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血液検査(血球の数)について

血液の中の「赤血球」「白血球」「血小板」の数を調べる、よく行われる検査です。落ち着いて、担当医と一緒に結果を見ていきましょう。

これは何?

血液を少し採って、その中に含まれる細胞の数や種類を調べる検査です。専門的には「血算(CBC)」と呼びます。

結果によっては、採った血液を顕微鏡でも観察することがあります(「末梢血液像」といいます)。細胞の形や種類を目で確認することで、数字だけでは分からない情報を追加で調べます。

なぜ必要?/年齢でものさしが違う理由

この検査は、次のようなときによく行われます。

お子さんの「正常な範囲」は、月齢・年齢によって大きく変わります。生まれたばかりの赤ちゃんと6歳のお子さんでは、そもそも見ているものさしが違います。たとえば白血球の中の「リンパ球」という細胞は、乳幼児期には多いのが普通で、これを大人の基準表と見比べて「増えすぎ」と心配する必要はありません。私たちは年齢ごとの目安を使って結果を判断していますので、大人向けの基準表とお子さんの数字をご自身で見比べて心配しすぎないようにしてください。

生後2〜3ヶ月ごろの「貧血気味」について
生まれた直後の赤ちゃんのヘモグロビンはむしろ高めですが、その後、体の中で赤血球をつくる働きが一時的にゆっくりになり、生後2〜3ヶ月ごろに向けてヘモグロビンの値がいったん下がります。これは多くの赤ちゃんに見られる自然な経過で、「生理的貧血」と呼ばれます。ほとんどの場合は特別な治療をせず、様子を見ながら経過を確認していきます。早く生まれたお子さん(早産児)では下がり方がやや強く、時期も早めに出ることがあるため、より丁寧に経過をみます。

検査の流れ・おうちでのケア

こんなときはすぐ受診してください

よくあるご質問

Q. 数値が基準値から少し外れていると言われました。心配ですか?

A. 子どもの基準値は年齢によって大きく変わり、大人の基準表とはものさしが違います。少しの外れだけで病気とは限らず、他の所見や経過とあわせて判断します。気になる場合は次の受診時までの様子もお伝えください。

Q. 白血球や血小板の数が少し多い(または少ない)と言われました。すぐに大きな病気ですか?

A. かぜなどの感染症でも一時的に数が変動することはよくあります。数字だけで病気が決まるわけではなく、症状や経過とあわせて総合的に判断します。心配なときは何度でもおたずねください。

Q. 顕微鏡で見る詳しい検査(末梢血液像)が必要と言われました。

A. 血液の細胞の形を目で確認することで、原因をより正確に絞り込むことができます。「詳しい検査=重い病気」という意味ではありません。

Q. 貧血と言われました。鉄のお薬はすぐ必要ですか?

A. 貧血にはいくつか種類があり、原因によって対応が変わります。お薬が必要かどうか、必要な場合の内容は診察で医師が判断して決めます。生後2〜3ヶ月ごろの自然な経過による軽い貧血では、治療をせず様子をみることもあります。

Q. 血算の結果が正常なら、大きな病気の心配はないですか?

A. 血算はとても役に立つ検査ですが、これだけですべての病気を見つけられるわけではありません。結果が正常でも、熱が長く続く・骨の痛みが続く・あざが増えるといった症状が続く場合は、経過を見ながら必要に応じて追加の検査をご相談することがあります。

Q. 何回も採血が必要になるのはなぜですか?

A. 一度の結果だけでなく、数値の動き(経過)を見ることで、より正確に状態を把握できることがあります。回数が多いこと自体が悪いサインというわけではありません。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに判断は変わります。気になることは遠慮なく主治医におたずねください。
※この情報は一般的な教育目的です。個別の診断・治療の代わりにはなりません。/AMPL