AMPL KIDS HEALTH GUIDE
AMPL for kids

小児の頭痛

生活リズムを整え、いつもと違うサインに気をつける

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これは何?

「ほかの病気にともなう」と「体質的にくり返す」

  • 頭痛は大きく2つ。「ほかの病気にともなう頭痛」(かぜなどの感染症にともなうものが最多)と、「頭痛そのものが体質的にくり返すタイプ」(代表的なのは片頭痛と緊張型頭痛)。
  • 片頭痛はズキズキと脈打つように痛み、光や音がつらく感じられることがある。緊張型頭痛は頭全体が締めつけられるように重だるく痛む。お子さんはうまく言葉で説明できず、両方の特徴が混ざっていることも少なくない。
  • ごくまれに、頭の中の病気(腫れものや圧力の上昇など)が原因のこともある。診察ではまずこうした心配な原因が隠れていないかを確認したうえで、頭痛のタイプを見きわめる。
一般的な情報です
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経過の見通し

生活の工夫で軽快することが多い

  • 一次性頭痛(片頭痛・緊張型頭痛)は睡眠リズム・朝食・水分・ストレス管理などの生活面の工夫で軽快することが多い。
  • 慢性連日性頭痛(月15日以上の頭痛が3か月以上続くもの)は回復に数か月以上を要することもある。
  • 成長とともに落ち着いていくお子さんも多い。
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検査について

問診と診察がいちばん大切

  • 頭痛の診断でいちばん大切なのは検査そのものよりも、くわしい問診と診察。神経の診察で気になる所見がなく、痛み方のパターンが典型的であれば、多くの場合、脳の画像検査・血液検査・脳波検査は不要。
  • 気になるサイン(後述の受診サイン)がある場合には、念のため眼の奥の状態を確認したり、頭の画像検査(CT・MRI)をおすすめすることがある。
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おうちでのケア ①

睡眠・食事・水分を整える

  • 毎日同じくらいの時刻に寝て起きる、規則正しい睡眠を心がける。寝不足も寝すぎも頭痛の引き金になることがある。
  • 朝食を含め、食事を抜かない。空腹の時間が長くなると頭痛が出やすくなるお子さんがいる。
  • 水分はこまめにとらせる。
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おうちでのケア ②

きっかけを見直し、登校も工夫

  • 頭痛のきっかけになりやすいもの(スマホ・ゲームの長時間使用、強い日差し、暑さ、ストレスなど)に心当たりがあれば少しずつ見直す。
  • 登園・登校は頭痛そのものに一律の休む基準はない。頭痛が落ち着いていれば通常どおり過ごしてよい。長く休みが続くと学校に戻りづらくなることがあるため、「1時間目だけ」「午後だけ」など段階的な登校も選択肢。
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お薬について

お薬は診察で決める

  • 頭痛のタイプや年齢、体の大きさによって使えるお薬・使い方は異なる。お薬は診察で決めます。
  • 痛み止めを使う場合の目安は診察で伝える。頻繁に使うとかえって頭痛が悪化する(薬物乱用頭痛)ことがあるため、使う回数が増えたら相談する。
  • くり返す頭痛が頻繁で生活に支障が出ている場合は予防的なお薬を検討することもあるが、これも診察のうえで判断する。
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大切な注意

起立性調節障害(OD)との合併

  • 朝方に強く午後には楽になる頭痛や、立ちくらみ・動悸をともなう場合は起立性調節障害(OD)が関わっていることがあり、片頭痛・緊張型頭痛と合併することもある。
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受診サイン ①

突然の激しい頭痛・いつもと違う症状

すぐに相談・受診

  • 今までに経験したことのない、突然の激しい頭痛
  • 朝早くや夜中に頭痛で目が覚める、朝に何度も吐く
  • 手足に力が入りにくい、ろれつが回らない、物が二重に見える、ふらついて歩きにくいなど、いつもと違う体の症状がある
  • ぼんやりして反応が鈍い、急に性格や様子が変わった
  • 日を追って頭痛がだんだん強く・頻繁になってきている
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受診サイン ②

