ください。
種類によっては、治ったあと数週間してから爪が浮いたり、はがれたりすることがあります。理由ははっきりしていませんが、自然な経過で心配はいりません。少し時間はかかりますが、また生えてきます。
よくあるご質問
感染したウイルスの種類によっては、治ったあと数週間してから爪が浮いたり、はがれたりすることがあります。自然な経過で、時間とともにまた生えてきます。
原因になるウイルスはいくつも種類があるため、一度かかっても、また別の型にかかることがあります。小さいお子さんでは、繰り返すことも珍しくありません。
この資料は一般的な説明です。お子さんごとの判断は、診察でご相談ください。