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身長・体重・頭のサイズ(成長)について

健診のたびに記録する身長・体重・頭のサイズは、1回の数字よりも「どう伸びているか」の流れを見ることが大切です。ここでは健診での見方と、ご家庭でのポイントをまとめました。

これは何?

母子健康手帳には、身長・体重・頭のサイズ(頭囲)を記録する「成長曲線」というグラフがついています。健診のたびに測った値を点で打っていくと、同じ年齢のお子さんたちと比べてどのあたりにいるか、そして時間とともにどう伸びているかが見えてきます。

大事なのは「順位」そのものより、そのカーブに沿って伸びているかどうかです。順位が低め・高めでも、カーブに沿って安定して伸びていれば、それがそのお子さんなりの自然なペースであることがほとんどです。

どんな状態か(見るべきポイント)

身長の伸び方

身長は、同年齢の平均から大きく外れていないかに加えて、「伸びるスピード」が長く鈍っていないかも見ます。数か月〜1年程度の一時的な鈍化は生理的な範囲のこともありますが、2年以上にわたって伸びが緩やかな状態が続く場合は、ホルモンや体質などの原因がないか詳しく調べることがあります。

頭のサイズ(頭囲)

頭のサイズは、脳や神経の発達を見る手がかりの一つです。特に生後3〜4か月ごろ・1歳6か月ごろの健診では大切な項目とされています。3歳を過ぎると身長・体重を中心に見るようになりますが、発達面で気になることがあれば引き続き測ることもあります。頭のサイズも、絶対的な大きさより「カーブに沿って増えているか」がポイントです。

思春期のタイミング

体の変化(思春期)が始まる時期には個人差がありますが、目安となる年齢があります。

「早すぎる思春期」は、成長できる期間が短くなり最終的な身長に影響することがあるため、目安の年齢に該当する場合は詳しく調べることをおすすめします。

体重・肥満の判定

日本の子どもの体格評価では、大人で使うBMIとは違う「肥満度」という指標(身長に対してどのくらい体重が重いか・軽いかを計算するもの)を使います。単発の数値だけでなく、体重の増え方のカーブが急に上向きになっていないかも合わせて確認します。

小さく生まれたお子さんの場合

在胎週数に対して小さく生まれたお子さん(SGA)の多くは、2歳ごろまでに周りに追いつきます。追いつきが十分でない場合は、3歳以降に治療を検討できる制度があり、それまでの経過を一緒に見守りながら判断していきます。

ご両親の体格・成長のペースも参考にします

身長の伸びやペースには、ご家族の体格が影響することもよくあります。気になる場合は、ご両親の身長や、思春期が始まった時期などをうかがうことがあります。

おうちでのケア

こんなときはすぐ受診してください

よくあるご質問

Q. 身長の順位(パーセンタイル)が低めです。大丈夫でしょうか?

A. 順位そのものより、カーブに沿って伸びているかどうかが大切です。ご両親の身長や成長のペースも参考になりますので、気になる場合は健診でご相談ください。

Q. 頭が大きい(または小さい)と言われました。心配ですか?

A. 頭の大きさは、身長・体重とのバランスと、時間を追った増え方が重要です。多くはご家族の体格の範囲内におさまりますが、増え方が急な場合や発達面で気になることがある場合は詳しく調べることがあります。

Q. 3歳を過ぎたら頭のサイズは測らなくていいのですか?

A. 3歳以降は身長・体重が評価の中心になっていきます。ただし発達面で気になることがあれば、引き続き頭のサイズを確認することもあります。

Q. 思春期が早い(または遅い)か心配です。

A. 思春期が始まる時期には個人差がありますが、目安となる年齢があります。気になる兆候があれば、次の健診を待たずにご相談ください。必要に応じてさらに詳しい検査や専門の医師への紹介を検討します。

Q. 小さく生まれた子は身長の治療が必要になりますか?

A. 小さく生まれたお子さんの多くは2歳ごろまでに周りに追いつきます。追いつきが十分でない場合は、3歳以降に治療を検討できる制度がありますので、経過を一緒に見ながら判断していきます。お薬は診察で決めますので、この場で治療の要否をお伝えすることはありません。

Q. 肥満かどうかはBMIで判断するのですか?

A. 日本の子どもでは、大人のBMIとは異なり、身長に対する標準体重をもとにした「肥満度」という指標で評価します。数値だけでなく、体重の増え方のカーブも合わせて見ていきます。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに判断は変わります。気になることは遠慮なく主治医におたずねください。
※この情報は一般的な教育目的です。個別の診断・治療の代わりにはなりません。/AMPL