肝臓・腎臓・骨、体の中の塩分や水分のバランス、血糖の値などをまとめて調べる検査です。お子さんは大人と「正常な範囲」が違う項目がいくつもあり、担当医が年齢に合わせて判断します。
採った血液を使って、体のいろいろな臓器や仕組みがうまく働いているかをまとめて調べる検査です。「生化学検査」と呼ばれることが多く、主に次のようなものを見ています。
症状に応じて、これらの一部だけを調べることも、まとめて調べることもあります。どの項目を調べるかは、そのときの症状に応じて医師が判断します。
この検査は、たとえば次のような場面でよく行われます。
「大人の基準値」とそのまま比べないでください
お子さんは大人と体のつくりが違うため、正常な範囲(ものさし)そのものが年齢によって変わります。たとえば骨がぐんぐん育っている時期は骨の数値(ALP)が大人の3〜4倍になることがあり、これは異常ではなく成長のあらわれです。反対に、腎臓の数値(クレアチニン)は筋肉量が少ない乳幼児ではもともと数値が低いため、「大人の正常範囲に収まっている」ように見えても、実はお子さんの年齢の基準からすると高めということもあります。カリウムやリンも赤ちゃんの時期は生理的に高めです。私たちは年齢ごとの目安を使って結果を判断していますので、大人向けの基準表とお子さんの数字をご自身で見比べて心配しすぎないようにしてください。
Q. 検査結果の数値が大人の基準と違うと言われました。異常ですか?
A. 子どもの正常な範囲は年齢によって大きく変わり、大人の基準表とはものさしが違います。年齢の目安から少し外れているだけでは病気とは限らず、症状や経過とあわせて判断します。
Q. 血糖が低いかもしれないのに、なぜすぐに糖分の治療をしないのですか?
A. 原因をはっきりさせるための検査は、糖分を補う前でないと正確な値が採れないことがあるためです。ただしお子さんの意識がはっきりしない、けいれんが続くなど重い状態のときは、安全を最優先し、採血より先にすぐ治療を始めます。
Q. 採血のときに泣いてしまいました。検査結果に影響しますか?
A. 強く泣いたり暴れたりすると、筋肉や血球に関する一部の数値が一時的に高めに出ることがあります。結果に疑問があれば、落ち着いた状態での再検査でご説明します。
Q. 「詳しく調べましょう」と言われました。重い病気ですか?
A. 「詳しく調べる=重い病気」という意味ではありません。ひとつの数値だけでは原因を絞り込めないことが多いため、より正確に判断するための追加検査をお願いすることがあります。
Q. お薬はいつ、どれくらい必要か教えてもらえますか?
A. お薬が必要かどうか、必要な場合の内容や量は、検査結果と診察の所見をあわせて医師が判断して決めます。お薬は診察で決めます。
Q. 何回も採血が必要になるのはなぜですか?
A. 一度の結果だけでなく、数値の動き(経過)を見ることで、より正確に状態を把握できることがあります。回数が多いこと自体が悪いサインというわけではありません。