横向きで休む子どもの呼吸を見守り、時間を確認する保護者とフェルトのカワウソ AMPL KIDS HEALTH GUIDE
AMPL for kids

熱性
けいれん

起きたときの落ち着いた対応

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これは何?

熱が出たときに起こる、よくある発作です

  • 熱性けいれんは、主に生後6か月〜5歳ごろのお子さんが、38℃以上の熱が出たときに起こすけいれん発作です。手足をガクガクと動かす、白目になる、体をこわばらせる、といった様子が数分間続きます。
  • とてもよくある症状で、日本の子どもの十数人に1人ほどが一度は経験するとされます。
  • ほとんどの場合、発作は自然におさまり、脳や体に後遺症を残しません。ただし、まれに髄膜炎やてんかんなど別の病気が隠れていることもあるため、診察で全身の様子をていねいに確認します。
一般的な情報です
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経過の見通し

多くは数分でおさまり、てんかんにはなりません

  • 多くは数分で発作がおさまり、そのあとしばらくぼーっとした状態が続いてから、少しずついつもの様子に戻っていきます。
  • およそ3人に1人が再発します。再発予測因子がない場合は約15%程度とより低いです。再発したこと自体で命に関わることはまれです。
  • 熱性けいれんを経験したお子さんの9割以上はてんかんを発症しません。「熱性けいれん=てんかんの始まり」ではありません。
一般的な情報です
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発作が起きたら

横向き・安全・時間を測る

横向き安全な場所へ寝かせ、顔を横へ向ける
見守る押さえつけず、口には何も入れない
時間始まった時刻と続いた時間を確認する
子どもを横向きに寝かせ、時間と呼吸を確認する三場面のフェルト図解
一般的な情報です
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発作が止まったら

呼吸と反応を見て、ゆっくり休ませる

横向きで休む、意識が戻ってから水分をとる、経過を記録する三つのフェルト場面
1

呼吸と顔色を見る

横向きのまま、反応が戻るか確認。

2

意識が戻ってから

しっかり反応してから水分を少しずつ。

3

経過を伝える

時間や左右差を診察時に伝えます。

一般的な情報です
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してはいけないこと

口に入れない、押さえない、飲ませない

  • 口の中に指やタオル・箸などを入れないでください。舌をかむことはほとんどなく、かえって危険です。
  • 体を無理に押さえつけないでください。
  • 意識がはっきり戻るまで、水分や食べ物・お薬(解熱薬含む)を与えないでください。
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検査・お薬

お薬は診察で決めます

  • 単純型で発作後の回復が良ければ、血液検査や頭のCT・MRI、髄液検査は基本的に必要ありません。意識の回復が悪い、左右差があるなど気になる所見があれば、詳しい検査をすすめることがあります。
  • 繰り返す発作を防ぐためのお薬(発熱時に使う坐薬など)を検討することもありますが、単純型の多くのお子さんには基本的に必要ありません
  • 解熱薬にけいれんを予防する効果があるという医学的な根拠はありません。熱によるつらさをやわらげるために使うのは問題ありませんが、「けいれんを防ぐため」に使う必要はありません。
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受診サイン

5分・反応・繰り返しを確認する

今すぐ119番・救急車

  • けいれんが5分以上続く、または止まらない

すぐに相談・受診

  • けいれんがおさまったあとも呼びかけに反応しない・目線が合わない・ぐったりしている
  • 24時間以内にけいれんを繰り返す
  • 首が硬い・頭の骨のすきま(大泉門)がふくらんでいる・繰り返し吐く
  • 発作のあと手足の動きに左右差がある・うまく動かせない
  • 生まれて初めての発作で生後6か月に満たない
  • 体に点々とした赤い斑点や紫色のあざのような発疹が出ている
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家族・予防接種

予防接種は、基本的に受けられます

  • 「けいれん=重い病気」ではありません。多くの熱性けいれんは、それ自体で命に関わることはなく、繰り返しても脳の発達に影響しないことが分かっています。
  • 熱性けいれんの既往があっても、基本的にすべての予防接種を受けることができます。心配な点があれば接種前にご相談ください。
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よくあるご質問 ①

再発・てんかん・脳への影響

Q. またけいれんを起こしますか?

一度経験したお子さんのうち、およそ3人に1人が、その後の発熱時にもう一度けいれんを起こすと言われています。再発の起こりやすさはお子さんによって差があります。再発したこと自体で命に関わることはまれです。

Q. てんかんになりやすいですか?

熱性けいれんを経験したお子さんの9割以上は、その後てんかんを発症しません。「熱性けいれん=てんかんの始まり」ではありませんので、過度に心配しなくて大丈夫です。

Q. 脳に影響はありますか?

多くの熱性けいれんは、それ自体で命に関わることはなく、繰り返しても脳の発達に影響しないことが分かっています。単純型で発作後の回復が良ければ、検査で異常が見つかることも多くありません。

Q. 解熱薬を使えばけいれんは防げますか?

解熱薬にけいれんを予防する効果があるという医学的な根拠はありません。熱によるつらさをやわらげるために使うのは問題ありませんが、「けいれんを防ぐため」に使う必要はありません。

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よくあるご質問 ②

お薬・予防接種・発作中の対応

Q. 予防のお薬(坐薬)は必ず使いますか?

ほとんどのお子さん(単純型)には、発熱のたびに予防のお薬を使うことはすすめられていません。長く続く発作を繰り返す場合など、一部のお子さんにだけ検討されるお薬です。使うかどうかは診察で判断します。

Q. 予防接種は受けられますか?

熱性けいれんの既往があっても、基本的にすべての予防接種を受けることができます。心配な点があれば、接種前に遠慮なくご相談ください。

Q. 発作中、口に何か入れたほうがいいですか?

いいえ。口の中に指やタオル、箸などを入れないでください。舌をかむことはほとんどなく、かえって危険です。体を無理に押さえつけることもしないでください。

Q. けいれんが止まったあと、すぐ水を飲ませていい?

意識がはっきり戻るまでは、水分や食べ物、お薬(解熱薬を含む)を与えないでください。呼びかけに反応するようになったら、無理をさせずゆっくり休ませてください。

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よくあるご質問 ③

いつ受診すればいいですか

Q. 発作を見たあと、いつ受診すればいいですか?

発作中や直後に「今すぐ受診してほしいサイン」に当てはまる場合は、迷わず救急受診・救急要請をしてください。当てはまらず、意識がしっかり戻って落ち着いている場合でも、初めての発作のときや心配なときは、その日のうちに診察を受けることをおすすめします。

Q. 迷ったときはどうすればいいですか?

迷ったときほど早めに連絡・受診してください。判断に迷うこと自体が、相談のサインです。

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フェルトのカワウソと親子
AMPL KIDS HEALTH GUIDE

まず横向きにして、
時間を測る。

5分以上続くときは119へ。迷うときは主治医へ相談してください。