年齢・熱・持病

すぐに相談・受診

  • 頭の後ろのほうが痛む
  • 6歳未満のお子さんで初めて経験するような頭痛
  • 高い熱があり、首を前に曲げると痛がる・嫌がる
  • 頭に「シャント」という治療の管が入っているお子さんで、いつもと違う頭痛や様子の変化がある
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受診サイン ③

体の向き・医師からの指示

すぐに相談・受診

  • 横になっていると強くなる、あるいは立ったり座ったりすると強くなるなど体の向きで痛みが大きく変わる
  • 医師から「この症状が出たらすぐ受診してください」と伝えられている、その症状が出たとき
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家族・予防

生活リズムが共通の土台

  • 生活リズム(睡眠・食事・水分・ストレス管理)を整えることが、どのタイプの頭痛にも共通した土台になる。
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よくあるご質問 ①

脳の病気・検査・タイプのこと

Q. 頭痛があると聞くと心配です。脳の病気ではないですか?

神経の診察で気になる所見がなく、痛み方のパターンが典型的な場合は、画像検査をしなくても診断・方針を決められることがほとんどです。気になるサインがある場合には、念のため画像検査をおすすめすることがあります。

Q. 片頭痛と緊張型頭痛はどう見分けるのですか?

片頭痛はズキズキと脈打つように痛み、光や音がつらく、動くと悪化しやすいのが典型です。緊張型頭痛は頭全体が締めつけられるように重く痛み、動いても悪化しにくい傾向があります。ただしお子さんはうまく説明できないことが多く、両方が混ざって見えることもよくあります。

Q. 痛み止めはどのくらいの頻度で使っていいですか?

使い方の目安は診察でお伝えします。目安を超えて頻繁に使うと、かえって頭痛が悪化してしまうことがあるため、使う回数が増えてきたと感じたら一度ご相談ください。

Q. 頭痛で学校を休みがちです。どうしたらいいですか?

まずは睡眠・食事・生活リズムを整えることから始めます。それでも休みが続く場合は、無理のない範囲での段階的な登校(1時間目だけ登校するなど)を一緒に考えていきます。

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よくあるご質問 ②

OD・予防・年齢のこと

Q. 朝になると頭が痛い、立ちくらみもすると言います。関係ありますか?

朝方に強く午後には楽になる頭痛や、立ちくらみ・動悸をともなう場合は、「起立性調節障害」が関わっていることがあります。片頭痛や緊張型頭痛と合併することもあるため、診察であわせて確認します。

Q. 頭痛もちの体質は、大人になっても続きますか?

成長とともに落ち着いていくお子さんも多くいます。生活リズムを整えることや、きっかけになるものを避けることで症状が軽くなっていくケースがよくみられます。

Q. 頭痛の予防薬はありますか?

頭痛が頻繁で生活に支障が出ている場合は予防的なお薬を検討することもありますが、まずは生活面の工夫を優先し、診察のうえで判断します。

Q. 6歳未満なのに頭痛を訴えます。大丈夫でしょうか?

年齢の低いお子さんの新しい頭痛は、他の原因が隠れていないか慎重に確認する対象です。初めて経験するような頭痛の場合はすぐにご相談ください。

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よくあるご質問 ③

画像検査・家族のこと

Q. どんなときに画像検査(CT・MRI)が必要になりますか?

朝方や夜中の頭痛で目が覚める、手足に力が入りにくい、様子がいつもと違う、日ごとに頭痛が強くなる、などのサインがある場合に検討します。典型的なパターンであれば通常は不要です。

Q. きょうだいや家族にも頭痛もちが多いのですが関係ありますか?

片頭痛は体質的な要素があるとされます。診察で経過やご家族の状況もあわせて伺います。

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気になることは、
遠慮なく主治医に。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに判断は変わります。